町の鍛冶屋さん

2000.4.


 鋼と鉄の融合



  
  刃物地の鉄を窯に入れる。

  
  鎚で叩きながら柄の部分を尖らせる。
  そして鋼を入れるための割りを入れる。(凹みを作る)

  
  四角いハンマーの様なものをあてがい鎚で叩く。

  
  前の工程で切断した鋼をペンチでつまみ凹みに入れる。

  
  ハンマーで叩いて奥まで押し込み安定させる。

  
  ホウ酸を振りかける。

  ホウ酸について

  鉄と鋼をくっ付けるための接着剤である。接着剤と言ってもボンドの様なものではなく、空気(酸素)を遮断するためのものである。真空では異なる鉄も分子が結合する。

  
  窯に入れて熱してから鎚で叩く。
  また、窯に入れ熱してから叩く。これを繰り返し、鋼と鉄を一体化させる。