七輪陶芸
2002.7〜
七輪陶芸とは陶芸家の吉田明さんという方が考案されたもので、粘土でぐい飲みなどを作り七輪で焼き上げる陶芸手法です。「七輪で本当に陶芸なんで出来るの?」と思われる方も多いと思いますが、ドライヤーで風を送り七輪内の熱を上げてやれば、ちゃんと焼き締めも出来ます。つまり釉薬を使わずとも土の風合いを持った味のある作品が出来る(うまくいけば)のです。
七輪陶芸の本も出版されていて、またアウトドア雑誌でも紹介されて一躍ブームになりました。(2,3年前かな)TVでやってるのを見ていつか自分も挑戦してみたいなと思っていました。芸術と言うと少し尻込みしてしまうこーさくですが、そんなに堅苦しいものではなく、アウトドアの延長でありDIYなのです。
徐々に温度を上げていき、最後にドライヤーを七輪の通風孔の口に入れると火柱が立ち見ていても楽しいです。(ただの火遊びか!?)
詳しい手順は本やHPでも沢山紹介されていますので、そちらにお任せするとします。
粘土の成型の写真は撮ってなかったです。(すみません)
これは素焼きのアルミホイルで包みフライパンに入れてさらにアルミホイルでふたをして徐々に炭を熾して行きます。
30分くらいしたら金網の上に置きます。通風孔を徐々に明けて行きます。アルミが溶け出したら素焼きは完了です。
素焼きが終わればそのまま本焼きです。作品を七輪の中に入れます。炭を足して火が熾ってきたらドライヤーで風を送ってやります。ドライヤーの距離をだんだん近づけていき、最後は口の中に入れちゃいます。
炎の色がレモン色になって、作品も赤から黄色に変わっていきます。向きを変えたりしてしっかり焼きます。
第一回の時の作品。友達が家族連れやら、友達連れやらで来てくれました。
結局どれもひび割れがあり失敗です。乾燥が不十分だったからだと思います。
早く作品を仕上げようと焦るのがいけないですね。
まぁ、ええかんじですかね。
うーむ、芸術は爆発かぁ!? ちょっと岡本太郎入りました。(^^;〃
この他にも今年(2002年)は6,7回はやりました。第一回目で乾燥が不十分で失敗したので、それ以降は粘土の成型を一日一個気が向いたときに作り、ある程度ストックが溜まったら、休日に焼き上げるというやり方にしています。
ストック数が多すぎても一個あたりの時間を十分かけずに失敗してしまいました。温度をゆっくりあげるのが肝心です。成功した作品は友人にプレゼントしました。物珍しいのか喜んで頂けましたけど、自信ある作品にはまだまだ遠いです。奥が深いです。
芸術を追求するところまではいかないと思いますが、これからも粘土遊びと火遊びを楽しみたいと思います。自分で作ったぐい飲みで酒を飲むのはまた格別です。お近くの方で興味をもたれた方は是非ご連絡下さい。一緒に遊びましょう。