第10回・アンチキルケばか詰作品展
短編の部短1 たくぼん 作 (登場21回) アンチキルケばか詰 5手
![]() 【詰手順】 5五角 6三玉 7三銀成 同飛/8二飛 7三角成 迄 5手詰 【評価】 自力正解者・・・7名 A・・・1、B・・・5、C・・・1 平均点・・・2.00(1位) お気に入り投票 : 1 【解説(のようなもの)】 この作品の創作日は昨年の11月。アンチキルケばか詰作品展の初期の頃の作品。良くも悪くもないのでそのままお蔵入りしていたものを数が少ないということで緊急当番! 平均点も普通でした。しかぁ〜し!若林さんの短評を見て愕然! 9一角は不要駒!ありゃ〜〜7三を守っているのは9一角ではなくて7八飛だったとは・・・ 私同様、騙された解答者が多かったようです。 最後の最後まで私らしいというか・・・・・・_| ̄|○ * 隅の老人B 「決め手の前の、下準備。 員数合わせ?、ご謙遜。面白いですよ、たくぼんさん。B」 若林 「ふわっとした配置。飛車を51から外す作意だとと格好いいけれど、普通に銀捨てして幕。かしこの超短編手筋ものみたいな感触。しかし、短編の解図中一番考えた91角の存在が不要駒なのは思わず笑ってしまいました。失敬。C」 ふふふ誰も不要駒だとはわかるまい・・・・作者もですが 橋本孝治 「邪魔な2枚の利きをいっぺんに消す4手目が妙手。”手筋もの”の気持ちの良さが味わえる作品です。B」 う〜ん9一角の利きは関係なかった・・・ 小峰耕希 「作者の事だから、きっと77角を55に飛び出すのだろうと決め付けて解いたみたら案の定。B」 私もそう思いました 北村太路 「8二が最初銀で埋まっているのがさりげなくていいですね。解けませんでした。A(FM使用)」 私の作品で今回唯一のA・・・あ〜額に入れて飾っておこう。 小五郎 「見た目のきれいな対子図式。」 あっ本当だ!意識して創ったことは1回もないです。はい もず 「詰め上がりは見えやすいですが、この駒数でできたのは良かったと思います。B」 もう1枚減らせました(泣) 伊達 悠 「たくぼんさんらしい解答ですね。B。」 作風は隠せませんね 短2 たくぼん 作 (登場22回) アンチキルケばか詰 5手
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5一香成 5九玉 5二飛 5一と/5三と 5八馬 迄 5手詰 【評価】 自力正解者・・・7名 A・・・1、B・・・5、C・・・1 平均点・・・2.00(1位) お気に入り投票 : 3 【解説(のようなもの)】 この作品も緊急当番。今年の1月に創作したものです。初手の駒取りを何とかすれば19や99のと金も何とかなったでしょう。何とかなるかしらん。 お気に入り2票獲得して平均点1点代とは・・・有終の美が飾れなかった感じです。 * 隅の老人B 「3手目が意想外(アンチ)の大妙手。たったの5手で、小一時間。たくぼんさんの得意顔が目に浮かぶ。B」 3手目一瞬だけ詰まなそうに見えるかもしれません 若林 「最後の短編は初心に帰って北村手筋で来ましたか。初手が作意以外で手が続きそうにないので非常に素直。こちらの方が1番向きに感じました。B」 初級の部の予定でしたがやむなく・・・ 橋本孝治 「51に駒を配置せずに実現して欲しい構想。実現可能かどうかは微妙ですが。B」 当然そうですね。実現できる作図力があるかどうかは別として・・・(笑) 小峰耕希 「どうやって51を空けるのかよくわからなかったのですが、と金の復元合で解決。アAも5筋でと金が復元しますが、雰囲気が全然違いますね。B」 私のは移動距離が短いですからね 小五郎 「三枚のと金が大ヒント!」 あっ本当だ、初手いかにも駒取りですね 北村太路 「第1回のもずさんの作品を思い出しました。全部5筋の手順が少し面白いかな。評価:やはり似ているので新味なしということでC」 ありゃ もず 「と金の配置から狙いがわかりやすいですね。B」 やっぱり 伊達 悠 「まさにたくぼんさんの面目躍如!特に4手目は最高です。A。」 お〜っ何だかすごく褒めてもらっている。詰備会にお土産持っていくか・・・ 短3 若林 作 (登場19回) アンチキルケばか詰 11手
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やはりお約束としてこれは出しておきましょう。 【詰手順】 5二歩 同銀/7一銀 5二歩 同金/4一金 5二歩 4二玉 4三歩 5二玉/5一玉 4二歩成 6一玉 5三桂 迄 11手詰 【評価】 自力正解者・・・5名 A・・・0、B・・・5、C・・・0 平均点・・・2.00(1位) お気に入り投票 : 1 【解説(のようなもの)】 若林さんといえば”桂吊るし”。最後はやはりいつもので締めてくれました。桂は最後までとって置いて、持駒の歩を打って行きます。2手目金か銀かを悩むくらいですが、そのあと龍でと取ってしまうと詰まなくなるから要注意。でも普通は龍で取りたくなりますよね。 6手目4二玉としてからは収束ですが8手目5二玉/5一玉がいい感じの逃げ方です。最後は最初に動かした銀によって逃げ道が塞がれ見事お約束の桂吊るし詰です。 * 隅の老人B 「意外と簡単。アンチキルケらしからぬ?詰上がりですね。B」 若林さんらしい詰上がりです 若林 「やはり私はラストも桂吊るしを出すべきかと。余詰防止がやや強力ですが、まあまあかと思います。B」 これだけの余詰防止駒がいるんですね 橋本孝治 「最初は龍まで動かし苦戦。答えが分かったときには"しまったー!作者の狙いに嵌った"と思いました。B」 小五郎 「3回目の52歩では思わず同竜と取ってしまいそうです。」 橋本さんと小五郎さんは揃って取ったようです。関係ないですが橋本五郎という人いますよね もず 「桂吊るしの詰め上がりはすぐには見えませんでした。短4よりも連続復活の回数は少ないですがこちらの方が好みです。B」 初形からは桂吊るしは分からないと思います。作者名からでしょうか 伊達 悠 「もっとも難解だったのがこの作品です。最終的には銀と金の配置を組み替えてやっとのことで解決。B。」 短4 若林 作 (登場20回) アンチキルケばか詰 13手
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収束は既存です。最後泣く泣く飛車を裏返しました。流石にこれは2解問題とは言い張れない。11手の方が手順が良いですが、これはこれで。 【詰手順】 5二歩 同銀/7一銀 5二歩 同金/6一金 5二歩 同飛/8二飛 5二歩 4二玉 4三歩 3一玉 3二歩 4一玉 4二歩成 迄 13手詰 【評価】 自力正解者・・・6名 A・・・0、B・・・4、C・・・1 平均点・・・1.80(4位) お気に入り投票 : 0 【解説(のようなもの)】 3番の派生作です。3二飛を龍にすると4三歩を取って8二に復活する筋も出てしまうのですね。これは2解問題とは言えないですね。 本作は3番と異なり飛車にも取らせます。あとはお約束の収束です。アンチキルケばか詰を創ったことがある人は見たことがある収束でしょう。私も同一収束の作品があります。持駒歩6枚ですのでこれは一つの完成品でしょう。 * 隅の老人B 「短3を創っていて、もう一つ出来ました。こちらの詰上がりは、如何にもキルケですね。B」 若林 「短3には劣りますが賑やかしのつもりでした。この収束を逆算すること自体が今見るとダサイですねえ。C」 収束よりの逆算?とは驚きです。 橋本孝治 「前局のことがあるので、いろいろと凝った順を考えたのですが、一番素直な手順が作意…。二重に裏をかかれました。B」 順番が違いましたかね 小五郎 「前問と同じく42玉から43歩がポイントですね。」 もず 「この詰め上がりはこれまでにありましたっけ。見覚えはないのですがなぜか既視感のある手順です。B」 作品は無い気がします。 伊達 悠 「前作とは違って意外にあっさりと解けました。全部左に持ってくるのでは?と思うと、後は一直線。B。」 姉妹作を解いていると意外と難しい方からとける場合がありますね 短編の部 総評&解答成績
【総評】
隅の老人B 「お気に入り→短2。 たくぼんさん、またまた首位。 カープも見習って欲しいですね。巨人より上位なら、フアンは納得?フレフレ、カープ。フレフレ、たくぼん。」 若林 「お気に入り:なんか皆さん選ぶのに困りそうな。私も困っていますが、強いて言うなら短3ですが……やっぱりなしで。」(集計には加えました) 橋本孝治 「お気に入り”短1.たくぼん作”」 もず 「短編のお気に入りは2番で。露骨ですが、私はこういう手順が好みです。」 伊達 悠 「お気に入り;皆勤賞の若林さんには申し訳ありませんが・・・・・・2番です。簡単でしたが手順の構成が見事でした。」 * 【解答成績】
解答者数 8名 うち全題自力正解者 6名 全題自力正解者は6名と前回と同じ。 【お気に入り投票・結果】 今回のお気に入り投票は投票総数・・・・5 順位表
お気に入りトップは2番たくぼん作です。Aは1つですから複雑な心境です。 過去最低のレベルの争いとなりました。 次回帰ってきたアンチキルケばか詰作品展では皆様の好作をお寄せ下さい。 |