よくみる外科の疾患(1)


伏針(ふくしん)

足底部に針が入っています。あわてず病院で取り出してもらいましょう。われわれはテレビのレントゲン透視をしながら取り出しています。体中を針が回ることはないのです。
ガングリオン

よく手首の関節、その他の関節に発生します。偶然気がつきビックリしますが心配ありません。腱鞘(けんしょう)や関節嚢から発生し、ゼリー状の内容物を含む嚢腫(ふくろ)です。
鶏眼(うおのめ)

第5趾、第4・5趾間によく生じます。靴などの圧迫による機械的刺激により皮膚の角化層が増殖し真皮に食い込むために痛みがでます。柔らかくしておいてメスでとりますが、医師にまかせましょう。
粉瘤

顔面、背中、体の至る所に単発する表皮性の腫瘍です。大きさはエンドウ豆〜鶏卵大で徐々に大きくなり時に感染します。腫瘍の中央部に小さな穴をみることが多く圧迫すると悪臭をもつ粥状内容物が排出される。皮膜をふくめて手術除去をおすすめします。
陥入爪

爪甲が真皮に進入することのよって起こります。疼痛を伴いしばしば化膿、肉芽腫を生じます。治療は簡単な手術を行います。

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