インデックス
7月15日 明日は「プロジェクターの調整を見よう」の会
7月16日 なんと 夢のプログレDVDプレーヤー対決
7月18日 そして DVD-H1000 リベンジ・マッチ
そして DVD-H1000 リベンジ・マッチ
おとといの視聴会でD-1に大きく差を付けられてしまったDVD-H1000ではあったが、やはり
電源投入直後での比較であったことはDVD-H1000にとっては、はなはだ不本意なことだったの
ではなかっただろうか。
昨日の夜、Kさんから再度DVD-H1000とD-1の対決をするので戦場に掛けつ
けて欲しいとの連絡を頂き、今日は夕方からKさん宅に再びお邪魔することに
なった。Kさん宅に着くとKさんの同僚の方も来ておられ3人での視聴会となった。
今日はDVD-H1000のウォーミング・アップもバッチリ。D-1に比べてDVD-H1000の色温度が
低く映像がつぶれ気味のようなのでプロジェクターで色温度を高く設定し鮮鋭感を上げる、
できるだけDVD-H1000からディテールの表現を引き出せる方向に映像を調整されたという
ことだ。
その甲斐があったようで、おとといと同じディスクで比較視聴してみるがD-1とDVD-H1000
の違いはかなり縮まっているように感じられる。D-1の電源ケーブルをDVD-H1000に取り
付けていた太目の物の取り替えてみるとそれまでやや明るめだったD-1の暗部がきりっと
引きしまり、2者の差はさらに縮まる。
「レジェンド・オブ・フォール」の夜の森や夜戦シーンなどでは2台のプレーヤーを
シビアに比較しながら観ていくとやはり階調表現や微小信号の部分で差はある
のだが、丸々一本映画を観るときなどはこの程度の差なら気にしなくても良いのでは
ないかと思えるような差にはなってきたと思う。
今日見るDVD-H1000は圧倒的価格差をものともせずかなり健闘しているといった感じだ。
実はデジタル段階の映像処理については、27MHz-10bit処理のDVD-H1000に対して54MHz-
14bit処理とD-1のほうが数値的に階調表現や滑らかさといった点で断然有利になる。
もともと価格差があまりにも大きいのでスペック上の数字で「質」を語るのはいささか
ナンセンスなのだが、それでもこの数字の違いを実際に映像として目で確認できたといっ
た感が強い。もちろんデジタル処理以降のアナログ回路の質も高いからこそデジタル
処理での差が活きてくるのだろう。
今回のリベンジ・マッチでDVD-H1000がD-1を打ち負かしてしまうところまではいかな
かったが、デジタルの映像機器であってもオーディオ機器同様、しっかりと作られた物
はウォーミング・アップの重要性が高いことを実感できる結果となった。D-1にしても
電源投入直後は薄味で頼りない映像といった印象だ。
また、当然のことだが比較視聴に用いるソフトの質が悪いと2台のプレーヤーの差は
さらに分かりづらいものになる。オーディオでもビジュアルでもハードと同じくらい
ソフトの質も重要のようだ。
なんと 夢のプログレDVDプレーヤー対決
さて、一夜開けて今日はいよいよKさん宅にお邪魔させていただく日となった。Kさん宅に
到着したのは午後2時過ぎ。シアターはとても雰囲気の良い洋室。その天井には
プロジェクター LVP-2001が専用の取付け金具を介して吊り下げられている。スクリーンの
両脇には片チャンネルに2発のTADの40cmウーハーと大型ホーン・ドライバーを使用した
フロア型スピーカー、スクリーン下にはFOSTEXの30cmウーハーに削り出しウッドホーン・
ツイーターを組合せたセンター・スピーカーが横たわる。音声の中核となるAVプリアンプは
セータのカサノバ。天井にはダウンライトも取り付けられ、このままHiVi誌のカラー・グラ
ビアを飾れるんじゃないかな。(^^)
Kさん、三菱の技術者さんと挨拶を交わすとさっそくプロジェクターの調整が始まる。
このプロジェクターはKさんがこちらに引っ越される前からすでに使っておられたも
ので、以前この技術者さんの手によるシビアな調整もすでに済ませていたそうなのだが、
今回引越したため再度調整をお願いすることになったそうだ。三管プロジェクターで
良い映像を楽しむには移動のたびにこういった微調整をやり直さなければならず、移動
しなくても少しずつ映像がずれてくるものなので、たまには細かい調整をしていかなけ
ればプロジェクターの潜在能力を発揮させることはできない。
発信機を用いたテストパターンやDVDプレーヤーからの映像信号を用いながら光学的・
電磁的なフォーカス、画歪などをシビアに合わせ込んでいく。今回付け直したスクリーン
とプロジェクターの位置関係がかなり良好だったこともありRGB三色の色ずれはあまり
発生していなかったようだ。わがやの古いプロジェクターに比べてコンバージェンスを
リモコンで調整でき、スクリーンの間近で色ずれを確認できるだけでも格段に便利。
テスト・パターンの画像を見てもフォーカスは隅々までしっかり合わせ込まれている。
プログレ信号、NTSCのそれぞれの4:3画面と16:9画面、そしてHDTVの16:9画面の調整
をしっかり合わせて調整を終了。ちなみにスクリーンサイズは100インチ。ゲイン1.4の
マット素材をお使いだ。
一段落着いたところで休憩をとっていよいよDVDを再生しながら映像のチェックに入った。
KさんはDVD-H1000というプログレッシブ・プレーヤーをお持ちなのだが、まずは先ほど
のプロジェクターの調整でテスト画像の送り出しに使用していたエアーのD-1というDVD
プレーヤーをそのまま使ってのチェック。このプレーヤーはもちろんプログレ出力に対応
しておりしかも電源部は別筐体。そしてその価格はなんと138万円也!!
さて、このD-1とLVP-2001をダイレクトに接続して観る映像は、それまで親しんできた
DVDフォーマットとはまったく別物であるかのような錯覚さえ覚えるおそろしく微妙で
繊細なもの。全体的に明るめで色は薄めなのだが、その圧倒的なグラデーションの豊富
さはまさに底無しとでも言えるような自然さを見せつける。視聴には主に「恋に落ちた
シェイクスピア」を使ったが、この観なれたディスクにこんなにも膨大な映像情報が
収録されていることにただただ驚くばかり。
そしてわたしが持参した「クリスティーナ&ローラ」も再生。このソフトは映画ソフト
のようにフィルムから起したものではなくハイビジョン・カメラで撮影しNTSCにダウン
コンバートしたもの。マニアから嫌われるいわゆるビデオ素材のソフトなのだが、今日
ここで観るこのディスクの映像はまさに息を呑むすごさ。この情報量と色彩とコ
ントラストの鮮鋭感はフィルムを介在させている映画ソフトではまず観ることができな
いのではないか。その映像を観ていた三菱の技術者さんも「こんなもの(目の毒だから)
観ないほうがいいよ。。」
なんて言いなんて出す始末。たしかにこんな映像を見なれてしまうと画質の悪いソフト
ばかりか並の高画質ソフトぐらいではまず満足しなくなってしまうだろう。
ここで比較のためにDVD-H1000に電源を投入し同じソフトを再生してみたのだが、価格差
ほどの違いを十分に実感できる結果となってしまった。数時間ディスクを回し十分ウォー
ミング・アップできているD-1と電源投入直後のDVD-H1000との比較では当然DVD-1000の
ほうが不利なことは分かりきってはいるのだが、この差はウォーミング・アップを進め
ればどの程度縮まっていくものなのだろうか。この辺も興味のあるところ。
調整したての最新鋭プロジェクターとそのプロジェクター本体を上回る価格のDVDプレー
ヤーを組合せ、さらに国産機屈指の映像を誇るプレーヤーとのシビアな比較。とても
めったに体験できないような非常に贅沢な視聴会。この後もディスクやプレーヤーを
交換しながら映像の違いを楽しむうちに足早に時間が過ぎていくのだった。。。
明日は「プロジェクターの調整を見よう」の会
サイトの常連のとんぼさんから電話が掛かってきた。なんでも、とんぼさんの知人Kさん
がこちらに引っ越して来られたそうなのだが、所有しておられる三菱の最新鋭三管プロジェ
クター LVP-2001の調整を明日東京から足を運んで来たメーカーの専門技術者が綿密に行う
のだそうだ。とんぼさんからの紹介で、Kさん宅での調整の現場に立ち合わせてもらえる
ことになった。
AV雑誌によるとこのLVP-2001のシビアな調整は一般ユーザーはおろか、AVショップの
カリスマ・インストーラー諸氏でもなかなか手強いものなのだというが、実際にこのプロ
ジェクターを使ってでもいない限り、なかなかその調整作業を拝めるようなものでもない
ので、とても楽しみにしている。さて、明日はどうなることやら。(^^)