ロード・スター


 車種はNB6オートマのスペシャルエディションです。決して車が趣味と言い切れるほどのマニアではなく、基本的には通勤の足です。コーナリングがどうこうと言ったテクニックや蘊蓄は持ち合わせていません。ただ、昔のアメリカ映画の影響で年甲斐もなく一度オープンカーのオーナーになってみたかったのです。子供たちもそれぞれ自分の車を持ったし、無理に4人乗りの車を持つ必要がなくなったのもロードスターを選んだ大きな理由です。
 この車を買ってすぐにホンダのS2000が発表になり、一瞬しまったと思いましたが、今ではそれほど気にならなくなりました。
 今にして思えば1.6Lでなく1.8Lのマニュアル車にしておけば良かったと後悔していますが、いざとなると40万、50万円の違いが大きく感じました。その割にはフロントエアダム、サイドエアダムスカート、リアスポイラーなんぞを付けて余計な出費もしています(^^;) 車の専門雑誌などでは時たま1.6Lの方がバランスが良いと書かれている記事も見ますが、やはり出足やスピードの伸びが今一のように感じます。
 同僚たちの反応は、何でこんな二人しか乗れない車にしたの?と散々で思っていたよりも不評でした。しかし季候の良い時にオープンで走るのは、なかなか気持ちの良いものです。気に入っている点は、他の日本車にない後ろから見たグラマラスなスタイルです。その反面、現行車のフロントから見た感じは、ライト周りの処理が余りデザイン性を感じません。
 想像するより幌の開閉は簡単です。まず開けるときは15秒もあれば可能なので、信号待ちの交差点ででもアッと言う間にオープンに出来ます。ただ、閉じる時は座席に座ったままでは、余程の力持ちでないと不可能でしょう。一度幌の端を上に持ち上げるようにしなければなりませんが、座席からだと引っ張るようにしか力が入らないので、一度車を降りて運転席の上まで持ってくるしかありません。

自分が気に入らない点
 人によって感じ方は違うでしょうが、ホイールアーチとタイヤの間が開きすぎのような感じで間が抜けて見えます。もう二周りぐらい大きなタイヤを入れればカッコ良くなるかな?それとも車高を落とせばマシになるかも知れませんが、今でもフロントエアダムスカートと地面の間が狭くて、ちょっとした段差を越える時も気を遣いますのでこれ以上は下げられません。それと純正アルミホイールの梨地仕上げは汚れが落ちにくいし、リムの溝は、特にスプレー式のタイヤワックスを吹き付けた時に流れ込んだ液体が乾燥して固まると、少々拭いたぐらいでは落ちません。