audio.jpg  決して人様に自慢出来るようなシステムではなく、どの機器もローエンドの製品ばかりで、強いて言えば、年代物のFMチューナーが珍しいぐらいでしょう。
 確か20年ほど前に発売されたこのTechnics 38Tと言うチューナーは、ダイヤルを合わせた放送局の方向にアンテナの向きを自動的にコントロールするオプション等と合わせると50万円近くしていて、そのシステムのベースになっているほどの物なら基本性能が優れているだろうと言う理由だけで決めてしまいました。ちなみに、それまで使っていたのは、当時名機と言われていたトリオのKT−7000でした。
 アンプはサンスイのAU−V7500Bで、ビデオやレーザーディスクの再生用にサラウンド対応です。部屋が狭い為に床にスピーカーを置く場所がなく、フロントは娘が使っていたミニコンポ用スピーカー、リアは12センチシングルの小型を、いずれも天井近くの壁に取り付けてあります。
 ビデオデッキは画質にこだわってS−VHSにしましたが、テレビ番組で録画する気になるものがほとんどないし、レーザーディスクのレンタルもあっけなくポシャってしまったので、今のところは宝の持ち腐れです。
 一応息子の部屋にはレコードプレイヤーも置いてあり、ジャズを中心にLPレコードも200枚ばかり持っているのですが、この何年かは針を降ろした記憶がありません。
 現在のシステムになる前は、もう少しマニアックにプリアンプはパイオニアSC−3000、パワーアンプは自作のトランジスタや真空管アンプを使っていた時期もありましたが、乏しい知識しかない素人が自作しても、なかなか市販品のローコスト品の性能を凌ぐ事さえ難しいと言うのが実感です。
 オーディオ(当時はオーディオと言う言葉さえ一般的でなく、HiFiと言っていました)には高校生の頃から憧れていましたが、社会人になって初めてもらったボーナスで(2万円ぐらいだったかな?)、プラスチック製のプレイヤーとPHONO端子付きの小型真空管ラジオを買ったのがスタートでした。
 その後、アンサンブルステレオと言われていた一体型タイプを中古で購入し、やっとステレオになりましたが、次に3点セパレートタイプに出世して、何とかオーディオらしくなりました。
 この頃からコンポーネントステレオ全盛の時代になり、アンプがサンスイのAU−777、チューナーが同じくTU−777、スピーカーもサンスイのSP−2002、オープンリールデッキがパイオニアT−6000と言う組み合わせで、いっぱしのオーディオマニアの気分になっていました。この時代の一部の機器は未だに捨て切れず、倉庫に保管しています。
 この当時、日本で一番初めに市販されたアイワのTP−1009と言うカセットデッキも導入しましたが、カセットが音質的に何とか満足できるようになったのは、その後3〜4年ぐらい経って、各社とも3代目ぐらいの製品になってからだったと思います。
 実は1年ほど前までは、子供の成長に伴い住宅事情が悪くなって、音楽を聴く手段はCDラジカセのみと言う所まで悪化していましたが、何とか今のシステムまで持ち直しました。内心ではもっと上のシステムを狙っているのですが、果たして何時になる事やら・・・
 ぼちぼち各社からDVDプレイヤーも発売され始めたし、もう少しソフトが充実してきたら、考えてみるつもりです。
 パソコンとディスプレイの台になっているのは、最近知人からもらったスーパーウーファーで、横にしてキャスターをつけると丁度良い具合になりました。写真には写っていませんが、普段は小さなテーブルをスーパーウーファーの前に置いてキーボード&マウス台として使っています。

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