第8番  利波 偉 作


   命名:「春棋会に捧ぐ」

【コメント】
春棋会というのは今から30年位前に柳原裕司さんが作った会で、私は最初から同人として参加し、後には飯田繁和氏・伊藤正氏・大西宏明氏等のビックネームも加わった。最初は柳原氏が代表で私が引き継いだりもした、でも5年くらいで終結した。それは、柳原氏が社会人になり、私は受験になり編集長をやる人材が居なくなったことと、五年くらいが矢張り区切りだったからにも思う。その最終号に載ったのがこの作品で、結果発表も当然無かった。当時の作品は余詰があって今回修正したが、非限定やキズもあって、雑誌にはとても投稿できないし、またそういったレベルの作品では無い。 今回陽の目を見せて、十代のころの詰将棋人生について清算したいので投稿しました。 しかし時が流れて、今も詰将棋会に春棋会出身でいるのは、伊藤正さん(は詰将棋の詩出身だけど)と岡本正貴さんくらいで、時の流れと趣味でも継続することが如何に難しいかを感じさせられました。