大阪商工会議所は米国生まれの人気テレビドラマ「アニマル・レスキュー・キッズ（ARK)」の 大阪ロケ誘致に乗り出した。 ARKは欧米でブームを呼び、NHK教育テレビでも放映されている。 米国の制作会社が新シリーズのアジアロケを計画。 東京の番組配給会社がスポンサー探しをスタートさせたため、 ロケ誘致で大阪のイメージアップに取り組む大阪商工会議所もこれに協力する。 ARKは、動物を愛する10歳代の仲間たちで作る動物救出チームが知恵を出して、 大人や社会の身勝手で生命を脅かされている動物を救う少年少女向けドラマ。 米国の制作会社が既に3シリーズ（1シリーズ当たり計13話）を制作。 日本では昨秋、NHK教育テレビの毎週火曜日午後6時台で放映が始まった。 ※ テーマソング : 【TWINS】 松任谷由実 制作会社側はアジアで新シリーズのロケ地を探していたが、 これを知った大阪商工会議所などでつくる『大阪ロケーション・サービス協議会』が 誘致を働き掛けた。 大阪岬町の『みさき公園』内の動物園をARKの"基地"にし、 府内各地に"出勤"するというシナリオを検討している。 実現に向けての課題は制作費の確保で、大阪商工会議所は 「大阪城や通天閣などの定番名所だけを売り物にする時代ではない。 大阪の多様な顔をアピールしたい。 できる範囲でスポンサー探しに協力する。」（大野隆夫・専務理事） と積極姿勢だ。 2001年（平成13年） 3月15日 （木曜日） 毎日新聞

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