2003.3〜4作成
Cajon(カホン)を製作しました。まず「カホンって何?」と言われる方が殆どではないかと思います。
ペルーで生まれた箱型の打楽器だそうで、フラメンコでもよく使われているそうです。Cajonは箱と言う意味です。
詳しい説明は省略します。検索して調べてみてください。僕も本格的な叩き方とか、まだ詳しく知らないんです。
まず、作ってみようと思ったきっかけは、とあるライブで見て(聴いて)、「カホンってあんな音がするんだ。これは使えるな」と思ったからです。一緒に聞いてた友達が欲しいと言ってたけど、こーさくの場合、「箱なら木工でも簡単な方だ。しめしめ」ってことで作ることになりました。
製作の第一歩は設計からで、インターネットで情報収集しました。そこでなんと強力なサイトを発見!!
「Cajonは寝て待て!(ZO'S Cajon)」さんのHPです。カホンとは何か?から始まって奏法など様々な情報がテンコ盛りじゃないですか。しかも製作記事が細かく掲載してあって、とても参考になりました。
製作の説明は先述のHPを参考にするとよいと思います。(作ってみようと思う方は特に)
こちらは説明を手抜きさせてもらいます。
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外観はこの様に丸い穴が開いてます。塗装はワトコオイルで仕上げました。
重さは3.5Kgくらい。
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こちらが打面です。シナベニア4mmです。
横は21mm厚のパイン集成材です。反りもなく加工は楽でした。
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中にはギターの弦(6E弦0.53)を張りました。
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こちらは弦を固定してある方です。穴を通して、反対側を折り返し戻ってきたところでボルトで圧着してロックしてます。
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こっちは折り返しているところです。木ねじに引っ掛けてるだけです。「Cajonは寝て待て!」さんはヨートーねじくぎを使ってました。
弦の張りの調整は箱の外からする方がやりやすいとは思いましたが、ボルトの頭が外に出さない様にしたかったので、内側での調整としました。つまり穴から手を入れてボルトの締め具合を調整する方式です。
音については基準にするものがないので、正直なところ「これでええのかな?」といったところです。弦の張りによって音も変わるし、低域はもう一つと思いましたが、ベースカホンではないのでこんなところだと思います。音の出る穴にマイクをつけて出してみると低音も十分出ました。楽器らしい音はしてると思うので、アコースティックのアンサンブルでどうなるか試してみたいと考えてます。出来ればライブで使ってみたいですね。カホンという楽器を多くの人に知ってもらいたい気持ちもあります。
初めてカホンを作ってみて、タダの箱の割には手間がかかりました。いや、タダの箱じゃないですね。楽器ですから。次はもっといろんなアイディアを盛り込んで行きたいと考えています。と言うことは、、第2弾の予告ですね。頑張ります。