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平成7年1月17日の阪神大震災を、私たちは決して忘れません。
私自身もいとこを震災でなくし、震災の恐ろしさ、悲惨さを感じています。
みなさんで神戸の人たちに励ましのメッセージを送りませんか。
下のお手紙は、神戸市の葺合高等学校からのものです。
生徒が応援メッセージを送ったところ、たいへん喜んでいただきました。
神戸市立葺合高等学校には私からまとめてメッセージを送りますので、私まで電子メールを送って下さい。

電子メールアドレス
tamokana@dokidoki.ne.jp


神戸市立葺合高等学校からのお手紙全文(平成8年2月6日)

葺合高校2年1組の生徒からの手紙をお送りします。
昨日、選択科目の国語表現の時間に書いたものです。
                   神戸市立葺合高等学校 K 先生
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Tくん

応援まことにありがとうございます。 ぼくの家の近所では、地震で倒壊した建物が多かったのですが、最近になってようや く建て直しはじめています。なぜか僕の家の近くの道路が混雑しているので、いつも車に引かれそうになります。まだかなり大変です。 でも君たちの応援でとても元気が出たぜ。がんばります。
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Nくん

お便り、ありがとうございます。阪神大震災から1年をすぎていますが、未だにあの 時の光景やサイレンの音などが忘れられず印象に残っています。 神戸の町も地震直後から確実に復興の道を歩んでいます。今では、電車などの交通機 関もいぜん通りに運営されています。だけど中には、まだ家を持たず仮設住宅に住んでおられる方々もいます。でも、皆がんばってます。
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Mくん

お手紙ありがとうございます。おかげさまで神戸の町は着々と復興が進んでいます。 みなさんのボランティアには本当に感謝しています。 まだ心に残った傷は多くありますが、それを乗り越えて頑張っていきたいと思います。
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Aさん

お返事ありがとうございます。 私の家は、一部損壊だったので、今はほとんど以前通りの生活です。学校も平常通り です。しかし、いまだ多くの人が仮設住宅に住んでいて、援助も足りません。皆さんの中には義捐金を送ってくださった方が多くいると思います。義捐金は多く集まりましたが、被災者の方が大勢なので、まだまだ足りないようです。私たちの願いは、震災の事を忘れないでほしいということです。テレビの報道はどんどん少なくなってきたけれど、忘れないでほしいと思います。
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Tさん

私たちはやっと震災1年目を迎えましたが、まだ町の至る所に震災のつめ跡が見られ ます。 私も家を失って1年たちましたが、未だに家はありません。私のマンションが建つの は来年の夏頃だそうです。あと1年半親戚の家で暮らす生活が続きますが、頑張っていきたいです。皆さんもあと1年の高校生活を頑張ってください。
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Aさん

震災から1年たって、だいぶ神戸の町は復興してきています。1年前はすごく大変だ ったけど、だいぶ落ちついてきています。私の家は半壊になったんだけれど、修理して住めるようになっていますが、今でも住む当てがなく困っている人が多数います。もう2度とあのような恐ろしい震災が来ないことを願う毎日です。
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Iさん

大震災から1年がたち、今、神戸は活気を取り戻そうとしています。たくさんのデパ ートがつぶれ、買い物好きの私にとっては、デパートが早く復興することを強く願っています。今となっては震災は私にとって忘れてしまいたい思い出です。 神戸がよりよい町になるよう私たちも努力するので、いつか訪れて見てください。 お手紙どうもありがとうございました。
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Uさん

地震から1年がたちましたが、神戸はあまり変わっていません。私の家の近くでは仮 設住宅が沢山ありますが、最近火事があって、沢山家がつながっているので燃え広がったりして、大変でした。 地震の時は何日か甲南大学に避難していました。一番嫌だったのは、何日もお風呂に は入れなかったことです。朝起きて食料を分けてもらったりするのに並んで、お昼からお風呂屋さんに行って何時間も並んで夜帰って寝るという生活が続きました。夜も同じ避難している赤ちゃんがずーっと泣いていたり、男の人たちが「いざという時は、あそこから出よう!」とか話していたり、余震が来るたびに皆が、「おっー。」と騒いだり、ろくに眠ることもできませんでした。
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Uさん

あの震災からはや1年たって、神戸はもうだいぶ元通りに戻りつつあります。 今では何の不便もなく生活しています。 大震災は本当に恐ろしいものでしたが、その中でも多くのことを学びました。例えば 、水の大切さ、人と協力することの大切さなどです。こういったことをこれからプラスにして頑張ります。
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Eさん

震災から1年たって、神戸の町はだいぶもとに戻りました。最初の方は電車が通らず 、2時間かけて歩いて学校に行っていましたが、すべて開通しました。 私の家は半壊で、今、修理が始まったばかりです。まだまだもとに戻っていないとこ ろが沢山あるけれど、今まで通りの神戸を取り戻すために頑張ります。
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Eさん

メッセージどうもありがとうございました。地震からもう1年がたちました。みんな の笑顔も元に戻って、生活もだいぶん震災前と同じようになり、少しずつですが、神戸の町も復旧しています。 でも、よく学校の帰りに寄っていた三宮に行くと、震災当時のことを思い出します。 神戸のみんなは強いので、何事もなかったように元気で勉強しています。たくさんのご声援ありがとうございました。
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Eさん
たくさんのメッセージどうもありがとうございました。 震災から1年たった今、繁華街や高速道路などの復旧はだいぶ進んでいます。近所で も倒壊家屋のほぼ全部は解体され、早いところでは新しい家が建っています。 私の家は、半壊の罹災証明をもらい、震災後から新しい家を探すために、家や土地の 広告を欠かさず見て、良さそうなところがあればその土地や家を見に行っていますが、すぐに売れたりして、なかなかうまくいきません。今年こそは新しい家に住みたいです。 たくさんの人のあたたかい援助で、神戸はここまで復興しましたのだと思います。完 全復興まではまだ時間がかかりますが、頑張っていきたいです。
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Oさん

励ましのお便り、ありがとうございました。今、神戸は着実に復興への道のりを歩ん でいますが、人々の心の傷はまだ消えないようです。私たちの間でも、地震の話題は無意識のうちに避けています。しかし、1年前をふと振り返ってみると、必死になって水汲みに行ったことや、友人の死を新聞で知ったときの悲しみが、今でもはっきりとよみがえってきます。確かに私たちは悲惨な経験をしましたが、それをバネにして頑張っていきたいです。
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Kさん

神戸では、今も建物や道路の工事が続いているところが多いですが、繁華街もだんだ ん活気が戻ってきて、近所の人たちも普通の生活をしています。ニュースで他で起きている地震のことを聞いたりすると、思い出して、「またくるかな。」というのをよく聞いたりしますが、普段は明るく暮らしています。
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Sさん

お手紙どうもありがとうございました! あれから1年たって、私の生活もほぼ元通 りになりました。 地震直後のガス・水道なしの生活から解放されたときは、本当にうれしかったです。 私の住んでいたマンションも全壊して、建て直しの話が進んでいますが、結論までは まだほど遠いようです。空き地ばかり目に付いた私の家の近くも、仮設の住居、店ができてきて、なんとなくホッとしてます。 友人の死を聞いた昨年の1月は思いっきり泣きましたが、1周忌を迎えた1月14日 は不思議と涙は出ませんでした。長い目で神戸の復興を見てやってください。
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Sさん

あたたかいメッセージありがとうございました。 あの恐ろしい地震から早1年がたちました。地震から半年ほど過ぎた頃は、私の家の 周りには本当に何もなくて淋しいばかりでしたが、1年を経た今では、仮設が建って、近所の人たちが帰ってきました。そのときは本当にうれしかった...。人がそばにいるということは本当にうれしいことですね。 月日がたつにつれて、神戸の町も少しずつ元気になってきています。もうすぐです。 もうすぐきっとまたあの元の神戸の町に戻ると思います。その日を楽しみに、神戸のみんなで頑張って行こうと思います。
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Nさん

こんにちは! 作文の感想ありがとうございました。とてもうれしかったです。 地震後1年がたちました。学校生活はようやく元通りになりましたが、仮設に入って いる人や、遠いところから2時間もかけて通っている人など、まだまだ地震の影響が残っています。仮設住宅に一人で入っているお年寄りをどう支えるかなど、たくさんの課題があります。ボランティアをしている友人もいるのですが、私も口で言うばかりでなく、まだ遅すぎないと思うので、何かしたいと思っています。
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Hさん

お手紙ありがとうございました。 震災があってから、確かに神戸や淡路、その他の阪神地域は大変でした。今でも仮設 住宅に住んでいる方は大変みたいです。私も六甲に住んでいましたが、大阪に引っ越して、約1時間半を要して葺合に通っています。でも、もっと遠い人もいます。あれから1年たって、交通事情など復旧が進んで、多くの人々はふだんの生活に戻りつつあります。たくさんの亡くなった人や、家々がつぶれたのや、私の行きつけのコープさんがはでにつぶれたのや、元にはもどせないものもたくさんあるけど、頑張ります。
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Hさん

大震災から1年がたって、だいぶ神戸はにぎやかさを取り戻してきました。古かった 建物が新しくなったりして、きれいな建物が増えています。でも、まだ傾いている家も見られます。私の祖母の家は去年の8月に取り壊されました。自分の家より好きだったから、壊すときはすごく涙が出ました。とてもつらかったです。 みんなあまり表にださないけど、もっとつらい思いをしている人はたくさんいるし、 日がたって冷静に物事を受けとめられるようになっても、心に受けた傷は深すぎて忘れることは絶対できないと思います。でも、みんな元気だし、今年は受験生だから、お互い頑張っていきましょう!
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Fさん

学校にいるとすべてがいつも通りなので、地震のことを思い出すことはありません。 だけど、家に帰る途中、電車から見る風景がいやにすっきりしていて、淋しい気持ちになります。住人の方も、戻れない事情があって大阪などに移り住まわれて、なかなか会う機会がありません。 先日、中国でも震度7の地震があったのをテレビで見て、私たちが乗り越えてきたあ の経験をこの人達は一からやり直さなくてはいけないんだと思って、胸が痛みました。
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Mさん

地震から1年がたって、だいぶ神戸も元に戻ってきました。私の身の周りではあまり 大きな出来事がなかったのですが、家が倒壊したり身内が亡くなったりした方の心には、まだ傷があるのだろうと思うと、さみしくなります。 今では、普通の生活に戻り、毎日遊び暮らして、友達とワイワイやっています。こう いう平和が一番いいと思える経験ができて、うれしいです。
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Mさん

私たちの作文を読んでくれてありがとうございました。それで少しでも神戸の様子、 震災が私たちに与えた影響を知ってもらえれば、幸いです。 あの大惨事があってから1年がたちました。学校生活は元通りに戻り、生活も震災前 と一緒です。私は神戸の郊外に住んでいるので、震災の被害はあまりひどくありませんでしたが、今は仮設住宅に囲まれた生活です。近所の公園はすべて仮設住宅で埋め尽くされています。 神戸は一歩一歩復旧の道をたどっています。神戸も私たちも元気です。一日でも早く すべてが元通りになるように頑張ります。あたたかく見守ってくださいね。
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Yさん

お手紙ありがとうございます。あの震災からようやく1年たち、町も少しずつではあ るけど戻り始めています。あれから1年、私もいよいよ高3になります。あの震災直後でさえ何人もの受験生が合格しているのだから、私も頑張らなくては、という気持ちになります。お互いに頑張りましょう。
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Yさん

ご心配くださってありがとうございます。今、神戸はだいぶ復旧されています。しか し、全壊した家やマンションの跡の空き地は、未だにほったらかしの所も多数あります。私たちも、もちろんこんな経験は初めてで、どう対処してよいか分からなかったのですが、みんなで助け合うことが大切だと確信しました。私の家族は幸い皆無事でしたが、友人が亡くなったりと悲しいことが多い出来事でした。 そんな中で、やっと学校が始まったころ、クラスメイトに会えたことがすごくうれし かったです。私は一日も早く元通りの町に戻れるように願ってます。みなさんも応援してください。
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Yさん

神戸も、地震後に比べ、かなり復興してきました。私は、今、大阪に住んでいますが 、5月頃には神戸に帰ってくる予定です。そしてみんなと力を合わせて、神戸を以前よりもっと素敵なところにしたいです。 5、6年後、ぜひ神戸に遊びに来てください。


もとに戻ります。