私は、佐田岬半島の1番端の、小さな村で生まれた。初めて映画を観たのは、村の公民館で時代劇を観たのが最初である。確か入場料は、30円だったと記憶している。小学校3年の時である。映画全盛の時代だったとはいえ、映画館のある八幡浜までは、船で3時間もかかる上、めったに出かける機会とてなかった。次に観たのは、高校生の時である。確か『天地創造』と『ロミオとジュリエット』の2本立てのを、わくわくして観たのを思い出す。高校卒業するまでに観た映画は3本である。信じられないと思われるだろうが、これは本当の話である。高校卒業後都会に出た。 学生生活を送りながら華やかな都会で、映画を観る機会はいくらでもあった。その頃観たのはペーパームーン、 確かテイタムオニールが小さい頃父親と一緒に出演していたように思う? 『チャタレイ婦人の恋人』『 ゴットファーザー』『ひまわり』 ありとあらゆるジャンルの映画を観た。 一番忘れられないのが『ひまわり』である。画面いっぱいにひまわりの咲き乱れていた場面は圧巻であった。その後結婚して子育ての最中は、映画とは無縁であったが10年ほど前から暇を見つけて又観るようになった。私の大好きな映画5本紹介します。

ひまわり
1970年  イタリア映画  ソフィア・ローレン  マルチェロ・マストロヤンニ ・リュドミラ・サベーリエワ
第二次大戦中のナポリで結婚したジョバンナとアントニオ 寒いロシア戦線へ出征した夫を、戦後何年も待ちつづけたジョバンナは、意を決して、ソビエトへと旅立つ。夫の生存を信じ広大な土地をさまよい歩いた末、ついに彼女が見つけたのは、美しいロシア女性と結婚し、幸せな家庭を築いている、アントニオの姿でした。戦争に翻弄され、愛を引き裂かれたひとりの男と、ふたりの女の過酷な運命を、名匠デ・シーカが感情豊かに描いた愛の名作ソフィア・ローレンとサベーリエワが激しくも哀しい女心を見事に演じています。
 

ショーシャンクの空に
1995年全国劇場公開  ティム・ロビンス  モーガン・フリーマン
若き銀行副頭取アンディは、妻とその愛人の殺害容疑で逮捕され 無実の訴えも空しく、終身刑となった。ショウシャンク刑務所に収監された彼は他の受刑者を避けていたが、ロックハンマーを依頼したのをきっかけに『調達屋』のレッドと友情を築いていく。時は流れ、アンディは前職の腕前を買われ、刑務所長や看守たちの財産運用を手助けしていた。そんなある日アンディの妻殺しの真相を知る男が入所してきた。20年目にして無罪証明のチャンスがやってきたが所長の陰謀により、彼の訴えは脆くも握りつぶされてしまう。しかし決して、希望を捨てることのなっかたアンディは、誰もが予想さえしなかった奇跡を起こす。

赤毛のアン
ミーガン・フォローズ  コリーン・デューハースト  リチャード・フャーンズワース
赤い髪にソバカス。口を開けば次々と飛び出す楽しいお喋り。孤児という不幸な生いたちをものともせず、人並み外れた想像力で、この世界を誰よりもすばらしくいきる少女アン  夢のように美しいプリンス・エドワード島にもらわれてきた赤毛で、ソバカスだらけの女の子 アン。人の心をなごませる、明るくて、不思議な魅力を持つ彼女とそれを取り巻く人々との暖かく感動に満ちた日々

リトル ヴォイス
1999年全国劇場公開  ジェイン・ホロックス  ブレンダ・ブレミン  ・ユアン・マクレガー
マリリンモンロー .ビリー・ホリディ .フランク・シナトラ大好きだった彼の死後 彼の遺したレコードだけに、安らぎを見出しているLV(エルヴィ)いつしか彼女は、その歌手の歌声そのままに歌う事が出来る才能を身につけていた。母マリーが家に連れ込んだ自称名プロモーターレイ・セイはその歌声に驚嘆し、彼女を舞台に立たせるべく、奔走する。そしてLVも一度だけという約束でライヴを承諾する。急に騒がしくなった周囲に隠れてLVは不器用で純真な青年ビリーとだけは心を通いはじめていた。そして皆が見守る中ついに幕は開こうとしている。

ライフ イズ ビューティフル
1999年 アカデミー賞 主演男優賞   ロベルト・ベニーニ .ニコレッタ・ブラスキ
1939年 戦火迫るイタリア。いつも笑顔を絶やさないユダヤ系 イタリア人グイドは本屋開業の為ストカーナのある街にやってきた。そこで小学校教諭のドーラに恋をする。困難の末結ばれた二人にやがて息子ジョズエが生まれ一家は笑顔の絶えない幸せな毎日を送る。しかしジョズエ5歳の誕生日、ついに戦禍はこの街にも及びグイドたちは強制収容所へ送られてしまう。グイドは家族のため、息子の命を守る為ある嘘をつく。絶望と死が支配する収容所の中 グイドの前向きな明るさと絶やさない笑顔が彼ら家族にやがて奇跡をおこす。



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