インデックス
8月 1日 友人の新シアターで 映画鑑賞会
8月14日 自作スピーカー・リスト を まとめる
8月21日 万灯会 ( まんとうえ )
万灯会 ( まんとうえ )
昨年秋封切られた日本映画で「がんばっていきまっしょい」という作品がある。主演はこの作品の
撮影後、サントリー「なっちゃん」をはじめとする多くのCMで注目を集めた田中麗奈ほか5人の若
手女優たち。そんなふうに説明すると、「な〜んだ、ただのアイドル映画か」ということにもなりそう
だが、実は純粋に映画作品として観た場合に非常に良くできた作品で、特に他と比較する必要も
なく名画であることを実感できるほどの質の高さに仕上がっている。
その「がんばっていきまっしょい」の作品中の要所に、あるお寺で催される「万灯会」( まんとうえ )
という行事の場面が使われている。ほんの数十秒だけ使われるシーンなのだが、あまりにも効果
的に使われているので、映画を観た人々に強く印象づけられていると思う。その万灯会が昨日の
夜開かれたので行ってみた。露店が数多く並び、縁日のお祭りそのものといったところで、映画で
観た雰囲気とは若干違っていたが、境内に並べられた多くのローソクの炎は幻想的だった。
この「がんばっていきまっしょい」はほんの数日前、ビデオ・テープのセルとレンタルが始まったば
かりだが、映画祭で撮影賞をとったほどの奥深い映像美は家庭用のビデオではまず出せない。
来月中旬にはスクイーズ仕様のDVDソフトが発売になるので、フィルムでしか出せない映像と、作
品全体の雰囲気に近づけることを心待ちにしている。
この作品は国際線の航空機内でも上映され、すでに英語吹き替えや英語と日本語それぞれで字
幕まで用意されており、それはDVDソフトにも収録されリージョン・コードも1と2に設定されている。
韓国では北野 武監督の「HANA-BI」につづいて日本映画としては2作品目の上映作品ともなったら
しい。
この作品の制作は「東映」なのだが、国内でも一斉公開はなされないまま、単館上映に近い形で昨
年9月から今年の8月まで全国を巡るように上映されてきた。それでも上映館は40館程度に留まっ
ている。この作品のように質の高い作品が、多くの知るところとならないことは非常に残念ことだと
も思うが、人気の高いハリウッド作品を観ているとそれも仕方がないかなとも思えてくる。「 数こそ
正義 」 といったところか。
自作スピーカー・リスト を まとめる
いままでに長岡鉄男氏の設計も含めて73組の自作スピーカーを作ったことになる。その整理の意
味合いも兼ねて、HPに「自作スピーカー・リスト」を作ってみた。大から小まで、中にはつまらないも
のも結構作っているので、どの機種も一球入魂とばかりに本格的なものばかり73機種というわけ
ではないことはリストを見て分かるとこと思う。
リストにまとめてみると、6割近い40組のスピーカーはバックロード・ホーン( 30組 )と共鳴管スピー
カー( 10組 )に占められている。わたしの場合は、設計してみて面白いのはバックロード・ホーンで
あり、特に10cmフルレンジ・ユニットを使用した機種ではネットワーク素子をまったく使用しないた
め製作コストも安い。また、比較的鳴らしやすいため、ユーザーさんの周辺機器へのコスト負担を
軽減させることにも役立つ。そういうわけで、10cmフルレンジ使用のバックロード・ホーンの製作数
がかなり多くなっている。
バスレフ型の機種も製作してはいるが、音質的にバックロード・ホーンや共鳴管スピーカーに比べ
てパットしないので、サラウンド再生のリア・スピーカーという位置づけの物が多くなっている。
今後も、少しでも心地よく音楽や映画の鑑賞ができるような自作スピーカーを目指していきたいと
は思うが、わたし自身で製作するとルックスの点が弱点となるので、もう少し綺麗な仕上がりに気
を配ることも大切かなと思い始めている。
友人の新シアターで 映画鑑賞会
7月の日記も3日分しか書いていないうちに8月となってしまった。先月は
7月12日の日記にも
書いた友人宅の新シアター用の共鳴管スピーカーを4本作っていたら、日記の更新がおろそか
になってしまった。
そのスピーカーも先週末には友人宅に無事運ばれ、きのうは全システムの設置やスクリーンの
天吊り、先週天吊りにしたプロジェクター(液晶PJのVPL-W400QJ)の調整を終えることができた。
映像は16:9・100インチのビーズ・スクリーンに投影。音声はパナソニックSH-AC500DをAVプリ
として使用し、プロロジック、ドルビーデジタル、そしてdtsを5.1ch( フロント 2ch センター 1ch
+ リア 2ch + LEF 0.1ch )ならぬ4.0ch( フロント 2ch + リア 2ch ) + フロントに並列接続で
DRW方式ウーハー2本という設定で楽しむ。
パワー・アンプはそれまで使用していたプリメイン・アンプをそのまま使用して、フロントとウー
ハー用に SONY TA-F333ESA、リア用に KENWOOD KA-5020 という構成。
SH-AC500D を使っており、dtsにも対応しているので、わたしが持参したdts-DVD「フラッド」
と友人所有のdts-LD「エビータ」でもよかったのだが、とりあえずこけら落としは派手にやると
いうことで、新シアターでの上映第1作目は、国内盤DVDが発売されたばかりの「アルマゲドン」。
このソフトはシネスコのノン・スクイーズ収録だが、画質は下手なスクイーズ収録ソフトの必要
性を疑いたくなるほどの高画質。音質も、ボリュームを2度( プリとプリ・メイン )通過することに
はなるが、メリハリがありサラウンド効果も大きく、画質によくマッチしていると思う。個人的には
この作品は、ビジュアルやサウンドで観客にアピールできなければ価値が半減すると思ってい
るので、ここまでレベルを上げたソフトを製作して当たり前とも思えるが・・・。
シアターとしての音としては、現在はウーハーに小型のDRW方式を使用していることで、低音
が淀むことはないにせよ中高音に対してソフト・タッチになる。やはりここは振動板露出型の
LEF 0.1ch サブ・ウーハーを専用アンプでドライブしたいところだ。
AVプリの SH-AC500D は価格(定価\50,000)からすると機能面でも音質面でもかなりハイCP
で、あの超薄型( 69mm )、超軽量( 2.6kg )のボディーからこの音が出せるとはにわかには信
じがたい。ただ、低音がややソフトなのは機器の軽さも効いているのかもしれない。薄型の割
に発熱が大きく、天板の強度も高くはないので、ウエイト付加には注意が必要だろう。
とりあえずは、ある程度のレベルで新シアターのサウンドがまとまったが、さらにこれより上を
狙うとなると、かなりの出費が必要だろうから、しばらくは手持ちのソフトの充実に目を向ける
ほうが得策だろう。ソフトが無ければAV機器などただの箱。「ハード大国 日本」を地でいくよう
になることだけは避けたいものだ。
このシアターで使用している新作スピーカーは今月中には「自作SPギャラリー」にアップする
予定なので、お楽しみに。