「未成年者飲酒禁止法」

(大正11年3月30日 法律第20号)
第1条 〔未成年者の飲酒禁止〕
     @満20年ニ至ラサル者ハ酒類ヲ飲用スルコトヲ得ス
     A未成年者ニ対シテ親権ヲ行フ者若ハ親権者ニ代り之を監督スル者未成年者ノ飲酒ヲ知リタルトキ
       ハ之ヲ制止スヘシ
     B営業者ニシテ其ノ業態上酒類ヲ販売又ハ供与スル者ハ満二十年ニ至ラサル者ノ飲用ニ供スルコト
      ヲ知リテ酒類ヲ販売又ハ供与スルコトヲ得ス

第3条 〔罰則〕
     第1条2項、第3項ノ規定ニ違反シタル者ハ科料ニ処ス


【 参考 】
主要国の法定飲酒年齢
アメリカ・・・・・・・・・21歳
日本、スウェーデン、ニュージーランド・・・・・20歳
カナダ・・・・・・・・・・19歳
オーストラリア、デンマーク、ポーランド・・・・・18歳
イタリア、スペイン、ベルギー・・・・・・・17歳
ドイツ、オランダ、スイス、フランス・・・・16歳(イギリスも一部は16歳)


【アルコールの体への影響】
・肝臓・・・・アルコールを分解するために肝臓は使いすぎの状態になり、体が疲れやすくなたり、黄だんがでた
       りする。
       さらにひどくなると、肝臓の一部が弾力を失い、血液が十分に流れなくなり、肝硬変になる。こうなる
       と、もう元の肝臓には戻れない。

・脳の障害・・・意識がはっきりしなくなる。性格が変わったりする。
・胃・・・・・・粘膜が冒され、腹痛をおこしたり、はいたりする。
・末梢神経炎・・・・手足のしびれや運動の障害がでる。
・栄養のバランス悪化・・・栄養のバランスがくずれ、ビタミン不足になる。
・アルコール禁断症状・・・お酒を飲まないと手がふるえる。イライラする、眠れないなどの症状がでる。

・ガン・・・・・・口、食道、のど、大腸、肝臓などのガンにかかりやすくなる。