第7回出題・解説編
【第回出題(2006/5/5・解説編】
第7回出題 ばか詰 7手 たくぼん 作(登場4回) 解答者11名 自力正解者8名
【詰手順】
9八角 7六銀 同角 6四玉 6五銀 7五玉 6六角 迄 7手詰
【詰上図】
<作者の一言>
詰備会で天津包子さんが一目(多分10分位かな?)では
解けなかったので出題してみます。
皆さんはどの位で解けるでしょうか?
【解説(のようなもの)】
約半年ぶりのばか詰出題ですが、11名の方から解答を頂きました。
過去最高は第4回の19名ですが、前回の6回が12名でしたから
ほぼ前回並みです。作品の内容にもよるでしょうね。
本作は、一言で言えば私らしい作品です。
創作したのは約半年前ですが、出来の良し悪しが自分でもよく分からず放置していました。
で先日行なわれた詰備会に手ぶらで行くのもなんなので持っていく作品を探していたらPCのフォルダからこの作品がひょっこり出てきました。解も書いていないのでしばらく考えてみましたが詰まない?創作途中の図かいな?・・でFMにかけてみると唯一解あり。・・・(無言)
で詰備会席上で天津包子さんがいらっしゃっていたので出題してみると多分十分位?考えられた後、詰まないので「帰りの新幹線で考えます」と言って図を写して帰られたのです。
むむむこれは・・・と言う経緯で第7回出題となった次第。
謳い文句に使わせていただいた天津包子さん・・・失礼しました。
作品の内容はいつもの空中捕殺に銀の位置限定中合が入り及第点でしょうか。しかし飛車2枚の配置にはやや美的感覚がかけたようでこの辺は今後の課題でしょうか。発見された図をそのまま発表してしまい、もう少し練るべきだったようです。
それでは解答者の声を・・・今回は解図時間が少ない人順です。
(注)敬称は略させていただきました。
橋本孝治 5/8 17:37
たくぼんさんだから桂の2段跳はないだろうな」と思いつつ、一応はその筋が詰まないことを確認、その後「たくぼんさんだから大駒の威力で詰ませるんだろうな」とヤマを張って98角を読んだら一瞬で詰みました。
何となく類似作が気になる詰上りですが、私が知っている範囲で類作は思い当たりません。
データベース入力でばか詰千題以上入力しましたがその中にはこの詰上がりは無かったですね。こんな所で役立ちました。
しかし、1分とは・・・ちょっと凹みました。そろそろ「たくぼんさんだから・・・」の裏を突かないといけないかな。(裏を突こうとすると他の解答者からあっさりと解かれたりして・・・)
若林 5/6 7:48
解図時間:5分
図を眺めるのに1分、初手桂を動かしては詰みそうにないことを確認。(詰むなら10分はかからないのでは、という読み飛ばしも考えました。98角から合駒読みで4分。この収束形を考えたことがなければ20分くらいかかってもおかしくなかったかも。
綺麗にまとまっていますね。この形から銀の限定中合はばか詰らしいパズルのような味があって好みです。
また、24飛を取り払うと4解になりますが、それぞれ味がありますね。全て合駒が登場します。仮に複数解を採るなら62飛配置の3解でしょうか。
私以上によく吟味されています。24飛を除いたときの4解のうち出てくる合駒が飛2、金1、銀1となります。飛合が2解なければ複数解問題でもいけたかもしれませんね。それに合う図も探せばあるかもしれません。興味のある方は24飛を除いて残り3解を考えてみて下さい。
隅の老人B 5/8 13:22
一目と言いたいが長考、銀合発見が難しい。悩んでいる○○さん、ニヤニヤ顔のたくぼんさん。こんな光景が目に浮かぶ。
(天津さんの本名が書いてありましたが伏せさせていただきました。)
解図時間が書いてありませんでしたが、この辺かなと3番目。
ちなみにニヤニヤなんてしませんよ。(でも本当は心の中で・・・)
小五郎 5/7 22:40
角と玉が離れていて一目詰ましにくい感じがしました。解いてみれば双方が歩み寄って遠かった角と玉が隣接している詰上りが面白い。考慮時間は細切れで計30分くらいでしょうか。
来月号でサプライズがある小五郎さん、解答到着順でも3番目です。
実力ありますね。角と玉が男と女みたいな・・・
伊達 悠 5/13 22:41
解図時間は30分くらいだったでしょうか。桂馬を動かすのかと思って盲点にはまってしまったようです。手早く解答して、また試験勉強に励みます。それでは。
試験期間中に一体何をやっているんだ!といいつつ感謝。
試験頑張って下さい。
村田桂花 5/5 13:03
考え続けた訳ではないのですが、1時間ちょっとかかりました。金合を取ることと角を成ることばかり考えて苦労しました。詰上りはいかにもたくぼんさんらしいブロックですね。天津包子さん、これを10分は速いです。
唯一の当日解答で1番乗りです。ありがとうございます。天津さんは10分ではなく正確には10分以上・・・です。(念を押すな・・・天津さんゴメンナサイ)
吉川慎耶 5/13 18:01
桂跳ねが次に開き王手を狙える魅力的な手なのでこの初手はやりづらかった。詰め上がりはお得意のアクロバティックな中空詰でかなり面白いと思います。
解答者心理を頭に入れて創る癖が付いているのでしょうか。但しこの順は7手では詰まなそうと判断されそうです。
あっちゃん 5/8 21:11
解図時間2日ちょっと
ゴールデンウィークで暇だったのでちょっとばか詰でも考えてみるかと思って解いてみました。初手は98角、87か76に合駒してそれを取る筋だというのはすぐわかりました。そこからは面倒な気がしたので放置していました。お風呂に入っている時に66桂と跳ねる詰上がりではないパターンを考えていたら玉の動きは64から75か?と思い76銀合を少し考えていたら解けました。感想:66桂と跳ねるのかな?と思っていたので苦戦しました。
みっちりでは無いでしょうが2日もかかって考えてもらえるなんて作者冥利につきますね。ありがとうございます。あっちゃんには詰パラの作品で汗をかかされましたので・・・おあいこということで。
北村太路 5/10 23:05
見るからに手が広そう。
たくぼんさんのことだからまた難しいに決まっている。
これは全然解けそうにない。
自作で作ったプログラムで解けるかもしれないとやらせてみました。
無事解けました。
中合限定合で、詰みの形も中空で落ち着かない、たくぼんさんらしい問題でした。
この詰上図は問題図を睨んでみてもなかなか想い描けないでしょう。
プログラムの解図時間は14秒でした。(全件検索する時間)
機能は全くついておらず、FMの1億分の1くらいの力です。
ここからはソフト解答者です。
しかし北村さん自作っていうのがすごい。是非かしこ詰用を作って貸して欲しいんですが・・・・
太郎 5/13 18:58
例によってfmで解きました。
敷詰パズルの味わい。ぴったりの詰上りが気持ちいい。
ただ、2枚の飛車の位置はもう少し整えられそうですね。
例えば、31と32、31と41、32と42などにすれば、
多少コンパクトな印象になるかと。
やっぱり飛は31と32配置の方が初形の角2枚と呼応して良かったですね。将来私のばか詰作品集(本当にあるのか?)にはそちらの図で掲載しましょう。
小峰耕希 5/14 7:27
第7回ばか詰出題、遂に解けませんでした(fmは一瞬でしたね…悲)。今回は無解者の代表(と勝手に称してみる)として感想を書きます。まず初手ですが、第4回出題の印象が強過ぎたのか、56桂、44玉、54桂のような下に追う筋を主に読んでいました。冷静に見れば飛2枚が強力で下段で詰ますのは無理筋なんですが、かといって中空で詰みそうにも見えない上に、角の位置がが遠くて錯覚を起してしまい、実際よりも詰みそうな気になってました。初手98角は少しは読んでいましたが、銀中合は読み筋の外。金合の方が詰みそうだし、とにかく桂は跳ねるものだと思い込んでいたので、玉を75に持って来れば良いなんて思いもよりませんでした。完敗です。なんか頭がボーっとしていてうまく書けませんでしたが、解説を書く際の参考になれば幸いです。
無解者は通常解答されませんので、とても貴重です。ありがとうございます。遠くからの角の王手は中合位置が限定し難いという点があると思いますが取った位置が詰上りに重要な意味を持たすことが出来たので成立しました。金ではなく銀というのも使いにくい感じをさせてようですね。
小峰さんにはそろそろ出題の方でがんばっていただきたいと思いますがどうでしょうか?・・・どうぞよろしく。
さてさていかがでしたでしょうか?
解答者の声がたっぷり聞けるこの企画。
簡単な初心ばか詰から何万手までの超大作までいつでも募集しております。
是非、お持ちのばか詰がありましたら投稿下さい。随時出題していきたいと思います。
(おまけ)
あっちゃん
突っ込み
解答応募規定に1題だけの解答でもOKですとあるのに出題は1題・・・。
北村太路
解答応募規定に「1題だけでもOKです。」って書いてありますが、1題しか見当たらないのですが。
わざと・・・に決まってるじゃないでか〜ユーモア・ユーモア(ごほごほ)
第7回出題 ばか詰 7手 たくぼん 作(登場4回) 解答者11名 自力正解者8名
【詰手順】
9八角 7六銀 同角 6四玉 6五銀 7五玉 6六角 迄 7手詰
【詰上図】
<作者の一言>
詰備会で天津包子さんが一目(多分10分位かな?)では
解けなかったので出題してみます。
皆さんはどの位で解けるでしょうか?
【解説(のようなもの)】
約半年ぶりのばか詰出題ですが、11名の方から解答を頂きました。
過去最高は第4回の19名ですが、前回の6回が12名でしたから
ほぼ前回並みです。作品の内容にもよるでしょうね。
本作は、一言で言えば私らしい作品です。
創作したのは約半年前ですが、出来の良し悪しが自分でもよく分からず放置していました。
で先日行なわれた詰備会に手ぶらで行くのもなんなので持っていく作品を探していたらPCのフォルダからこの作品がひょっこり出てきました。解も書いていないのでしばらく考えてみましたが詰まない?創作途中の図かいな?・・でFMにかけてみると唯一解あり。・・・(無言)
で詰備会席上で天津包子さんがいらっしゃっていたので出題してみると多分十分位?考えられた後、詰まないので「帰りの新幹線で考えます」と言って図を写して帰られたのです。
むむむこれは・・・と言う経緯で第7回出題となった次第。
謳い文句に使わせていただいた天津包子さん・・・失礼しました。
作品の内容はいつもの空中捕殺に銀の位置限定中合が入り及第点でしょうか。しかし飛車2枚の配置にはやや美的感覚がかけたようでこの辺は今後の課題でしょうか。発見された図をそのまま発表してしまい、もう少し練るべきだったようです。
それでは解答者の声を・・・今回は解図時間が少ない人順です。
(注)敬称は略させていただきました。
橋本孝治 5/8 17:37
たくぼんさんだから桂の2段跳はないだろうな」と思いつつ、一応はその筋が詰まないことを確認、その後「たくぼんさんだから大駒の威力で詰ませるんだろうな」とヤマを張って98角を読んだら一瞬で詰みました。
何となく類似作が気になる詰上りですが、私が知っている範囲で類作は思い当たりません。
データベース入力でばか詰千題以上入力しましたがその中にはこの詰上がりは無かったですね。こんな所で役立ちました。
しかし、1分とは・・・ちょっと凹みました。そろそろ「たくぼんさんだから・・・」の裏を突かないといけないかな。(裏を突こうとすると他の解答者からあっさりと解かれたりして・・・)
若林 5/6 7:48
解図時間:5分
図を眺めるのに1分、初手桂を動かしては詰みそうにないことを確認。(詰むなら10分はかからないのでは、という読み飛ばしも考えました。98角から合駒読みで4分。この収束形を考えたことがなければ20分くらいかかってもおかしくなかったかも。
綺麗にまとまっていますね。この形から銀の限定中合はばか詰らしいパズルのような味があって好みです。
また、24飛を取り払うと4解になりますが、それぞれ味がありますね。全て合駒が登場します。仮に複数解を採るなら62飛配置の3解でしょうか。
私以上によく吟味されています。24飛を除いたときの4解のうち出てくる合駒が飛2、金1、銀1となります。飛合が2解なければ複数解問題でもいけたかもしれませんね。それに合う図も探せばあるかもしれません。興味のある方は24飛を除いて残り3解を考えてみて下さい。
隅の老人B 5/8 13:22
一目と言いたいが長考、銀合発見が難しい。悩んでいる○○さん、ニヤニヤ顔のたくぼんさん。こんな光景が目に浮かぶ。
(天津さんの本名が書いてありましたが伏せさせていただきました。)
解図時間が書いてありませんでしたが、この辺かなと3番目。
ちなみにニヤニヤなんてしませんよ。(でも本当は心の中で・・・)
小五郎 5/7 22:40
角と玉が離れていて一目詰ましにくい感じがしました。解いてみれば双方が歩み寄って遠かった角と玉が隣接している詰上りが面白い。考慮時間は細切れで計30分くらいでしょうか。
来月号でサプライズがある小五郎さん、解答到着順でも3番目です。
実力ありますね。角と玉が男と女みたいな・・・
伊達 悠 5/13 22:41
解図時間は30分くらいだったでしょうか。桂馬を動かすのかと思って盲点にはまってしまったようです。手早く解答して、また試験勉強に励みます。それでは。
試験期間中に一体何をやっているんだ!といいつつ感謝。
試験頑張って下さい。
村田桂花 5/5 13:03
考え続けた訳ではないのですが、1時間ちょっとかかりました。金合を取ることと角を成ることばかり考えて苦労しました。詰上りはいかにもたくぼんさんらしいブロックですね。天津包子さん、これを10分は速いです。
唯一の当日解答で1番乗りです。ありがとうございます。天津さんは10分ではなく正確には10分以上・・・です。(念を押すな・・・天津さんゴメンナサイ)
吉川慎耶 5/13 18:01
桂跳ねが次に開き王手を狙える魅力的な手なのでこの初手はやりづらかった。詰め上がりはお得意のアクロバティックな中空詰でかなり面白いと思います。
解答者心理を頭に入れて創る癖が付いているのでしょうか。但しこの順は7手では詰まなそうと判断されそうです。
あっちゃん 5/8 21:11
解図時間2日ちょっと
ゴールデンウィークで暇だったのでちょっとばか詰でも考えてみるかと思って解いてみました。初手は98角、87か76に合駒してそれを取る筋だというのはすぐわかりました。そこからは面倒な気がしたので放置していました。お風呂に入っている時に66桂と跳ねる詰上がりではないパターンを考えていたら玉の動きは64から75か?と思い76銀合を少し考えていたら解けました。感想:66桂と跳ねるのかな?と思っていたので苦戦しました。
みっちりでは無いでしょうが2日もかかって考えてもらえるなんて作者冥利につきますね。ありがとうございます。あっちゃんには詰パラの作品で汗をかかされましたので・・・おあいこということで。
北村太路 5/10 23:05
見るからに手が広そう。
たくぼんさんのことだからまた難しいに決まっている。
これは全然解けそうにない。
自作で作ったプログラムで解けるかもしれないとやらせてみました。
無事解けました。
中合限定合で、詰みの形も中空で落ち着かない、たくぼんさんらしい問題でした。
この詰上図は問題図を睨んでみてもなかなか想い描けないでしょう。
プログラムの解図時間は14秒でした。(全件検索する時間)
機能は全くついておらず、FMの1億分の1くらいの力です。
ここからはソフト解答者です。
しかし北村さん自作っていうのがすごい。是非かしこ詰用を作って貸して欲しいんですが・・・・
太郎 5/13 18:58
例によってfmで解きました。
敷詰パズルの味わい。ぴったりの詰上りが気持ちいい。
ただ、2枚の飛車の位置はもう少し整えられそうですね。
例えば、31と32、31と41、32と42などにすれば、
多少コンパクトな印象になるかと。
やっぱり飛は31と32配置の方が初形の角2枚と呼応して良かったですね。将来私のばか詰作品集(本当にあるのか?)にはそちらの図で掲載しましょう。
小峰耕希 5/14 7:27
第7回ばか詰出題、遂に解けませんでした(fmは一瞬でしたね…悲)。今回は無解者の代表(と勝手に称してみる)として感想を書きます。まず初手ですが、第4回出題の印象が強過ぎたのか、56桂、44玉、54桂のような下に追う筋を主に読んでいました。冷静に見れば飛2枚が強力で下段で詰ますのは無理筋なんですが、かといって中空で詰みそうにも見えない上に、角の位置がが遠くて錯覚を起してしまい、実際よりも詰みそうな気になってました。初手98角は少しは読んでいましたが、銀中合は読み筋の外。金合の方が詰みそうだし、とにかく桂は跳ねるものだと思い込んでいたので、玉を75に持って来れば良いなんて思いもよりませんでした。完敗です。なんか頭がボーっとしていてうまく書けませんでしたが、解説を書く際の参考になれば幸いです。
無解者は通常解答されませんので、とても貴重です。ありがとうございます。遠くからの角の王手は中合位置が限定し難いという点があると思いますが取った位置が詰上りに重要な意味を持たすことが出来たので成立しました。金ではなく銀というのも使いにくい感じをさせてようですね。
小峰さんにはそろそろ出題の方でがんばっていただきたいと思いますがどうでしょうか?・・・どうぞよろしく。
さてさていかがでしたでしょうか?
解答者の声がたっぷり聞けるこの企画。
簡単な初心ばか詰から何万手までの超大作までいつでも募集しております。
是非、お持ちのばか詰がありましたら投稿下さい。随時出題していきたいと思います。
(おまけ)
あっちゃん
突っ込み
解答応募規定に1題だけの解答でもOKですとあるのに出題は1題・・・。
北村太路
解答応募規定に「1題だけでもOKです。」って書いてありますが、1題しか見当たらないのですが。
わざと・・・に決まってるじゃないでか〜ユーモア・ユーモア(ごほごほ)