2001年度(社)日本青年会議所(※1)第50回全国会員大会 大阪大会式典
〜 今、輝けるものとの出会い 〜
(※1)青年会議所 (JC)
明るい豊かな社会の実現を理想とし、次代の担い手たる責任感をもった
20歳から40歳までの指導者たらん青年の団体。
|
年に一度、日本青年会議所の会員が一同に介し今年度の事業報告や次年度への引継式が行われます。
毎回ミュージシャンがゲスト出演するのですが 「今年はユーミン」 との情報が関係者の間で流れており
関連公式サイトや式典パンフレットのどこにも "ユーミン" の文字は見受けられませんでしたが
40歳で "卒業" となる会員をお祝いする "卒業式" で、噂通りユーミンが3人のメンバーと共に登場しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大 会 式 典 プ ロ グ ラ ム
|
日 時 ● 2001年10月14日(日)
開場:午前 8:00
開会:午前 9:00
閉会:午後12:30
場 所 ● 大阪城ホール
対 象 ● JCメンバーのみ
(一般入場不可)
登録料 ● 10,000円
|
[ 1] 黙祷
[ 2] オープニング(歌:Chaka・越智順子 / ピアノ:西村和彦)
[ 3] 開会宣言
[ 4] 宮様ご臨席
[ 5] 国歌 独唱 (歌:Chaka)
[ 6] JCIクリード唱和 (※2)
[ 7] JC宣言並びに綱領唱和 (※3)
[ 8] ご来賓挨拶 (大阪府知事:太田房江 / 大阪市長:磯村隆文)
[ 9] 宮様お言葉
[10] 2001年度活動報告・褒賞受賞発表
[11] 新JC宣言の発表 (バイオリン:きのはらしげこ / ピアノ:飯田一樹)
[12] 会頭総括スピーチ
[13] プレジデンシャルリースの伝達
[14] 次年度会頭予定者挨拶
[15] 宮様ご退席
[16] 来賓ご退席
[17] 次年度開催地紹介 (鍵の伝達〜PRビデオ〜代表挨拶)
[18] 卒業式
[19] エンディング
[20] 閉会
(※2) JCI:国際青年会議所
(※3) JC:青年会議所
|
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
会場の中央に真っ白な四角のセンターステージが組まれ
ステージの上空部分には四方(東西南北)に向けてスクリーンが設置されていました。
ユーミンとメンバーの皆さんは上図の番号位置@ABCの椅子に座り矢印方向を向いていました。
|
■ ステージ写真 ■
南西方面からのステージ写真です。
中央のブルーのライトが当たっている部分がステージで
その上にあるのが四方に向けて設置されたスクリーンです。
暖かい光で灯るたくさんのライトが星空の様でした。
※ ビデオ・カメラ持込禁止の制限はありませんでした
|
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
プログラム[17]が終わったところで会場の照明が落とされ、
日本青年会議所誕生から今日までを時代の世相と照らし合わせた映像がスクリーンに流されるなか、
ステージでは4つの椅子と機材が準備されていました。
やがて、ユーミンと3人のメンバーが北方面から登場し椅子に腰掛けましたが、観客にはユーミンだと気付かれていない様子。
やさしさに包まれたならのイントロが軽快に流れ出し、歌い出すと同時にスクリーン一杯にユーミンの顔が写し出されると
"ウォー!"という歓声と指笛の嵐。
客席のほとんどが男性という事もあり、野太い雄たけびと分厚い拍手、手拍子の音がスポーツ観戦のようでした。
ネット上のユーミン関連の複数のメーリングリストやチャット、掲示板で
度々 話題にあがるやさしさに包まれたならの手拍子についてですが
今回のステージでも最初は頭打ちだった手拍子が2番になると同時に裏打ちに変わるという不思議な現象が起こりました(笑)
|
|
■ シンプルな衣装で登場 ■
歌い間違えて肩をすくめ舌を出しながらおどける場面も
|
▼
やさしさに包まれたならを歌い終わってからのMC
● ユーミン≫(タンバリンを鳴らしながら)わー! |
観客 ≫ 拍手&歓声&指笛 |
● こんにちはー! |
ウォーッス! |
● えー今日はJCの第50回・・・全国会員大会? |
客席から”そうです!”の声 |
● ハイ!お招きいただいて、ホントに、ありがとうございまーす! |
拍手 |
●(拍手が鳴り止まぬうちに)中島みゆきです。 |
大爆笑 |
● えー今日は大事な卒業式。今日、卒業される方は40歳。
えー・・・、36年生まれ、丑年? 私より、2コ、上だ! |
爆笑 |
● おめでとうございます。
えー、土屋会頭の、たっての、リクエストにより、えー、今日、あのここで唄わせて頂く事になりました。
あのー短い時間ですけど、どうぞよろしく。 |
拍手 |
● 何か、あのー・・・、スゴく、いつもの、ステージとは (笑いながら) 全く違いますけど |
爆笑 |
● 凄くシンパシーがあるというかね、
えー、まぁ、こう、環境、育った環境とかからかも知れないんですけど
えー、友人にJCのOBとか、あのー、色々、います。
それとか、あのー・・・、何だろ
何かここに立ったら、今日来てらっしゃる皆さん、
それぞれどの街でどういう暮しでっていうことはそれぞれ違っても
何か共通の10代とか20代の「絵」がホントに浮かんでくるような気がして、
えー、きっと、あの、今日唄ったら、私の、気持もわかってもらえるかなっていう、
えー、すごく、えー、そういう気持になっています。
じゃ・・・、次の、曲をお送りしたいと思います。
|
|
▼
ハモリのチューニングを2回した後、小さく”one,two,three”とカウントをつぶやき・・・
|
■ 守ってあげたい ■
"So,You don't have to worry, worry・・・♪"
歌い始めた途端、歓声と拍手喝采。
青春時代の映画「ねらわれた学園」を思い出すのか
暖かい色のライトの中で歌うユーミンに
客席からは左右にリズムを取りながらの手拍子が。
|
▼
|
■ いーなぁ、40! ■
客席からの呼びかけに手をあげて応えるユーミン。
その一挙一動に盛り上がる客席。
|
▼
守ってあげたいを歌い終わってからのMC
拍手喝采 背面(北方向)の男性客から「ユーミ〜ン!」の声。 |
● どうも。(後ろを振り向き手を振る) |
拍手 |
● いーなぁ、40! |
大爆笑 |
● えへへ!(笑)あと2年だ! |
大爆笑 |
●(笑)しつこいですね。
えーここでメンバーをネ、紹介したいと思います。
いつもは10人編成で、あのコーラスとかもいるんでね、もっかツアー中なんですけれども、
アンプラグド・・・スタイル、の時間がありまして。
で、ホントはあのプラスもう一人ツアーの時はいるんですが、でも今日はセイエー(精鋭)で、えへへ。
じゃ、あの・・・、彼から・・・、え〜・・・、サオオヤジ、2号 |
笑 |
● 中川雅也、です。 |
拍手 |
● 富山出身でね、えー、国体級にスキーがうまいのと魚にうるさいから
ツアーでは海鮮評論家とも言われています。
えー続いては、えー、こっちの左手の、えー・・・、そっちから右隣ですね。
サオオヤジ1号。いちっ・・・、えへっ、市川祥治。 |
拍手 |
● 20年ぐらい、以上、25年近くステージを一緒にやっています。
えーと、てな訳で、ゲレンデで見ると外人に見えます。 |
笑 |
● 空港では、えー、中東の人に見えます。 |
大爆笑 |
● そして一番向うはサオオヤジ3号。 |
拍手 |
● 遠目・・・、あ、そうか、名前言わなかった。田中章弘。 |
拍手 |
● 遠目はね、トヨエツ入ってます、チョット。 |
笑 |
● 近くで見るとビリーバンバンっていう。 |
大爆笑
|
|

■ MCも絶好調 ■
(左から)中川雅也さん、ユーミン、市川祥治さん 、田中章弘さん。
黒で統一した大人の雰囲気いっぱいのメンバーに、MCの時にもフラッシュの嵐。
|
● で、さっきの話の続きなんですけれども、
あのー私はリゾートコンサートを、えー、春と夏に、えーやってまして、
あのー、春っていうか初春かな、えっとー、ナエバのスキー場。
それから隔年なんですけど、このところは、でも、づーっと長いことやってます、葉山の、葉山マリーナ。
エー、その葉山の時にですね、逗子、葉山青年会議所、JC、お世話になって、あのーご協力頂いて。
地域密着型のイベントなもんで |
笑 |
● あのー騒音の問題とか。
(笑いながら)口封じって訳じゃないですよね? |
大爆笑 |
● ごめんなさい!
あのー、楽しく海辺で語らったりなんか、
そういう、ご縁もあったんだなぁーなんて ふと思い出しました。
では、えー、最後の曲なんですけども、えっとー、
ニューアルバム『acacia』の中から『幸せになるために』っていう曲をお送りします。 |
(拍手)
|
|
▼
|
■ 幸せになるために ■
雪の結晶をデザインしたようなライティングの中で
卒業生たちに話しかけるように唄うユーミン。
|
▼
幸せになるためにを歌い終わって・・・
"どうもありがとうございました"という短い挨拶を残し
拍手喝采の中、客席通路を通って会場から姿を消しました。
そして、プログラム[18]の卒業式の後、来賓席に再び登場したユーミンは
短い挨拶の後、今度こそ本当に、すぅっと消える様にさよならしました。
卒業写真が流れるなか、ステージ上に詰め掛けた卒業生たちの顔がスクリーン一杯に映し出され
天井からは白い紙ふぶきが−。
曲に合わせて肩組みリズムを取る卒業生の表情はどれも満足感と達成感に満ち溢れていました。
|
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
式典後の卒業レセプションの会場となった『パノラマビアレストラン アサヒ』でもBGMに卒業写真が使われていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
|
■ まるでスポーツ観戦 ■
客席のほとんどが男性ということもあり、
通常のコンサートと違って野太い歓声、あちこちで鳴り響く指笛、
笑いに沸くと会場全体が揺れる様で その様子はまるでスポーツ観戦。
ユーミンの歌声もいつも以上に力強く張りがあって
会場の雰囲気を楽しんで歌っているようでした。
『天国のドア』リリース時にたくさんの雑誌のインタビューを受けていた頃
"読者層に合わせてコメントする"と語っていましたが
今回のステージでも「ビリーバンバン」のたとえなど、
40歳のハートをしっかりつかんでいて、改めて感心してしまいました。
出張先で○○巡りばかりしているであろう(私は違う)30代、40代の男性陣から
ユーミンのスタイルを絶賛する声が多くあったのも非常に印象的なイベントでした。
|
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トップページにもどる