第26番 2001年9月号




15金 同金 17歩 同玉 26銀 同玉 35銀 17玉 26銀 同玉
44角成 35桂 同馬 同飛 38桂 17玉 67飛 37桂 同飛 同飛生
29桂 18玉 45角成 36桂 同馬 27桂 同馬 19桂 16玉
28桂 まで 31手

以上

解説(詰パラ2001年12月号・片岩裕貴)

作者−合駒で4桂押し付けられてからの四桂詰。盤面6個の対子は、還元玉を狙った結果の偶然の所産です。先手の選択肢が存在するのは、2枚の角成のところですが、非限定と誤解されそうなのが辛いです。
☆玉方の手での分岐が色々あってややこしいのですが、使い方の限られた桂を渡して、効果的にそれを使わせるように応じるのが基本的な考え方です。作者の言う2枚の角成については「生角では筋違いのマスにいる玉の王手を掛けられない」ということを利用して限定させています。攻方の不自由さが逆に早く詰む結果をもたらすのが最悪詰らしいところだと思います。

付記

(2006/10/26記:早詰が成立しているようです。指摘は森茂氏作品鑑賞ブログ様、ありがとうございます。)


早詰順:
15金 同金 17歩 同玉 26銀 同玉 35銀 17玉 26銀 同玉 44角成 35桂 同馬 同飛 38桂 17玉 67飛 5(4)七桂 同飛 37桂 同飛 同飛 29桂 16玉 28桂 27玉 45角 36飛 同角 まで 29手詰(飛余り)

21手目29桂は27玉 37飛 18玉 45角 同飛 17飛まで(桂余り)