第1回・最悪詰作品展 第12番
出題:5月15日 たくぼんの解図日記
作者:小峰耕希 最悪詰 21手
【詰手順】
▲4三と △同 桂 ▲3四金 △4五玉 ▲3五金 △同 桂 ▲4四金 △3六玉
▲2七龍 △同桂生 ▲3七歩 △同 玉 ▲2六銀 △2八玉 ▲3七銀 △3八玉
▲4九金 △2九玉 ▲3九金 △同桂成 ▲2八金 まで 21手詰
作者の言葉(投稿時)
「受方桂四段跳を作ってみたのですが、追い詰めなので完成度は低いです。変に妙手が無い方が狙いが際立つし、だいいちこういうのは早い者勝ちだ!…と開き直ります。宜しくお願いします。」
★狙いがハッキリしている作品を創られる作者ですが、本作も実にハッキリしてます。
「受方桂の4段跳」確かに苦しい配置は多いのですが、そんなことは気にならない
手順だと思います。変化はあるのだが簡単に収められていることで作意がぐんと引き立っており
解者に易しい作品と言えましょう。特に27桂生がいいですね。作者は収束が長すぎる?と
言われていますが、私的にも解答者にもそれを気にするコメントはありませんでした。
次はどんな作品を見せてくれるのか?楽しみです。
短評
小林看空 | ||||
形はいかめしいが、とっついてみるとすらすらと進む。 桂の4段跳びに拍手、拍手。 ★題名をあればとっつきやすいかもしれませんね |
橋本孝治 | ||||
お見事、桂の4段跳!中途半端な3段跳とかではなく、いきなり大技を決めてくるあたり、目標を高く持って創作する姿勢が伺えます。 |
北村太路 | ||||
最初さっぱりわからず。だって5一桂が眼中になかった。circe系専門ブログを見てから、改めて図を見て気付いた。というか5一桂が主役じゃん。というわけで4段跳ね。収束は2七、1九がとなのに、3九が金なのでわかりました。結構ゴテゴテしたつくりで力づくなのが、他人とは思えない。作者がこういうのを作るのは、いい意味で裏切られました。 ★19と→金だったか?? |
橘圭吾 | ||||
桂馬の4段跳ねに気づけば容易。ストレートな表現 |
伊達悠 | ||||
上から5段目までの配置がまさに絶妙。 ★下4段はそうでもないということか? |
真T | ||||
狙いが分からず苦戦。無駄に初手に駒取りを入れるわけないですよね。 |
隅の老人B | ||||
解答を書いていて、桂の4段跳びに気が付く。感度が鈍いね。なにせ年です。 ★私もよくあります。狙いに気付かないこと |
小峰耕希 | ||||
作図時にもうちょっと収束を短く出来ないかと思っていたのですが、何の事はない59金→49飛で2手減らせるんですね。これで19手はまだまだ冗長感がありですが。 ★本図の方が私は好みですが・・・ |