2003.2作成
DIY CITYのMALLにナカジマ株式会社と言う塗料屋さんがあります。(「古色の美」なんてタイトルついてます。)
そのHPに新製品のモニター募集があったので、軽い気持ちで応募しました。塗装のセットを無料でくれると言うので応募したのです。”家庭用廃油等を活用する”と言うふれこみもエコロジーでよいではないですか。
所定のフォームに必要事項を書き込んでボタンを押すだけ。一応、「自分のHP(ここ山田工作室のこと)でレポート記事を掲載するのを条件に応募します。」なんて記事欄に書き込んだりして。
商品は
半乾性油木材塗装セット「E-PIG 」
特許申請中 特願2002-339152
です。
数日後そのサンプル商品が送られてきました。一ヶ月以内に使ってみてアンケートを返すのがモニターの条件なので、何か塗るものがないか考えたけど、適当なものがありません。そこで、ちゃんとした作品じゃなくても、単に木に塗ってお試しすればいいんじゃないかってことで、花瓶の敷板を製作しました。 前回製作したスピーカキャビネットでスピーカの前面板の穴あけした残り材を利用したのです。たまたま花瓶の敷板となった訳です。
作業手順、用意するものはナカジマ株式会社さんのHPで確認して下さい。家庭用廃油を用意しましたが、濾紙で濾すと説明にありまして濾紙を探しました。薬屋さんでも売ってなくて取り寄せになると、言われて…。ナカジマ株式会社さんに直接電話して確認したところ、キッチンペーパーで濾したのでよいとのこと。単にテンカスが入るのも嫌だからと言うレベルでした。こーさくみたいにクソまじめな人もいることをちょっと考慮して欲しかったな。
では、作業工程に入ります。
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まず材料の表面にサンダーをかけます。材料はパインの集成材です。前回のスピーカキャビネットの製作時に、ジグソーでくり抜く時にドリル穴を開けたので滑らかなカーブの切れ込みに加工しました。
決して輪ゴムで飛ばすためではありません。(飛ぶかいな!)
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てんぷらの廃油を用意します。30〜40mlくらいかな。今回は少量でよいです。
香り付けにアロマオイルを入れました。アロマオイルを初めて購入しましたが、いろいろ種類があるんですね。3mlで600円です。結構高いものです。使ったのは数滴…のつもりが10滴くらいトポトポと入りました。
ローズウッドのよい香りなんですが、てんぷら油(使用後)の匂いと混じって、微妙です。
アロマオイルは入れなくてもよいのです。お好みです。
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オイルをウェスで塗ります。
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そしてベンガラを塗ります。油はもう少し乾いてからの方がよかったのかな??
この辺がよくわかりませんでした。ウェスで擦り過ぎると薄くなるし。こんなのでよいのかな?いう感じです。
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とりあえず塗りあがりました。色はそれなりですが、表面のクラックが気になります。パイン集成材はいま一つなのかな。
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養生材をスプレーしたところ。なんかべとべとになって、失敗したかなって感じ。(これでいいのか!?)
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乾いたらこんな感じ。まぁまぁかな。
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裏はニードルパンチカーペットを貼り合わせました。この辺は丁寧なところでしょ。
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花瓶に収まりました。いい香りがします。
<使ってみての感想>
作業手順が単純でしたが、ベンガラ塗りや養生材のタイミングが分からなかった。こんなものかもしれないし。
仕上がりが写真ではそこそこに見えますが、ワトコオイルみたいにつるつるじゃないです。
パイン集成材はサンドペーパー掛けではあまり綺麗にならない(細かくならない)ので、材料のせいもあるかも知れません。今度は別の材料で塗ってみます。予め油に混ぜてつかう方法もあるので、いろいろ試してみます。