第１回・最悪詰作品展　第5番

出題：５月１５日　たくぼんの解図日記

作者：小林看空　　最悪詰　１１手

【詰手順】

▲２九王　 △１八香　 ▲同　香　 △２六玉 　▲２八香　 △２七桂 　▲同　香　 △同　玉
▲１九桂　 △２六玉　 ▲１五角　まで　１１手詰

作者の言葉（投稿時）

「さっそく最悪詰(anti-directmateと呼びたいところです)ができましたので投稿しておきます。超初心者用ですが、飛びゴマの離し打ちのテーマは入っています。合駒制限・空間制限の駒が何枚もあるのがちょっと気がかりですが、まあ仕方ないかなと思いつつ。」

★第１号の投稿作が本作です。初手は王手を掛けられているので王が２８か２９に行く一手。
　２８王は２６玉と寄られてみると１５角の一手となり早詰ですので２９王。
　２手目がやや考え難いかもしれませんが、１５角の詰上りが見えていますので香は１８に移動したい。
　ゆえに１８に合駒と考えればいいでしょう。合駒は歩か香か桂か・・・。桂は打てない、
　歩は２３歩の存在がありますので処理に困りますから香となります。１５角の詰上りを目指して２６玉と寄り、
　次が眼目の一手。２７香は同角で１５角で詰みますので２８香と離して打って延命を図るのです。
　金、銀、飛合は手が広くなるので桂合です。同香の時、同角が１５角までのように見えますが、３８桂の王手が
　あり不詰ですので気をつけないといけません。同玉に、１９桂、２６玉、１５角でようやく詰上ります。
　「飛び駒を持ったら短打」では作品にならないんですね。

短評