なんだか 日記

2000年1月


どーでもいーよーなことですが ・ ・ ・


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1月15日 2000年 はじまる

1月31日 ソフト の 使い方

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1月31日

ソフト使い方

パソコンでもオーディオ・ビジュアルでもハードとソフトがあり、ソフトがなければハードはただの箱になる
のは誰もが認めるところだろう。                                          
オーディオ・ビジュアル界で数年前市場に登場したDVDソフトは、当初から家庭のテレビで再生するに
はオーバークオリティーといえるような画質を備えていたと思う。わたしがDVDの画像をはじめて目にし
たのは、家電量販店で32インチ・ワイドテレビに映し出されていたデモ・ディスクだったが、それまでの家
庭用テレビでみるLDの画質とのあまりもの隔たりに一見して驚いてしまった。                
それまでは正直言って、LDは家庭用のテレビ程度の画面サイズで観るかぎり、受信状態の良い地上波
放送に対してのメリットをあまり感じられなかったし、テレビ画面程度のサイズでしか観られない場合に
は、ソフトのコストについてももったいなく感じられたものだ。しかしDVDではかなり様子が異なり、テレビ
画面でみてもこれまでとは一線を画する高画質。テレビで観るLDとは異なる世界が展開している。   
それもテレビとDVDプレーヤーとを用意し、ケーブルで接続してソフトを再生すればその機器で可能な
最大限に近い高画質が手軽に得られる。                                    
これは、大掛かりなオーディオ・システムでいろいろとセッティングを調整しながら音質を追いこんでいく
やりかたとは対極にあるといっても良いのではないかと思うが、一ユーザーとして経験を積んだベテラン
でも、ほとんど経験のない初心者でもまったく同じ画質を享受することができるのだから、世の中便利に
なったものだとつくづく思う。                                             
しかし、テレビとDVDプレーヤーの組み合わせはオーディオでいうとミニ・コンポからハイコンポ・クラス
でソフトを再生しているということになり、実はソフトに収録されている情報の多くが欠落していることにな
り、迫力も大きく後退しジオラマ的になるのだが、これについてはまったく問題視されていない。     
オーディオではミニ・コンポやハイ・コンポでソフトの音質評価をする評論記事などどんなオーディオ雑誌
にも掲載されていないが、ことDVDをはじめとするビジュアル・ソフトに関してはテレビ画面での画質評
価がそのほとんどを占めている。これは不思議なことだと思うのだがなんの疑問も上がっていない。  
DVDソフトは高画質プロジェクターで100インチを超えるようなスクリーンに投影するに十分過ぎるくらい
の画質を出せるので、ここまでの画面の大きさで高画質再生がを楽しめるということでは、かつてのLD
ソフトの価格よりずっと高価でも不思議はないくらいで、さらに4時間程度の映画なら連続再生も可能で
収納場所も節約できる。                                               
わたしの場合、100インチ・スクリーンとはいえ大した画質で観ているというわけではないのだが、それ
でも現在のDVDソフトの価格は全般的に激安と言えると思う。ソフトに対しての価値観はソフトに収録さ
れている情報をどの程度活用できるかにかなり左右されるのではないかと思う。             


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1月15日

2000年 はじまる

ここしばらく「なんだか日記」の更新を怠っていたら、2000年が明けて速くも半月が過ぎてしまった。
世間では心配されていたコンピュータの2000年問題もまだこれといって大きな問題も発生しておら
ず、とりあえずは一安心。
1000間続いた1000年代が終わった。昨年の大晦日には世界各地で2000年代の幕開けを祝うミ
レニアム・カウントダウンとかを盛大にやっていた。今年2000年代は幕を明けたが、20世紀は今年
で終わる。「来るべき21世紀に向けて」というのはよく耳にする言葉だが、「来るべき2000年代に向
けて」なんて言葉はあまり聞かない。ま、そんなことどうでもいいことか・・・。
ところで昨年の大晦日、書店で音楽之友社の「オーディオ2000」という本を買った。巻頭にはオー
ディオ評論家の 貝山知弘氏、長岡鉄男氏、藤岡誠氏の「世紀末オーディオを語る」という放談記事。
ここでもなぜか「2000年代の・・・」とはなっていないが、フォーマット乱立で先行き不明なオーディオ
業界の先行きを案じてのことか。
その放談は、いきなり長岡氏の今世紀中の引退表明から始まる。昨年11月に出た共同通信社の
「オーディオ・ベーシック vol.13」の対談記事にも似たような引退表明があった。「オーディオ2000」
を読むと、シビアなテスト・レポートからは手を引きその他の雑文を中心に据えていきたいということ
のようだ。その結果、オーディオ・ビジュアル・ルーム「方舟」の必要もなくなるため、その処分方法
に困っているのだという。
読んでいてなんだかとても複雑な心境になる。長岡氏のシビアなテスト・レポートといえば、隔週刊の
FMfanに掲載される「ダイナミック・テスト」が代表的なものだろう。バックロードホーンや共鳴管等の
高感度・ハイスピードタイプのスピーカーを使っているリスナーには特に機器選びの参考なるのだ
が、この連載が終わってしまったら高感度スピーカーでシビアに行うテストがまったくなくなってしまう
のではないか。また、テスト・レポートがなくなってしまうだけでなく、オーディオ雑誌から長岡氏の書く
文章が少しずつ減っていくのも、やはりさみしいものだ。
そんなわけで、「オーディオ2000」を手にしたのが昨年の大晦日だったこともあり、20世紀最後の
年の到来を素直に喜べなくなってしまったというわけだ。個人的には、昨今の世間の移り変わりは
「昭和時代」から残り続けていたものがここにきて本格的に次の時代に取って代わられようとしてい
るように思える。
「来るべき21世紀に向けて・・・」。そんなかつては20世紀の現実と距離を置き、時には人々に夢
を与えてきたこの言葉がいよいよ現実となる21世紀が来年やってくる。


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