第２回・最悪詰作品展　第6番

出題：６月１５日　たくぼんの解図日記

作者：北村太路　　最悪詰　１３手

【詰手順】

▲４八王　 △３七香　 ▲同　角　 △４六香　 ▲同　角　 △同　玉
▲４七香　 △５五玉　 ▲５六香　 △６四玉　 ▲７六桂　 △７五玉
▲８六馬　 まで　１３手詰

作者の言葉（投稿時）

「（投稿作すべてに）おそらくたくぼんさんのことなので、全部載せちゃうのではないかと思うのですが、
本当に他の方の作品で数があるならば、本当に本当に没にしていただいて結構です。
・・・というくらい今回は駄作、作者が全然納得いかないレベルになっております。」

★初手は王を動かす一手ですが、どこへ行くのがよいか。
　２六，２七王は４六桂、同角、同玉、３八桂、５五玉、３七馬、４六合　同馬まで早い。
　３８王も、４六桂、同角、同玉、３七馬まで早い。３六は４六合、同角まで。
　というわけで馬筋を遮る４八王が正解。こｋどえ合駒ですが飛、金、銀はその後の自由度が
　大きすぎて不詰ですので、歩、香、桂で考えます。
　・37桂〜46桂（香）は、46桂のとき47桂、64玉、46桂以下不詰
　・37歩〜46香は、同角、同玉、47香で不詰（56歩が二歩で打てない）
　・37歩〜46桂は、同角、同玉、38桂で不詰（56歩が二歩で打てない）
　・37香〜46桂は、56香、64玉、46角以下不詰
　というわけで正解は
　・37香〜46香です。
　４六香が逆王手になっているところがミソです。（先手の手を限定させている）
　あとは流れるような収束で幕引きです。
　初手と合駒選択を狙いとした考えどころもある好作でした。

短評