なんだか 日記

2000年5月


どーでもいーよーなことですが ・ ・ ・


インデックス
5月 2日 プロジェクト 挑戦者たち
5月 3日 地雷を踏んだらサヨウナラ
5月 4日 とんぼさん 来訪
5月11日 NHKからのメール
5月12日 オンチ

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5月12日

オンチ

今日買ってきたFMファン11号 ダイナミックテスト巻頭言のお題は オンチ。 自分で気に入っていればおかしなことをやっていても意に介さないという感じの 人のこと。
元来の歌唱力に使われる「音痴」から、味オンチ、オーディオの音質の正確な吟味の できないオーディオ・オンチなどなど。下手な歌を他人に聴かせなければ、変な味付 けの料理を他人に食べさせなければ、おかしな音を他人に押し付けなければ、実害は 生じないはずなのだが ・ ・ ・ ・ 。
ちょっと前の号の巻頭言 地域格差 もそうだったけど、なかなか身につまされ るような部分もあるな、とちょっと冷や汗をかきながら読んでたりして。。。 (^^;


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5月11日

NHKからのメール

今日メールを開くとNHKからメールが入っていた。 地上放送の受信料はちゃんと口座振替にしているのでその督促ではなく、番組で使いたいの でインタビューに応じてほしいということだった。 といってもよくニュースに出てくるような顔を隠して声を変えた何かの犯罪がらみの証言 ビデオではない。もしそうだったらとてもスリリングだろうが、その後の身の安全は ちゃんと保証されるのだろうか、とニュースを見ながらたまに思うことがある。
で、今回のインタビューというのは、5月2日の日記に書いた「プロ ジェクト」という番組に感想のメールを送ったのだが、5月21 日 日曜日の再放送で視聴者のインタビューも併せて放送したいということ。ただし、 東京、千葉、埼玉在住者に限るということ。ややっ!これは残念、テレビに出そこなった。 (^^)
この番組のキャッチフレーズは「願いはかなう」ということ。テレビ番組という限界はある だろうが、これまであまり着目されることのなかった技術者の気持ちに少しでも迫ることが できるのはこれまでのほかの科学番組や技術紹介番組ではほとんどなかったことだ。 結果として生み出された技術ばかりを紹介されていると、視聴者はどうしても新技術はどこ か遠くの世界からやってくるものであるかのように錯覚しがちになるだろうし、企業側の 立場からすれば、新技術を生み出せるのは企業力あってこそのものといいたいのも本音だ ろう。しかしながら今も昔も新しいものを生み出しているのはわたしたち人間であることに 間違いはない。
かといって現在進行形の開発現場をテレビで公開するような企業などないだろうから 番組では今となっては過去になってしまった開発の様子が取り上げられているが、そのため NHKの番組なのに開発の舞台となった企業の実名がバンバン出てくるし、今週の放送では 有名な大企業内での軋轢(あつれき)に翻弄される一技術者の姿さえも描かれていた。
ということで、これまでとは掘り下げ方が違うこの番組、たかがテレビ番組だがやはりオス スメ。それでは5月21日 午前10時からの再放送を楽しみに待つことにしよう。


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5月4日

とんぼさん 来訪

今日はこのサイトの読者 とんぼさん ご家族がわがやにおみえになった。 ゴールデンウィークを利用しての 映画「がんばっていきまっしょい」 のロケ地ツアーなのだそうだ。出発されてからずっと五月晴れに恵まれまさに 絶好の「がんば日和」といったところ。みなさんよっぽど日頃の行いが良いの だろう。もし、1日出発が遅れていたら、大きな事件で高速道路が通行止めに なっていたので予定が大きく変わっていたことと思う。
わがやにお寄りになる前日瀬戸内海を橋で渡り、映画でクルーたちがボートの 練習や合宿を行った鴨池海岸と大会が行われた玉川湖という 主要ロケ地を巡ってこられたとのこと。わたしも一昨年の秋に鴨池海岸には 足を運んでみたが、まさに映画の中の情景が眼前に広がっていた。
そして本日とんぼさんがわがやに着いたのは午前10時。さっそくオーディオ用の メインシステムの音を聴いて頂く。とんぼさんがお使いのネッシーとは形状 も違いシステム構成も異なるために、やはりかなり鳴り方が異なるとのこと。 わがやではCDプレーヤー、アッテネーター・ボックス、メインアンプ、 スピーカーだけであるのと、バッフル最小のメリットが出て微小信号の 再生や音場感には有利にはたらいているようだ。その反面軽量構造の建物の ためボリュームを上げるといたるとことが鳴り始めるという欠点もある。
次は狭い6畳間に押し込んでいるシアターの視聴。シアターのシステムは パソコンの画像取込・表示機能利用のラインダブラーから最近安価ながら 2-3プル・ダウンの新しいラインダブラーに換えたばかりで、それに合わせて プロジェクター本体の調整もかなり変更していた。シアター視聴の間はご家族 のみなさんは、29インチテレビとスワンのAVシステムで「ルパン三世 カリオ ストロの城」のビデオを観ていて頂く。
とんぼさんはご自宅で昨年の秋発売になったばかりの最新鋭プロジェクター とラインダブラーをメーカーにも数人しかいないというプロのシビアな調整 を終えて使用しておられるので、わがやの映像ではあまり満足されない様子。 輪郭にリンギングが出ているのに肝心の輪郭が甘いし、ラインダブラーの限界 か色数が少々足りないように感じられるところもある。ま、これはしょうが ないかな。
ためしに「がんばっていきまっしょい」のDVDソフトを再生してみると、これ については現在のとんぼさん宅での映像よりも我が家の映像のほうが好印象 なのだそうだ。このソフトはもともと輪郭線が曖昧でコントラストが甘く白っ ぽいので、その辺をイコライジングしてうまく補正してやると輪郭が甘めの わがやの映像でもそれなりの雰囲気が出てきているのだろう。またこのソフト は緑が強めに出るので、それを抑えて青をやや強めに出すと奥行き感も出て くるようだ。といってもイコライジングしてみたところでカリカリの高画質 に変身するわけではないが。。。
ほかにもいろいろなソフトを再生しながらペチャクチャとオーディオ・ビジュ アル談義をしていると、ご家族のご覧になっていた「カリオストロの城」が 終わってしまったのでこれにて視聴会は終了。時刻も午後1時を回っていたので みなさんといっしょに昼食に向かう。
昼食後とんぼさんご家族は家路に。その途中で「がんばツアー」の締めくくり として映画の中で主人公の住まいとなっていたクリーニング店に寄っていかれ るとのこと。「がんばっていきまっしょい」はなぜかその何気ないロケ地を一度は スクリーンを通さずじかに見たくなってしまう不思議な作品だと思う。さまざまな 場面のロケ地が単なる映画の道具ではなく、その場の空気感をともなってこの 作品を観る者の心に記録されているからではないだろうか。映画が好きで良かっ たな。素直にそう思える稀有な名作なのだとわたしには思えてならない。


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5月3日

地雷を踏んだらサヨウナラ

この作品は日本映画なのだが、ほとんどがカンボジア国内で話が進んでいく。 当時内戦の戦火に巻き込まれたカンボジアで、その状況を撮影することに生 命を掛けた一人の日本人カメラマンの実話だそうだ。
作品の中で少しだけ高度成長期を終えた平和と安定の中の日本の場面がある。 現地での内戦が激しくなるほどにこの日本の情景との対比があたかも現実感 を喪失させていくようだ。しかし、それらは同時に存在していたまぎれもな い現実。
彼は平和から離れあえて自ら生命を危険にさらすことを選んだが、彼がどん な気持ちで戦時下の状況を撮影するために幾度となく死線を潜り抜けてきた のか、そんなことわたしに分かるはずもなく、ホントにそうすることが必要 だったのかという問いかけに答えることもできない。
戦争の悲惨さを描いた作品はいろいろあるが、この作品で強く感じたのはそ の悲惨さや無意味さではなかった。しかし胸に詰まる何かがあった。それが 一体なんであったのか、今はまだわたしの中ではハッキリしていない。


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5月2日

プロジェクト 挑戦者たち

今年3月の末からNHK総合テレビで毎週火曜日の夜9時15分から「プロジェクトX」という この国に住んでいる人なら誰もが知っている大きな事業を支えた技術者たちに照明を当 てた番組をやっている。先週までの5回の放送で「富士山頂上の気象レーダー建設」 「ビクターのVHSビデオ開発」「青函トンネル工事」「胃カメラ開発」「ホンダの CVCCエンジン開発」が取り上げられた。
今日の放送で取り上げられていたのは「ダイニングキッチンの開発」。これまで取り上 げられた内容に対してスケールダウンしたのではないかという先入観で番組を見ていた のだが、見終った後ではこれまでの内容とは異なった充実感を得たように思う。これま での対象以上により日常生活に密着した内容であったことと、その奥に開発者の、家族 に対する深い慈しみを感じたからだろう。また、ダイニングキッチンに開発秘話がある などどは思ってもみなかった。
多くの人々の心から「創る」「作る」「造る」といった概念に向けられる興味や意欲が 次第に失われつつあるようにも見えるなかで、今ではあたりまえに使われているものの 開発にまつわる話を紹介するこういった番組を目にするのはかえって非常に新鮮な感覚 がある。
来週は新幹線の開発に携わった旧日本軍の技術者が取り上げられる。戦争によって高め られた自分たちの技術力を平和のために活用したい。そういった願いで時速250kmの営業 運転に挑み実現するというのは既に知っていることなのだが、これまでに紹介されていた 部分とはちょっと違ったところに照明があたるのもこの番組の面白いところのようにも 思えるし、直接開発に当たったかつての一担当者の当時を振り返ってのインタビューが 紹介されるというのもほかではあまり見かけない。
そして、この手の番組としてはとても異色なことだと思うが、番組のオープニングとエン ディングでは中島みゆきのちょっと重めの歌が流れる。番組の構成もさることながら、 こういった点でも番組制作者の意気込みみたいなものがうかがえる。これまでに様々な 新しいものを生み出してきたのは、高精度な工作機械でもなければ高速演算が可能なコン ピューターでもなく、わたしたち人間の英知なのだ。この番組の最大のテーマはその一点 に集約されていると思えてならない。
ところで、今日の番組の最後に登場した昭和20年台のコンクリート製の流しに、思いが けず映画「グリーンマイル」のラストシーンが少しだけダブって見えたような気がした。


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