なんだか
日記
2001年5月
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ど−でもい−よ−なことですが ・ ・ ・
インデックス
5月 1日 映画「BLISTER」 (ブリスター)
5月 4日 映画「EUREKA」 (ユリイカ)
5月19日 映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲」
映画 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲 」
映画 「EUREKA 」 (ユリイカ)
カンヌ映画祭で国際批評家連盟賞を受賞したということで話題になった映画
で、この作品の監督が出演したテレビのトーク番組を見るまでは実はまった
く知らなかった。(^^; この作品にかかわらず、最近の日本映画には海外で
の評価が非常に高い作品がとても多いらしい。ぼくはすごい映画マニアとい
うわけではないという理由もあるし、地方では興行的に振るいそうにない作
品は滅多に映画館では上映されないといったこともあり、ビデオが出るまで
は実際に観られないことがほとんどだ。
めずしいことに、この「ユリイカ」はとなり街のアート系の映画館で1週間
だけだが上映されることになった。上映時間は3時間37分、全編を通して
モノクロ映像の作品だということはトーク番組を見て分かっていたので、は
たしてがんばって最後まで観ていられるかはちょっと不安だったけれども、
またとない劇場公開の機会を逃すまいとあまり座り心地が良いとは言えない
映画館のシートに腰を沈めた。
何本かの近日公開予定作品の予告の後、上映が始まりスクリーンを眺めると、
先ほどの不安はまったくの杞憂であったことに気が付く。この作品はモノク
ロの上に最近の日本映画ではほとんど見られないシネマスコープ・サイズの
きわめて横長の画面なのだが、その画角を活かしきった絵の構図と緩やかな
がらムダを感じさせない視点の動きに、ただ眺めているだけでもまったく飽
きることがない。まさに“さすが「映画」だけのことはある”といった感じ
がする。そういえばオープニング・クレジットとエンド・クレジットでカメ
ラマンの名前が出てきたのはどちらも2番目あたりだった。
ストーリーの進展のスピードもテレビ・ドラマやハリウッドのアクション映
画などに比べればかなりロー・スピードだと思うのだが、一生懸命に展開を
追うのではなく話の成り行きを映像と合わせて眺めているだけでむしろ良い
のだろう。ちなみに「ユリイカ」とはギリシャ語で「発見」という意味なの
だそうだが、どんなことを発見するかはこの映画を観る人次第。
話の内容は、数人の乗客たちが銃殺された路線バス乗取り事件で生き残った
運転手と兄妹が、その2年後、事件のトラウマに悩まされながも生活をとも
にしていく光景が描かれていく。バスの運転手を演じるのは海外で評価の高
い様々な映画に出演してすでに国際的俳優になっている役所広司だが、運転
手が何か行動を起そうとすることで話が展開し全体的に運転手の(というか
役所広司の)一人芝居に近いイメージがあるように思えなくもない。また、
一見抽象的な目に見えないトラウマと闘っているストーリーのようでいて、
作品中で何らかの決着をつけるために具体的な犯罪行為が戒められるといっ
たエピソードが入っていたりするところに、逆になにかしらの消化不良を感
じたりもしたにせよ、3時間半を越える上映時間に過不足を感じさせない内
容の作品であったと思う。
ところで、この映画の冒頭、路線バス乗取り事件のシーンで使われているバ
スには「西鉄バス」のロゴが入っていたような。。。これは約1年前の5月
の初めに福岡で実際に起きた路線バス乗取り事件のバス会社なのではないだ
ろうか。実際の事件は映画の撮影の後だったようだが(『EUREKA』がカンヌ
映画祭メイン会場パレでの公式上映を終えたのは、2000年5月18日午後1時前)、
偶然の一致だとしてもちょっと恐い ・ ・ ・
映画 「BLISTER 」 (ブリスター)
「BLISTER」(ブリスター)は洋画ビデオの冒頭に収録されている他作品の
紹介で何度か予告を観て気になっていた作品だが、米国のディズニー系映画
会社ブエナビスタと日本の博報堂にテレビ東京の共同製作によるSF空想映画。
海外製の幻のフィギア(プラスティックでできたアニメやコミックなどの
キャラクターの人形)を追い続ける一人のフィギア収集マニアの青年をめ
ぐるお話。ちなみにブリスターというのはブリスター・パックという台紙
に透明なプラスチックのカバーを貼っているフィギアの入れ物のことで、
台紙とカバーを引き剥がさなければ中身を取り出すことができない。「ト
イ・ストーリー2」で出てきていたフィギアの入れ物は復元可能な箱タイ
プのものだったが、実際には最近の海外製のフィギアには元に戻せないブ
リスター・パックが多いのだそうだ。
映画では青年がフィギアを追い続ける現在と、人間が引き起こした最終戦争
によって自転が止まり長い年月が経った未来の砂漠の上での話が並行して進
んでいく。さらに現在の時間には、先祖代々受け継がれてきた物質の性質を
自由に変化させることのできる指を託すことができる若者を探す余命短い老
人も登場するが、現在と未来で話が段々進んでいくにしたがって時間と場所
を隔てた物語のピントがクッキリと合ってくるという仕掛け。
ちょっと科学的には?なところもあるけれど話の展開は面白く、スタイリッ
シュなグラビアやしゃれたテレビCMの雰囲気が感じられるような映像もこ
れまでの日本映画にはあまり見られなかったもので飽きずに観ていられると
いった感じだ。
映画の中で青年がアルバイトをしているバーのオーナーが映画「バック・
トゥー・ザ・フューチャー」でタイムマシーンとして大活躍したデロリアン
という車を買うという話が出てくる。この車はデロリアン・モーターカース
社で1981年から83に掛けて合計約8500台生産された実際にもちゃんと存在し
ている自動車で正式にはDMC−12という型式だそうだ。その後デロリア
ン社は倒産してしまったので現在は新車を入手することはできないが、わた
しが学生時代に住んでいた街の輸入車専門の中古車ショップに、しばらくの
間この車が展示されていたことがあった。
すでに映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」で見慣れた存在になって
いたこの車を近くで見るたびに、実際にもちゃんと改造をすれば( って、
一体どうやって??(笑))タイム・トラベルできるんじゃないかと、ささ
やかな妄想を楽しんでいたものだ。( 妄想も他人に迷惑を掛けさえしなけ
れば決して悪いものではない。(^^) ) となると、時速140キロを安全に出
せる道路が必要だな。( ← オイオイ。。)
あの時見ていたデロリアンもそうだし、映画「ブリスター」の中で青年がち
まなこで探し回っていたフィギアもそうだったし、わたしにとっては、今、
目の前にあるオーディオも(機器だけでなく“音”も)そうだけど、それに
接することでどこか違う世界が見えてくるように感じさせてくれるタカラモ
ノ。映画の中の主人公の言葉を借りれば、世界観を変えるような大きな発見
や発明をすることで「世界を動かしてきたのはいつもマニア」だった。なに
か素敵なタカラモノを追い続ける姿勢をいつも大切にしていきたい。