なんだか 日記   2001年2月
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ど−でもい−よ−なことですが ・ ・ ・


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2月11日 利き
2月13日 電源ケーブル

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2月13日

電源ケーブル
昨年の暮れ、わたしのオリジナル設計のバックロード・ホーン BH-1606SS を所有している知人から、しばらく部屋の都合で鳴らしていなかった オーディオを復活させたいので、まずはアンプを新調したいとの連絡 があった。ハイスピード・フルレンジを使用したスピーカーにはやは りMOS-FET出力段のアンプを組合せたい。よくできたバイポーラ・トラ ンジスタ出力のアンプも決して悪くはないとは思うが、よくできた MOS-FETアンプの音を聴きなれてしまうとバイポーラではいまひとつ 食いつきが物足りないといった感じになる。もちろんMOS-FETアンプ だったらなんでも良いというわけではないので機種の吟味は肝心。
以前BH-1606SSを鳴らしていた頃にはやはりMOS-FET出力段のTA-F222ESJ という定価\49,800のプリメインをわたしから貸し出していたが、この アンプでも価格の枠を大きく越える躍動感や繊細感が得られ、一般的な 音楽再生には十分とも思えるような音が出ていた。 そこで今回もMOS-FETを出力段に使用したソニーのTA-FA777ESがコスト 的な面でもちょうど良かったので勧めた次第。定価は20万円で現行の MOS-FET出力のプリメイン・アンプでは最高級機種でもあるし、一般的 なアンバランス出力でマトリクス接続のサラウンド再生も可能なので、 知人の試聴条件には具合が良い。
購入後2週間ずっと通電しておいたらセッティング直後に比べがぜん音 が良くなったとのことで、さらに付属の着脱式電源ケーブルを太いもの に交換してみたいとのこと。222ESJの頃にも5.5スケアのビニール・キャ ブタイヤの両端にゴム製のプラグを付けただけの電源ケーブルを使って いたのだが、これでも付属のケーブルに比べ一聴して音のエネルギー感 が向上し音場も広くなったので、今回の777ESでもその効果を期待する。 しかし、リスナーの音の好みに合わない場合や、もともと付属の電源ケー ブル込みで入念に音質・音調を作りこんでいる機器の場合では必ずしも 良い結果が出ないこともあるので、過信は禁物。今回作った電源ケーブ ルは知人宅が遠隔地に引っ越しているため郵便で送ったが、思うように 音質は向上しているだろうか。
材料はホスピタル・グレードのプラグ、フルテックのコネクター、3.5 スケアのビニール・キャブタイヤ、FLチューブなど。できあがりの見た目 は市販3〜5万円台の電源ケーブルと変わらない。市販の電源ケーブルは 特殊な断面構造のケーブルを用いたむやみに高価だとしか思えないよう なものが多いが、壁コンセントまで2本の単線で来ている電力を複雑な 断面形状のケーブルに数メートル流すことでホントに音が良くなるのだ ろうか?それとも最初から味付けを狙っているのかな? それでも、着脱 式ケーブルの機器が増えてきたことで、スピーカー・ケーブルやピン・ ケーブルと同様に様々なケーブルでの音質やバランスの違いでシステム 全体の音質を調整できるようになったことは趣味を楽しむには好都合だと も言えなくはない。ケーブル1本にでも数万円から数十万円をつぎ込め るからこそマニアだといえるのだろう。


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2月11日

利き
テレビを見ていると、今日の「発掘!あるある大辞典」では利き手や利 き足などの「利き」が取り上げられていた。右半身の動きは左脳が、左 半身の動きは右脳がコントロールしていて、右脳と左脳は悩梁という器 官で連結して連携しながら活動しているらしい。また、右脳はインスピ レーション、左脳は情報処理と活躍する分野が異なるため、利きによっ てどちら側の悩がより強く刺激されるかによって、人間性も影響を受け るのだという。
手や脚の右利き、左利きはだれでも知っていることだと思うが、耳や目 にも利きがあるらしい。脳で言語を処理する言語野は左脳にあり、右耳 で聴いた言葉は最短経路で言語野に到達するが、左耳で聴いた言葉は一 旦右脳を経由して左脳の言語野に到達する。その差は100分の1秒で あるというが、耳の利きの記憶力・判断力に対する影響は大きいのだそ うだ。
また目については、無意識のうちに片ほうの目から入る情報を切り捨て もう片ほうの目だけで物を見ている状態に陥ってしまっていることがあ るらしい。知らず知らずのうちに正しく物を認識できなくなってしまっ ているとすれば、かなり深刻だ。
もっとも日常生活に関与する利き手については、左利きであれば子供の うちに両手とも同じように使えるようにするか、右利きに矯正させられ るかがほとんどだろう。もはや一般社会では道具や機械のほとんどが右 利き用に作られているのは動かせない事実であり、今後も数多くのメディ アからさらに増え続ける膨大な情報に取り囲まれ、左脳の活動に頼る情 報偏重の傾向が益々強まっていく恐れは否めない。
テレビのワイド・ショー的な刺激的な言葉は好きでも、それらの言葉が 表している状況の実際をイメージできないまま、ただその刺激を喜んで いるといったことはよくあることだ。通っていた高校に「左利きは異端、 撲滅すべき」なんてことを授業で平気で言ってのけるとんでもないベテ ラン教諭がいたが、これっていかにも右利き人間が作り上げてきた風潮 を象徴するような言動に思えてくる。
最近オーディオでも注目される項目が、とかく分かりにくい概念である 音質からチャンネル数・ビット数・サンプリング周波数といったパッと 見て違いの分かる形式上の数字に急速にシフトしつつあることも、こう いった状況に無関係ではないのかもしれない。


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