2000年 DIYグランプリ四国大会

2000/04/09 


 社団法人日本DIY協会主催による、DIYグランプリ四国大会に参加してまいりましたのでレポートします。

 社団法人DIY協会とはDIYの普及のために創られた団体です。
 コンテストの内容等、詳しくはこちらをご覧下さい。  http://www.diy.or.jp/

 山田工作室で紹介していますウィンドチャイム&キャリングケースを応募したところ、一次審査(写真、書類)の結果、地方大会に選ばれました。四国地方大会は去る4/9(日)に香川県高松市産業交流センターのサンメッセホールで開催されました。リフォーム・収納部門、ガーデニング部門、アイディア手づくり部門、手づくり工作ジュニア部門の4部門、計32点の作品が会場で展示されました。僕の作品はもちろんアイディア手づくり部門です。

 そして審査の結果、見事特選に選ばれました。特選に選ばれた作品は全国大会へと進めます。7月に行われる審査会でDIYグランプリ(通商産業大臣賞)副賞50万円等の賞が決定されることとなっております。全国大会の作品は8/25(金)〜27(日)に幕張メッセで行われるJAPAN DIY SHOW 2000 TOKYO にて展示されることとなっています。


●応募の動機
 近くのDIYショップに応募用紙を置いてあったので面白そうだなと思い、ちょうどウィンドチャイムを作ったところだったので応募することとしました。このコンテストのために作ったのではないので、コンテストだからと言って特に力むこともなく、「どういう評価基準で審査するのか見てみよう」と言う感じでした。

 グランプリになれば50万円の賞金がもらえます。無理だとは分かっていても取らぬタヌキのなんとかで、絵を描いてこれた姉に報酬いくら、ボール盤や電動カンナなどの電動工具を買い揃えようなどと計算してしまいます。


●四国地方大会に出席
 一次審査を通過した時点で地方大会への入選であり、表彰式にて表彰されることとなっていました。会場が隣の県なので無理に参加しなくてもよかったのですが、他の作品はどんなのがあるのだろうか興味があったので、会場まで足を運びました。

 会場に着き受付にて参加者のリボンを頂き、何か恥ずかしい様な嬉しい様な気持ちです。中に入ると様々な作品が展示されています。リフォーム・収納部門、ガーデニング部門、は写真パネルでの展示です。自分で家毎建てた人や、限られたスペースの中でも芸術的な庭を作った人などのパネルが展示されています。そしてアイディア手づくり部門、手づくり工作ジュニア部門は作品そのものを並べて展示されています。

 どれも力作ばかりです。まさにプロの仕事と思えるものが数多くあります。それでいながらオリジナリティがあり、よく工夫されています。作っている人の思い入れの様なものが伝わってきます。これが手作りの醍醐味であるわけですね。

 自分の作品を探したら、ちゃんとマイクスタンドに取り付けられ展示されていました。こういう場所で自分の作品が展示されているのはとても気分のいいのもでした。

 
 こんな感じでテーブルに展示されていました。


●表彰式

 大会事務局の方の挨拶や審査員の方々の紹介の後、部門毎に入選者の名前と作品が読み上げられ、ステージの上に上がります。次にこの中から特選の人を発表します。アイディア手づくり部門の入選者10名の中から2名が呼ばれました。自分の名前が呼ばれた時はとても嬉しかったです。どの作品も素晴らしくレベルが高いのでまさか自分の作品が選ばれるとは思ってませんでした。賞状と副賞としてデジタルカメラを頂きました。#これで作品の材料費はペイしたかな。

 表彰式の模様


●DIYスクールに参加

 表彰式の後、会場ではDIYアドヴァイザーによるDIYスクールが行われました。参加は無料でフラワーボールを作って持って帰れると聞き、「お土産にちょうどいいや」と思い参加しました。協会の会員である西村ジョイさんからフラワーボールのキットやらサフィニアの花などを用意してもらった様です。

 工作ならまかせなさい!なのですが、ガーデニングだけは経験がありません。周りの人のを見たり聞いたりしながら、約1時間半の奮闘の末なんとか形にしました。やってみると出来るものですね。説明をして下さったDIYアドヴァイザーの方が「みなさん楽しめましたか?」なんて言ってましたが、こちらは完成することに必死でして楽しむどころではなかったです。でも完成した時は作りあげた満足感はありました。

 DIYスクールの模様


最後に
 協会の方や会場のスタッフの方には、親切に応対して頂き感謝しております。また、DIYをやっている人々が多くいるんだなと思い、楽しいひとときでした。参加してよかったと思いました。帰る前にDIY協会の星野さんにいろいろとお話を伺いました。


「このイベントは毎年開催しているのですか?」(工作)

 「写真グランプリと言うのは平成元年から毎年開催していまして、今年は協会設立20周年と2000年と言う記念すべき年なので、作品そのものを見て審査し展示会と言う形で発表しようと試みたのです。全国で1228点の応募があり、うち四国ブロックは93点、そのなかから32点が四国大会で展示され審査されました。さらにこの中から今日選ばれた10点が全国大会へ駒を進めます。全国8ブロックからの作品80点が全国大会に出展されます。」(星野氏)
 ※DIY協会のHPにも詳しく出ています。

「この様にいろんなジャンルの作品があると審査するのも大変ではないですか?」(工作)

「おっしゃられる通り、審査は大変苦労します。どの作品も力作揃いで、甲乙つけ難い。しかも見ていると作った方のご苦労が見えてきます。」(星野氏)

「審査の基準と言いますか、どんなところを重視しているのですか」(工作)

「まず、アイディア(着眼点)、独創性(オリジナリティ)です。それとやはり製作技術(出来るばえのよさ)も見ます。」(星野氏)

「応募している方はどの年令層が多いですか?」(工作)

「いろんな方が応募されます。年令は上はご年輩の方から若い人もいます。大体30代、40代が多いです。主婦の方も多いです。また、山に木があったり、近所に大工さんがいてその廃材を利用したりする人など様々です。」(星野氏)

「自分の作品のどこがよかったのでしょう?」(工作)

「素晴らしいです。細かい所までよくで来ている…」(星野氏)
#などとお誉め頂き御満悦の工作であった。

 他にはDIY協会の活動について伺いました。DIYアドバイザーも年々増えてきているそうで、”よりよい住まいと暮らしを自分たちの手でつくろう”と言うDIYが普及していくことでしょう。


 さぁ、次は全国大会です。グランプリはたぶん無理でしょうけど、幕張メッセには見に行きたいと思っています。
また結果をレポートします。