第1回・どこにも出せない普通詰将棋作品展 第3番
出題:6月1日 たくぼんの解図日記
作者: 隅の老人A
命名:「原石」
【詰手順】
▲3七歩 △同 馬 ▲4七銀 △同 玉 ▲5八馬 まで 5手詰
作者の言葉(投稿時)
たくぼんさんも色々と企画を立てるのが好きですね。
今回の「何処にも出せない図」
期限まで様子を見ないと、どんな事になるか?作品が集まるとして、
どんな作が寄せられるのか? ?マークが2個3個付きます。
スタートした以上、何とか形を付けたいですね。
隅の老人Bさんから「鶏助」が寄せられたと思います、私も協力したいと思います。
添付図は題して「原石」。 投稿できない理由は、香竜会の「K」になってしまった。
この様な易しい作が集まるとは思えません、暫くは様子を見ましょう。
★投稿順にしたので3番目になりましたが、本来なら1番に置いて、お客様をお呼びすれば
よかったかもしれません。
命名もピッタリの「原石」。まさに5手の中にきらりと光るものが見えると思います。
最近、どこかの曲詰の収束で見たような気がするのですが、年のせいか思い出せません。
初形から4八銀を取り除くと2六馬(飛)までの1手詰です。つまり銀が邪魔駒。
どのように邪魔駒を消去するかが問題です。歩を打ち馬を動かしてその馬のいた位置に
銀を動かす。馬を取る方が詰みそうですがそうではないんですねえ。
しかし本作は、こんな理屈ではなく何かを感じていただければそれでいい。そんな作品だと思います。
短評
加賀孝志 | ||||
面白い作 銀の捨て方にユーモア ユーモアを感じる短編作をもっともっと見てみたい最近よくそんなことを考えます |
隅の老人B | ||||
朝、目覚めると、先ず、メ−ルを覗く。 隅の老人Aさんからの毎日の交換メ−ル、来てるかな? そして返メ−ル、これが暇な老人Bの日課です。 話題?天下の趨勢から些細な日曜茶飯事まで、なんでもあり。詰将棋、勿論ありますよ。 解いた詰棋の感想、評価等々が多いですが、 Aさんからは創った作品も送られてくる。 ある日の話題、パラ5月号 小22 (出来たら図面を載せてね、たくぼんさん) Aさんの感想。 駒取りは詰将棋には出てこない。評価 B Bの感想 欲張ったら、ダメ。お伽噺にもあるでしょ。 評価 A Aさんにメ−ル 22番は小学校向きとして、良い出来と思いますが。 Aさんの「原石」に味は似ている。 Aさんからの返メ−ル 「成る程」、小22をAに変更。(小さい形のまとまりが良い) 私、うふふ。 「原石」への感想、この小22の感想、評価を、そのまま進呈。 まさに同じ感覚の作品ですね。”癒される”そんな気がします |
DISABLED | ||||
ドツボにはまってしまい、詰ボタンの誘惑に負けてしまいました。手数を知っていれば解けていたかもしれません。この筋は見たことがある気がするのですが、指しづらい感じがありますね。 ボタンを押すのは我慢しましょうね。解図は根性! |
利波偉 | ||||
48銀の邪魔駒消去が巧く表現されていて良いと思います。易しい好作で、好教材になる作品です。 邪魔駒消去より、取れる馬を逃がしてから捨てるこの感触のよさが印象に残ります |
小峰耕希 | ||||
タイトルそのままというか、基本手筋の切り出し。ちょっと脱線しますが、コメント の中にある「鶏助」は「鶏肋」でしょうか(僕も最初同様に読み間違えました)。 話を元に戻すと、この手筋で個人的に印象に残っているのはこの作品(↓)です。 作者:岡本眞一郎 発表誌:将棋マガジン 発表年月:1983年7月号 手数:11 完全性:完全 備考:「競馬式」の"不成番外"に収録 ▲4八桂 △同 馬 ▲4七銀 △同香不成 ▲6五馬 △4五玉 ▲5七桂 △同 馬 ▲4六歩 △同 馬 ▲5四銀 まで 11手 「鶏助」につきましては数人の方から指摘がありました。作者のメールをそのままコピペしたのが原因で、私が気付くべきでした。隅の老人Aさんごめんなさい。 |
おかもと | ||||
3手目の銀捨てがけっこう盲点でした。 おっとこれは意外ですが、分かるような気もします |
KUMA | ||||
これは確かに原石ですね(同評多数?)。 同評0でした |
風みどり | ||||
5手詰らしいテーマ・表現。コメントの「けいろく」が誤植してましたね。 これは5手での完璧な表現ですね |
冬眠蛙 | ||||
なるほど、うまい「原理」です。 命名も好評でした。狙いが解者に伝わるのは良い作品の証拠。1番は・・・・ |