第1回・最悪詰作品展 第10番

出題:5月15日 たくぼんの解図日記

作者:伊達 悠  最悪詰 17手


【詰手順】

▲2八歩  △3六玉  ▲3七歩  △3五玉  ▲3六歩  △4六玉  ▲2七歩  △2八歩  
▲同 角  △3七桂  ▲同 角  △同 玉  ▲2九桂  △2七玉  ▲2八歩  △1六玉  
▲1七歩  まで 17手詰

作者の言葉(投稿時)

「いつもの打歩モノが制限されてしまったので、"それじゃあ突歩詰にすればいいじゃん"ということで創りました。そういう意味で自分らしい?作品です。あと、日記の方で"歩の合駒はないのか"という文章があったのでそれに挑戦したというのもあります。」

★最悪詰で打歩が制限されているのでじゃあ突き歩でという(意味はよく分からんが)作品。
 しかしさすがに歩を使わせたら上手い作者だけになかなか味のある手順です。
 2手目の紛れはややこしいが37玉は作意より2手長い。
 何か2枚駒を取らないといけないので46玉型で28,37で合駒を狙いますが、この手順が秀逸。
 28歩、37玉、38歩、46玉、27歩・・・は38歩が邪魔で長くなります。歩を36まで進めておくのが
 上手い手順であとで37同角と取ったとき、二歩禁を上手く利用した38歩と打てなくしているのです。
 あとは17まで追い込んで突歩詰でお見事です。
 創作側から見れば、49歩配置に絶賛の嵐。配置駒がこれほど褒められる作品というのも珍しい(笑)
 18歩打ちから入りたいのは夢でしょうか?



短評

小林看空
49歩の配置秀逸!!  26桂の配置は露骨なので、下図位を提案(検討済み)

最悪詰 17手

★すっきりした感じです
橋本孝治
一瞬自分の未発表作とネタが被ったかと思ったのですが、狙いは違ったみたいで一安心。
★OFM出題の前半に似てますね。3七玉としてしまいそう
北村太路
合駒1枚では詰まないので、玉を4筋まで運ぶ。4九歩が二歩禁と打ち場所限定とに役立ち顔が立つ。歩が3六まで進むのも二歩禁で役に立つわけですね。結構悩んだ後、1八歩と受方配置で収束に感づき解けました。ここの配置がもう少しなんとかなれば良かったんですけどね。
橘圭吾
合駒制限を使用しない連続合は見事
伊達悠
他の人の作品を解いてから自分のを見ると、何と色あせた(というか地味な)作品かと痛感します。でも49歩は結構いい配置だったのかも。
真T
詰上がりがなかなか見えず苦戦。49歩がいい配置です。
隅の老人B
8番の金合の筋かな?で大苦戦。最初に突き歩とも思ったが、直ぐに諦めた、アレマア。歩合、桂合には、痺れたね。
★ばか詰のような連続合です
小峰耕希
無解です。