![]() イヌゴマ(犬胡麻)8月撮影 |
果実の形がゴマに似ているのですが、役に立たないことからイヌゴマの名前がつきました。茎が四角形をしています。別名のチョロギダマシは畑に栽培され正月料理に使うチョロギに似ていることによります。 ![]() マツヨイグサ (待宵草)8月撮影 |
南アメリカ生まれで嘉永4年(1851)に日本に入り、はじめは栽培されていたものが、後に野生化しました。マツヨイグサの仲間はまとめて月見草と呼ばれています。また、花は名前のように宵を待って、夕方から開いて翌朝にはしぼみます。マツヨイグサの花はやや大きく、花期は5月からで、仲間の中ではいちばん早く咲き始めます。 朝露の時撮影。 ![]() タカサゴユリ (高砂百合)8月撮影 |
台湾の山地に自生するユリを大正時代に日本に持ち込み、花壇などに植えられたものが種子をまき散らし、野生化しました。日当たりのよい空き地や鉄道の土手などに見られます。テッポウユリに似ていますが、香はほとんどありません。たくさんの種子を実らせ、その種子で増えるので草地に一面に生えていることがあります。発芽して2年目には花がつきます。なお、葉は細長いのが特徴です。私はこのゆりが大好きです。将来道端に群生させたいと思っています。 ![]() イノコズチ (猪子槌)8月撮影 |
ヒナタイノコズチに対して木陰など日の当たらない場所に生えるのでヒカゲイノコズチとも言います。全体にヒナタイノコズチより花穂が細くて長く、実がまばらについています。葉もうすく弱々しい感じがします。 ![]() タケニグサ (竹似草)8月撮影 |
大形の野草で丈は 1〜2mになります。茎は中空で、葉の裏は白い粉をまぶしたように見えます。茎を切ると黄色い汁がでます。草全体に昏睡や体温低下、諸器官まひなどを起こす有毒成分を含んでいます。タケニグサの名前については、竹と煮ると竹がやわらかくなる、茎が中空で竹に似ているなどの説があります。 ![]() ママコノシリヌグイ (継子の尻拭)8月撮影 |
ママコノシリヌグイの名前は、まま母がまま子をいじめるのにとげのあるこの草でお尻をふくという意味です。茎にも葉の柄にも下向きのとげが生えていて、これで他のものにからみついて伸びます。淡紅色の花(実際にはがく)が集まって咲きます。よく似た仲間にミゾソバがありますが、ミゾソバの葉は牛の額の形であることや10個ほどの小花が集まっていることで区別できます。 ![]() アメリカタカサブロウ (アメリカ高三郎)8月撮影 |
![]() オオニシキソウ(大錦草)8月撮影 |
北アメリカ生まれの帰化植物。葉の長さが1.5-3cm 幅6-12mm、コニキソウの倍ぐらいあります。コニキソウが地面をはうようにして、伸びるのに対してオオニシキソウは高さがあって、立って伸びます。枝先や枝の分かれ目に小さな花がつきます。 ![]() キンミズヒキ(金水引)8月撮影 |
細い花穂のイメージがタデ科のミズヒキによく似ています。茎の先に細い花穂をいくつかをつけます。蕚の先にはカギ状のトゲがあります。花の終わったあと蕚は果実を包み込んでカギ状のトゲが動物などについて運ばれるようになります。 ![]() イヌホオズキ(犬酸漿)8月撮影 |
イヌホオズキの名前は役に立たないホオズキという意味です。果実は球形ですが、小さくてとてもホオズキには似ていません。しかも草全体に有毒成分が含まれていて、食べたりするとげりや呼吸まひを起こす危険がある有毒植物です。山野によく見られます。花は径1cmぐらいで白色、果実は6〜7mmの球形で、熟すと黒色に変わってきます。 ![]() ノゲシ (野芥子)8月撮影 |
道端、空き地などに普通に見られる野草です。茎はやわらかく中空です。葉も切れ込みがありますが、やわらかです。葉、茎を折ると白い汁が出てきます。葉の形がケシに似ているところからノゲシの名前がつきました。秋に咲くアキノノゲシに対してハルノノゲシと呼ばれていましたが、ノゲシに統一されたようです。 |
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