マツダRX-7純正テンパータイヤを流用する

2006年9月16日作成

今時の交通事情から考えると、パンクの遭遇率は減っているし、サイドウォールを傷つけるとか、リムが外れるとかなんてトラブルに遭うのはまれだ。

トランク容量確保、軽量化、メンテナンスの簡素化などのメリットから、特に最近の車はパンク修理キットを装備しているだけなんて事が多い。

しかし、かれこれ16年ほどの運転歴の間に遭遇した、パンク等タイヤ交換が必要なトラブルは・・・
・排水溝に脱輪し、サイドウォール穴あき。
・走行会で脱輪?し、リム曲がり。
・釘?を踏んでスローパンク。
・走行会でスピンし、コースアウト横向きにスライドして、前後ホイールリム摩滅損傷。
・道路に落ちていたヘキサゴンレンチを踏んで、スローパンク。
・走行会で脱輪し、リム曲がり。
・走行会で、タイヤリム外れ。

と、まあ大半は通常走行ではないのですが、過去7回の経験の内、パンク修理キットで助かるのは僅か2回。
と言うことで、走行会行くならスペアタイヤは、くまにとって必須である。

ほぼ1年前、ヤフオクで入手していた、FDのテンパータイヤ。
多分付くだろうと(爆)倉庫に眠らせたままだった。

NCでジムカーナ練習会に参加することにしたので、各種準備ついでに、台風接近に伴う雲行き怪しい天候の中、本当に装着できるのか確認することにした。

まずは、どこに積むか。
理想は、運転席のシート後の空間に立てて積むこと。これなら重量配分的にも車体中心部だし、何よりトランクスペースが犠牲にならない。
うまくやれば、シートでスペアタイヤを固定できる。
次に、助手席シート後。
駄目なら、トランクだ。

で、積んでみました。
運転席後。→まっすぐ収まりません。斜めに収まる形になるので、固定の安定性に不安。

と言うことで、助手席すっ飛ばして、トランクルームへ。

見事にすっぽり収まりました。
しかも内装の凹凸で軽く固定されます。
開発時に、スペアタイヤを収める事が可能で、
かつ固定できるような設計をしたに違いない。
トランク後側。
ちょうど中央凸部によって、タイヤが引っかかるように
なります
トランク前側。
絶妙にスペアタイヤを避けています。
かといってたっぷり隙間があるわけではありません。

さらに、、、

車載ジャッキ収納部の蓋ですが。 きちんと開くし、取り出しも出来ます。

軽量化や、トランクスペース確保の結果、スペアタイヤは積まれなくなったけれども、ちゃんと積むことを考えて設計したに違いない。
確かに、パンクしたタイヤをトランクに積み込むため、と言う理由もあるだろうけれど、付け替えるタイヤがないのだから積むことは考えなくても良いはず。
きっと、開発陣は確信犯に違いない。

トランクに積める事は判ったけれど、実際に問題なく装着できるのか?
と言うことなので、当然実地検証を実施。

キャリパーと、リムの隙間はこんな感じ。 キャリパーとスポークもこれくらい隙間あり ロアリンクとは余裕。

と、問題なく装着OKと判断。
ただ、ホイールの内側のリムのエッジにアルミの錆が浮いているので、機会を見て錆落としと、表側のスポークの塗装の剥がれ修復兼ねて
再塗装しなおそうかと。
あと、3年物の中古品だけに、次の車検の時期にはタイヤを新品にしておいた方が、安心かな。

装着したらこんな感じです。
実際には接地すれば、もう少し外になるかな。

ちなみに、RX-7(FD)とRX-8のディーラーOPのテンパータイヤのサイズは下記の通り。
RX-8より、RX-7の方が、外径(直径)で約10mm程小さい計算です。
RX-8のは、吊り下げフック、タイヤカバーなどが付いたキットで、タイヤ別で34000円ほど。

くまの使用しているスペアタイヤのデータを調べてみました。

タイヤ:T135/70D/16
ホイール: 4T×16 PCD 114.3 OFF+40

ふと、このホイールが装着されていた年式をEPCで調べてみたのだが、H10年以前らしい。
ただ、タイヤの製造ナンバーを見る限り3〜4年程しか経っていない。
なぜなら、H10年式以降のスペアタイヤのホイールは、17インチしかない。
ちなみに、アルミ26000円、鉄9600円ほどらしい。

と言うことは、タイヤだけ入れ替えているのだろうか?

RX-8 T125/70D/17
RX-7 T135/70D/16 T125/70D/17