第1回・最悪詰作品展 第16番
出題:5月15日 たくぼんの解図日記
作者:たくぼん 最悪詰 83手
【詰手順】
▲8八銀 △同 と ▲8九金 △同玉 ▲7九金 △同玉 ▲6九金 △同玉
▲5九金 △同玉 ▲5八と △同玉 ▲5七飛 △同玉 ▲4七と △同玉
▲3七と △同玉 ▲2七と △同玉 ▲1六馬 △同玉 ▲1五飛 △2七玉
▲1七飛 △3八玉 ▲3七飛 △4九玉 ▲3九飛 △5八玉 ▲5九飛 △6七玉
▲5七飛 △7八玉 ▲7七飛 △8九玉 ▲7九飛 △9八玉 ▲9九飛 △8七玉
▲9七飛 △7八玉 ▲7七飛 △6九玉 ▲7九飛 △5八玉 ▲5九飛 △4七玉
▲5七飛 △3八玉 ▲3七飛 △2九玉 ▲3九飛 △1八玉 ▲1九飛 △2七玉
▲1七飛 △同玉 ▲1八歩 △1六玉 ▲1七歩 △1五玉 ▲1六歩 △1四玉
▲1五歩 △1三玉 ▲1四歩 △2二玉 ▲1三歩成 △3一玉 ▲2二と △4二玉
▲3二と △5二玉 ▲4二と △6二玉 ▲5二と △7二玉 ▲6二と △8二玉
▲7二と △9三玉 ▲8四と まで 83手詰
作者の言葉(投稿時)
「長いけど考えるところは余りない。香の消去はお気に入り」」
★最後は私の長編物。最悪詰らしさがあまりないのがちょっとね。
98香の邪魔駒消去が唯一の見せ場です。そのあたりをちょっと考えていただいたら
作者は満足です。
ただし序の10手くらいが未検討・・・完全作かどうかは微妙です。
短評
小林看空 |
いきなり19とを取らせにいかないのが、奥ゆかしい。 楽しませていただきました。 |
橋本孝治 |
金の捨駒で玉を引っ張り出す序奏、飛追い趣向の主部、歩による縦追いと横追いの収束と、贅沢な内容を盛り込んだ何とも欲張りな趣向作です。中でも、浪漫派的な趣向に98香消去の伏線的味わいを絡めた構成や、2段目の横追いへの入り方が独特で、本作の価値を一層高めていると思います。
★褒めすぎですね(笑) |
北村太路 |
周辺巡り?煙詰め?と勘ぐりましたが外れました。正解は楽しい飛追い回転趣向。収束に邪魔になる9八香消去の意味づけでうまく趣向を成立させています。配置もよく考えられており、自分は早詰等は見つけられませんでした。歩成から9筋まで運んでくるのも、自分は最初間違えて非限定かと思いましたがうまくルートができています。完全なことを祈ります。 |
橘圭吾 |
簡単な伏線物(趣向作品?)上部がどう見ても余詰消しに見えない辺りが残念ですか。 |
伊達悠 |
これもわかりませんでした。結局、完全作でしたか? |
真T |
変化がないので長くても一直線。でも趣向手順は楽しめました。 |
隅の老人B |
七郎さんのが解けた?ので、次は、世話役のたくぼんさん。これさえ解ければ、他は解けなくとも、大満足。83手の長い一本道でした。「98香を消しておくのは、チョット良いでしょ」とたくぼんさん。すこし遅れて「そうですね」と私、相槌。
★少し遅れてが気にかかる(笑) |