ワゴンに乗ってでかけよう Vol.4-1 時をかける少女〜広島県・尾道市ロケ地を訪ねて〜

尾道マップ

尾道に自家用車でお出かけの場合、市街地や観光スポットには十分な駐車場がなく道路も混雑気味なので
千光寺公園駐車場(普通乗用車1回500円)を利用し、千光寺ロープウェイで街に降りるのがおすすめv(^-^)

千光寺ロープウェイ

千光寺ロープウェイ山頂駅から尾道市街を

千 光 寺 ロ ー プ ウ ェ イ
●●● 運転時間…9:00〜17:15
発車時間…毎時00分・15分・30分・45分
年中無休
団体等多客の場合、定員になり次第臨時運転
料金表
大人…片道券280円・往復券440円
小人…片道券140円・往復券220円 (6〜11才)
※ 運転時間・料金等は変更の可能性もあります

千光寺ロープウェイ山麓駅ではお土産、尾道ガイドマップ、
大林宣彦監督の映画パンフレットなどが販売されています。

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山麓駅のすぐ隣の参道を奥に進むと 艮神社(うしとらじんじゃ)金山彦神社(かなやまひこじんじゃ)があります。
(写真↓は艮神社境内・左奥の路地)

うしとら神社横の路地 フィルム順番

(コマ送り)
うしとら神社横の路地
映画後半、『土曜日の実験室』を目指して和子が時をかけるシーンとして撮影された路地

金山彦神社
● 金山彦神社 ●

和子が時を超えて降り立つ
金山彦神社の鳥居(艮神社本殿・左隣)

うしとら神社
● 艮神社 ●

そして、両親に連れられた幼い頃の自分に出会う艮神社。
平安時代(806年)建立の尾道最古の氏神。
大林映画のロケではスタッフと出演者が
撮影の無事と映画の大ヒットを祈願します。

艮神社と金山彦神社の実際の位置関係は、
フィルム内の位置関係とは異なっています。

うしとら神社の大楠
● 艮神社の大楠 ●

“同一時間に二重存在は不可能”という理論のもと、
幼い和子が『神かくし』にあう艮神社の大楠(おおくすのき)。

樹齢900年になる広島県の天然記念物です。

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艮神社の参道を元に戻り、長江通りへ−。
長江通りを北上すると通りの右側、鈴木歯科の5軒手前にある梶山時計店

梶山時計店
● 大時計 ●

和子がタイムトリップする時に逆回転する梶山時計店の2階の時計。

映画撮影後に針と文字が赤く塗り替えられました。
今でも静かに 『尾道の時間』 を刻んでいます。

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鈴木歯科の角を右に折れてしばらく行くと…、

タイル小路・道しるべ
● タイル小路への道標 ●

タイル小路(たいるしょうじ)と
御袖天満宮(みそでてんまんぐう)への道案内。

御袖天満宮は映画 『転校生』 のロケ地です。

タイル小路その1 タイル小路その2
● タイル小路 ●

地震の後に和子がゲタを履いて歩くタイル小路。
カラン、コロン…。聞こえてくるかなぁ? (6_6)c

大阪万国博覧会が開催された1970年に作られた路地。
全国から訪れた映画ファンがタイルにメッセージを残しています。

タイル小路その3 下校途中の和子が振り返るシーン。
映画ではこの坂の向こうに沈み行く夕陽と町並みが−。
タイル小路その4 地震後の火災現場から帰宅する和子が
何者かに口を塞がれるシーンの撮影場所。
防火用水 和子が時をかけるシーンで
一瞬登場する『防火の水』もタイル小路にあります
大林監督のタイル
● 大林宣彦監督直筆のタイル ●

タイル小路を管理されている方が保管しています。

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来た道を逆戻りしていったん長江通りへ-。
長江通りを北へ進むと、左側に山城戸通りがあります。

城山戸通り この山城戸通りの坂をしばらく登ると…
深町家
● 深町家 ●

深町家の撮影に使われたM邸が−。

白い温室は残念ながら今はありません。
撮影に使われた温室の200鉢のラベンダーは造花です。

深町家敷地内
● 通学路 ●

「植物博士さん、もうお出かけ?」
そんな和子の声が聞こえてきそうな深町家前の道。

竹薮の道
● 通学路の竹薮 ●

モモクリ3年、カキ8年…♪

M邸を200mほど上がると 和子と深町が登下校で通う竹薮の道。

現在では土地のオーナーが変わり 竹のほとんどが伐採されています。

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またまた長江通りに戻って、さらに北へ。
道の左側にある浅野税理士事務所の手前の角を左、
二股の路地を左方向にしばらく歩くと柳水井(りゅうすいい)があります。

柳水井
● 柳水井 ●

豊臣秀吉が九州からの帰路、尾道に泊まった時、
この井戸の水で茶の湯をたてて献じたと伝えられる名水。
幕末の学者、宇都宮龍山の筆になる柳水井の銘が残る。

『気ままに尾道−散策百選』(尾道観光協会)より

この柳水井の向こうに見える角を折れると−、

和子の家の前の石段
● 和子の家へと続く石段 ●

和子の家へと続く石段があります。

映画の中での家と石段の位置関係は実際の位置関係と異なっています。

ゴロちゃんにハンカチを返しに行くシーンや
土曜日の実験室を目指してタイムスリップするシーンで登場します。

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またまたまた長江通りに戻り、今度は道の右側にある長江小学校の石段を上ります。

校門
● 長江小学校の校庭の隅にある石段 ●

和子が通う学校の校門。
映画では校門(石柱)がセットで組まれています。

和子 「おはよう!ほら急いで急いで、遅刻、遅刻!」

校庭
和子
「おはようございます」
立花
「もう元気になった?」
和子
「はい。福島先生、そのネクタイ…」
立花
「え、何?」
和子
「いえ、素敵ですねって言いたかったんです…昨日。」
立花
「昨日?」
福島
「何だ変な子だな。昨日たって、コレ、
君に昨夜プレゼントされたばっかりで今日はじめてしめたんだよなぁ」
立花
「福島先生、それと同じネクタイ、お持ちだったんですか?」

校庭に桜吹雪が舞うシーン、実は造花の花びらでした−。

ゴミ焼却炉
● 校庭隅のゴミ焼却炉 ●

ゴロ
「芳山クンってさ、ちょっと生意気だよなぁ」
深町
「どうして?」
ゴロ
「だってそうじゃないか、こうしなさい、アレしなさいってさ。お姉さんぶっちゃって。」
深町
「ふぅん、そうかなぁ?」
ゴロ
「おまけにさ、手を洗ってらっしゃいだってよ。」

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尾道ロケ地巡りの最後は西国寺を目指してください。
西国寺の少し手前の道を左へ行くと、和子の家の撮影に使われたK邸があります。

和子の家
● 和子の家 ●

和子の母
「ねぇ、寝てたほうがいいんじゃない?」

和子
「大丈夫…。」
テラス 和子はこの白いテラスからゴロちゃんの家の火事に気づきます。

実際のゴロちゃんの家は広島県・竹原市にあります。

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尾道の小旅行はいかがでしたか?こちらもあわせてご覧ください 尾道市ホームページ

さぁ、今度は竹原市へ−!

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