なんだか 日記   2001年3月
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ど−でもい−よ−なことですが ・ ・ ・


インデックス
3月10日 この頃のメジャーな日本映画
3月11日 新型?バックロード
3月18日 映画「BROTHER」
3月24日 地震
3月30日 映画「トイ・ストーリー 2」
3月31日 ナンバー非公開の電話

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3月31日

ナンバー非公開の電話
このところ、ナンバー非公開の電話が掛かってくることが多くなった。 確認してみると平日の昼間がほとんどでたまに休日にも掛かってきて いるようだが、個人的な知り合いに電話を掛けるのに自分の電話番号を 隠す人など滅多にいないとは思うので(もしいるとしたらマジで薄気 味悪い)、おそらくセールスや勧誘を目的としている電話なのだろう。 しかし、ナンバー非公開で電話を掛けてくるような業者を信用する人 がどれほどいるかは甚だ疑問。それともナンバー表示機能を使ってい ない無用心な人を目当てに電話を掛けてくるのだろうか。そうだとす るとさらに困りものだ。
番号を非公開にすることは誰にでもできることでもあるし、ナンバー・ ディスプレーのサービスが始まるまでは掛かってきた相手の電話番号 を受話器を上げて尋ねでもしなければ知る術など無かったのだから、 今でも非公開にして何が悪い!といった言い分もあるのだろうか。
まともに素性も明かさず、むやみやたらとしゃべりまくるセールスや 勧誘の電話にはいつもうんざりさせらる。ひどい場合には勧誘を断る と逆ギレするような者までいたが、業者がマニュアルでそのように応 対するように決めているのだろう。しかし、もうちょっとどうにかな りませんかねぇ。。ホントに。


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3月30日

映画 「トイ・ストーリー 2」
トイ・ストーリーの第1作目はとにかくコンピュータをフル活用した3Dア ニメーションの立体的な絵とその動きに驚かされた。ストーリの 展開は映画に出てくるようなおもちゃを使って遊ぶ子供たちが見ても そのほとんどが作品の内容が理解できるだろうと思えるような子供向 きのものではあったとは思うが、それでも映像のインパクトだけでも 大人の目を喜ばせることができただろう。
その後、同じ手法で昆虫たちが主役の「バグズ・ライフ」が公開され たが、すでに3Dアニメの映像には驚かなくなってしまっていた。映像 は「トイ・ストーリー」に比べさらに緻密に動きも滑らかになり、ス トーリーもやや上の年齢層の子供たちも狙ったものに感じられたが、 今となっては中途半端だとも思えた。
昨年の春には「トイ・ストーリー 2」が劇場公開されたが、そんなわ けで映画館で観てみようとも思わず、DVDソフトの発売にもレンタル・ ビデオにも無関心。数日前、ふとレンタル・ビデオ店のDVDコーナーを 見ると「トイ・ストーリー 2」のレンタルが始まっている。DVDでな ら一度は映像的に観る価値はあるだろうと思い早速レンタル。( それ にしても、流行からずいぶん取り残されているなぁ。 (^^; )
映像的には第1作目や「バグズ・ライフ」を大きく上回っているといっ たことはないようだが、ストーリーや登場人物( といっても主に“おも ちゃ”だが。)の心理描写の点では大進歩。映像ではそれぞれのキャラ クターたちが非常にうまく演技しているし、もともと声優陣には実写映 画で名を馳せている実力派が揃っているので、良い脚本ができればそれ に応じた表現が自在にできるのだろう。しかし、これを観た子供たちが 作品の内容のどのくらいを感じ取ることができただろうか。キレイな3D アニメが画面上で動くだけでも喜べるものではあるのだろうが、わたし たちの世代が子供の頃、なんの抵抗もなくテレビの子供番組で流れる 「およげ!たいやきくん」を元気に歌っていたのに似ていなくもない、 かな。。
「トイ・ストーリー 2」の製作にも関わった米国アップル社の創設者 がインタビュー番組で語っていたが、現在コンピュータは情報や知識を 得るために使用される傾向が強いが、もっと使い手が感情を伝えるため に利用することとそれがもっと手軽にできるようにコンピュータが進化 していくことが必要。そのためにコンピュータの使い手が情報や知識を 取得するだけの受動的存在になるのではなく、例えばホーム・ムービー の作成・編集などといったもっとクリエイティブな目的でコンピュータ を積極的に利用し始めることが大切なのだ、とのこと。
たしかに「トイ・ストーリー 2」にはその言葉の意味を証明するだけ の力があるように思える。「トイ・ストーリー 3」ができるとすれば どんな作品になるのか楽しみだ。


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3月24日

地震
いやはやびっくりした。今日の午後2時半頃“震度5強”を記録する 地震が発生。当地では日頃地震が少なく、たまに起きるといっても震 度3程度。それでも揺れるとドキドキする。
ちょうどプロジェクターの隣に置いているパソコンの前に座っていた のだが、今日の地震も大きくてもいつもの震度程度で収まるだろうと 揺れ始めにはたかをくくって、 3段重ねにしたオーディオ・ラックの上に載 せているプロジェクターを両手で抑える。しかし、予想を通り越 してさらに揺れが強くなりガタガタと建物が音を立て始めた。これ以 上揺れが大きくなると天井が落ちてくるんじゃないかとマジで心配に なってくるほどの揺れの強さにただただ狼狽。プロジェクターなんて 抑えてる暇があるのなら外へ逃げ出すべきではないかと思ったところ で、揺れが弱くなってきた。あとでテレビのニュースを見ると、かれ これ20秒ほど揺れたらしい。もう少し揺れが強かったらホントに危 なかったかも知れない。
揺れが収まりオーディオ用のメイン・システムを置いている部屋に行っ てみると部屋のコーナーに置いていたFE106Σの共鳴管スピーカーのう ちの1本が倒れている。そのほかにはソフト・ラックの上に置いていた CDソフトが落下したくらいで特に大きな被害は出なかったが、もし外 出中に地震が起きていたらおそらくプロジェクターは落下していただ ろうし、就寝中に起きていたとすればもっとパニックに陥ったことだ ろう。今回の地震の犠牲になって亡くなられた方もおられるようで、 わがやで大きな被害がなかったのは不幸中の幸いだとも思える。
地震のあと数時間非常に電話が掛かりにくくなっていてインターネッ トにもつなげなかったのだが、夜も10時を過ぎて とんぼさん からお見舞いの電話が掛かってきた。とんぼさんのところでも結構揺 れたはずだ。はじめは今日の地震の話だったが、ユニットが破損して しまったサブ・ウーハーやプロジェクター、DVDプレーヤー、BSデジ タル放送の中でも送り出し側のクオリティが高い番組であれば高級プ ログレDVDを凌いでしまう画質のデジタル・ハイビジョンの話など、 オーディオ・ビジュアル関連の話が弾みついついすっごく長電話。
とんぼさんは最近DVDオーディオのバージョン・アップをしたことで リージョン切換えができなくなった改造版DV-AX10からDVP-S9000ESに 乗り換えたそうだが、もともとDV-AX10はほうっておいてもリージョン 切換え可能に改造できることでマニアに人気のあるDVD-H1000より2ラ ンクは上の冴えのあるクリアで立体的な映像を見せてくれる高画質プ レーヤーなので、最新鋭のデジタル映像回路を搭載しているDVP-S9000ES への交換であってもクオリティ・ダウンになってしまったらしい。ま、 もともと価格差がありすぎるのでアナログ回路や機械的構造、それら を含めた機器全体の余裕度といったことに掛けるコストの差がそのま ま画質に出てきているのだろう。
とんぼさんとの電話の後、インターネットにつなげてみるとあちこち の自作関連の掲示板で震源地に近い自作派の安否を気遣う書き込みが あり、みなさんとつながっているんだなぁと感慨を深くした思い。 お電話を頂いたとんぼさんをはじめ、心配して頂きましたみなさん、 どうもありがとうございました。m(_'_)m


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3月18日

映画 「BROTHER」
北野 武監督が初めてアメリカで撮影した作品ということで話題になっ た映画「BROTHER」。ベネチア映画祭でグランプリを受賞した「HANA-BI」 に続いて製作した「菊次郎の夏」で観客にちょっと肩透かしを食らわし た感があったが、この「BROTHER」ではかなりシリアスな表現を狙ってい るとの前評判。
実際に観てみると、シリアスさというよりホントに痛くなったり気持ち 悪くなったりしそうな血生臭いシーンがとても多い。「HANA-BI」では 銃声や殴打する衝撃音が時折鳴り響くたびに主人公をどんどん窮地に追 い詰めていったといった感じがしたが、この「BROTHER」では具体的な 流血シーンが繰り返されるごとに主人公たちは自ら逃げ場のない袋小路 に入っていく。それは「自滅への暴走」と呼ぶにふさわしい。
彼らは彼らの論理に従って物事を前に推し進めようとするが、観客がそ の論理を理解することもなく( 少なくともわたしにはこの暴走の論理の 理由を憶測も交えて説明をすることはできても、理解することはできそ うにない。) 作品は終結を迎える。
しかし、この特殊に見える論理は映画で取り上げられていたような特殊 な社会構造の中だけに存在しているわけではない。実際に一般社会でこ の手の論理を主張し他人に対して無理強いして止まない人間を見てきた が、一言でどこが邪悪なのか端的に説明ができないのがこの手の論理の 困ったところだ。
映画「BROTHER」では、主人公たちが特殊な社会構造の中で貫徹しようと するこの説明のつかないような論理の恐さを、登場人物たちの過激とも思 えるような行動を描写することによって表現しようとしているように思える。 2時間という限られた時間の中でそれに気付かせるにはこのくらい過激 な描写でもまだ足りないのかも知れないが、スクリーンに映し出される 虚構がどこかで現実とつながってることに気付いた瞬間、そこはかとな い恐怖を感じることもあるかも知れない。ただし、観客がそれに気付か なければただの暴力映画とのレッテルを貼られかねないが。
ところでこの「BROTHER」では音声がこれまでのドルビー・サラウンド から5.1chのドルビーデジタルとdtsに対応したこともあり、わたしの 観た映画館でもリア・チャンネルを積極的に使ったサウンド・デザイン になっていた。しかし映画館のリア・スピーカーというのは壁にいくつ もの小型スピーカーが配置されているため、セリフがリアに回るとがぜ ん音像がボケて切れ味が悪くなるし、スクリーン裏にある大型のメイン・ スピーカーとうまくつながらない。この違和感が強く、何度も気になっ てしまった。ホームシアターで鑑賞すると、逆にリアの音像がクリアす ぎて唐突に出てくる背後の音にビックリしそうだが。


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3月11日

新型?バックロ-ド
3月に入って以前バックロード・ホーンの図面をお送りした2人の方 から完成後の画像を頂いた。どちらもCW型のバックロード・ホーン だ。ごく最近設計したものかというと、そうでもない。
ひとつは1週間前に画像を送って頂いた BH-1607K 。1年半ほど前に新規設計 して図面をお送りしたもの。奥行きを抑えバッフル幅を広めにした ので16cm版としては貫禄のあるルックスになった。使用したフルレン ジ FF165Kは自宅にあるFE168SSといった超強力版16cmユニット用の バックロード BH-1603S に取り付けて聴いた感じでも 明るく歯切れが良くなかなか使える感じ。個人的にはFE168Σをバック ロードで使用する場合より元気な音が狙えるのではないかと思う。音質 的にもポピュラー音楽や映画再生のメイン・スピーカーとして問題なく 使えるだろう。ホーン・ツイーターのFT17Hを追加すればハイエンドも 伸び切れこみも向上してより軽く音が出てくるようになる。
ふたつめの BH-1005S は図面をお送り したのは昨年の夏で、今日画像を送って頂いた。この機種はもう何年 も前、FE108Sが何度目かの限定発売された頃に設計し自分で製作した のだが、当時写真を撮影するのをすっかり忘れていたため、これまで 「自作スピーカー・ギャラリー」 で紹介できなかったもの。今回新たに製作された方から頂いた画像に は丹念に塗装された姿で写っている。
もう何年も前のことだが、わたしが2人の知人(それぞれクラリネッ トとファゴットのアマチュア奏者なので、生音の再生には敏感だ。) が使用する目的でこのBH-1005SとBH-1007S(「自作スピーカー・ギャ ラリー」では未紹介)を製作した時点でユニット・ショップに問い合 わせるとすでにFE108Sは在庫切れの状態。なんと次の限定発売までの 半年余り、組み立てたキャビネットからは音を出すことができずそれ ぞれの知人宅の床の上に転がったまま。しかし、その半年に渡る放置 が良かったのか、キャビネットの鳴きグセが抜けてユニット取付け直 後でも十分にこなれた繊細に切れ込むバックロード・サウンドをだっ た。「人間万事塞翁が馬」なんて言ったら怒られるかな? (^^;
今回画像をお送り頂いたようなCW型のバックロード・ホーンは スワン型人形型 の バックロードよりはモニター調で落ち着いた鳴り方だといえると思う が、それでも市販の2ウェイや3ウェイのバスレフ型や密閉型スピー カーに比べれば、ネットワークなしのフルレンジ1発であり振動板の 裏側の音も活かしているバックロードであることの特徴が出て微小信 号に強く音場も広く、ハイスピードなユニットを用いれば音の立ち上 がりもいい。
バックロード・ホーンの音に興味があるがどのタイプを作ればいいも のか迷う場合には、まずはCW型から入れば音の好みが合わないといっ た問題にぶち当たることが少ないのではないだろうか。その場合でも 完成後3ヶ月から半年程度の鳴らし込みの期間は必要なので、モノ(機 器)さえ揃えればそれで完結といった部屋まで含めたオーディオ機器 全般の使いこなしに無頓着な人には、もともとバックロードは向いて いないのかもしれない。


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3月10日

この頃のメジャーな日本映画
最近の日本映画で佳作といえる作品はどちらかといえばマイナーな制作 会社の手によるものが多いように思えるが、ここ数日の間に「ジュブ ナイル」「スペース・トラベラーズ」「ホワイトアウト」といったメ ジャーな会社が若者向けを狙って製作した日本映画の最近作を観た。
「ジュブナイル」は藤子・F・不二夫のタイムトラベル物を連想させるSF 空想映画。主役は子供たちだがドラえもんやキテレツ大百科を観て育った 大人なら十分に楽しめそうだ。随所に多用されているSFX技術の見映えも これまでの怪獣映画を大きく上回っている。
「スペース・トラベラーズ」は銀行に強盗に押し入った3人組がなぜか 人質たちと手を結び、警察に対して国際的テロ組織であるとの偽装をし ていくというお話。もともとジョビジョバという劇団のコメディ・タッチ の演劇を映画化したものだが、映画のストーリーの結末も演劇と同じ。 演劇を観たときにも思ったのだが、ほかの結末を選べなかったのだろう かとの疑問も残った。
「ホワイトアウト」は日本の実写映画で久々の大ヒットとなった「踊る 大走査線 THE MOVIE」の織田裕二主演で、厳寒の巨大ダムで起きたテロ 事件に立ち向う主人公が「ダイ・ハード」並に大活躍する作品。作品の舞 台は壮大、ストーリー展開も大規模、出演者も実力派が多いはずなのだ が、作品全体としてはなぜか中庸なところに納まってるという気がする 不思議な感じ(?)の映画。良くも悪くも映画作品として原作となった 小説を逸脱していないからかもしれないが、「踊る大走査線 THE MOVIE」 にあった不安定ながらも一皮むけたような感覚は感じられなかった。 「踊る〜」の監督は3月公開の映画「サトラレ」を監督しているそうな ので、それに期待してみよう。
ここ数年、ヒットする日本映画といえばオカルトやホラーといったオド ロオドロしいものが目白押しで少々うんざりしていたのだが、不気味で もなく深刻すぎることもないリアルサイズな人間を描いた作品がもっと 出てきて欲しいものだ。


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