山里の四季

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ヌメリイグチ 9月11日

秋になると、山の中には色々なきのこが生えています。だいたい知っているのは (ほんしめじ) と言う種類かな?。我が家では山で生えているきのこを食べる習慣がないので名前はほとんど知りません。みんな小心者なんです。だって毒キノコにあたるのは嫌ですもの・・・
このきのこはヌメリイグチだとおもわれます。 、傘の表面にヌメリイグチ属特有の粘りけがあります。このキノコは比較的どこにでも多く発生し、採りやすいキノコです。しかし、管孔は消化が悪いので食べ過ぎに注意。
ドクダミ 7月1日

日陰にひっそりと生えているドクダミ。6月から7月にかけて枝先に黄色い花が咲きます。白い花びらに見えるのは葉が変化したものです。
葉を陰干しにしたものを「重薬」又は「十薬」といい、煎じて飲むと動脈硬化の予防や便秘にきくといわれています。
我が家の家の周りにたくさん生えています。
やまもも  6月21日

みかん山の横に、やまももの木が1本あります。小指大の赤い実が成ります。食べてみますとすっぱい味がしました。
飽食の日本でやまももを木からもいで食べた経験を持つ人は、50歳以下ではおそらく居ないのではないでしょうか?やまももは「山桃」とも表記され、山に生え、桃のように実を食べられるから名付けられたといわれます。
あんず  6月9日

あんずは4000年以上前に中国から伝わり、栽培されたと言われます。品種は日本あんずとヨーロッパあんずに分類され、日本あんずは酸味が強いので大半は加工され、ジャムや干しあんず、果実酒などに利用されます。
あんずの実は適度な甘みと酸味を持っています。
酸味の主成分はリンゴ酸、クエン酸などの有機酸で、甘みの主成分はブドウ糖、果糖などから成っています。ビタミンAが多く、リンや鉄分などのミネラル類が豊富な果物です。

我が家には3本のあんずの木がありましたが昨年の台風で2本倒れてしまいました。1本だけ残ったあんずに今年もかわいらしい実がなりました。
桑の実  5月31日

桑の花は4月に咲きます。これは、桑の実です。
一昔前は養蚕であちこちの畑で見かけましたが養蚕をしないようになると桑畑はみかん畑や野菜畑に変わってしまいました。
桑の実が熟すと紫色になり食べるとすっぱくて甘かった記憶があります。
赤とんぼの歌の中にも出てきます。
赤とんぼ  作詞:三木露風  作曲:山田耕筰
1) 夕焼小焼の 赤とんぼ
  負われて見たのは いつの日か

2) 山の畑の 桑の実
  小かごに摘んだは まぼろしか

梅の木  5月23日

梅の木が1本ある。梅は品種が多く、中国からの渡来種のほか、日本では江戸時代に、たくさんの品種の育成・改良が行われ、現在では300種以上あると言われる。 梅干にすると美味しいと思うが我が家ではもっぱら花を観賞して楽しんでいる。
お茶の木 5月21日

我が家のデコポン山の土手にお茶の木があります。ご先祖様が自家用に植えたものでしょうか。関西から西の農家では得に手を加えないでも茶の木を生やすことが出来るそうですから自家製の茶を作っていたのでしょう。5月初旬青々とした葉が出てきます。これが1番茶だそうです。

よもぎ  5月18日

3月末頃からよもぎの若葉が出てきます。若葉を団子に入れて食べると美味しい。よもぎの良質なクロロフィルは強力な抗菌・抗徴作用があるそうです。そういえば小学校の低学年の頃、ダイダイ(柑橘の種類)収穫の時鋏で手を切りあまりの痛さに泣いていると、母がよもぎを傷口にすりこんで血止めをしてくれたのを思い出します。
さくらんぼ(5月15日)

このさくらんぼ味はいまひとつなんですよ。昔・昔どうもおじいさんの代に植えたらしいのですが毎年鳥のえさになっています。
さくらんぼは山形県が最大産地らしい。寒い地方の果物かな?調べてみましたら中国原産で暖地桜桃の商品名で売られていました。花の咲く時期が桜より早く3月上旬にピンクの花を咲かせます。実は柔らかく小さいがサクランボの味がします。
野いちご (5月14日)

私たちの地方ではきいちごとも呼んでいます。裏山には5月になるときいちごの白い花がたくさん咲きます。子供が幼い頃はかごを持って採りにいったものです。茎、葉には棘があります。日本の山野には、カジイチゴ・フユイチゴ・バライチゴ・クマイチゴ・ナワシロイチゴ・クサイチゴ・モミジイチゴ・ベニバライチゴ・ゴヨウイチゴ等があるそうですが写真の品種名は不明です。
つわ蕗(4月18日)

キク科の多年草植物です。海岸の岩の上に多く生息しますが山の上でもよく見かけます。園主は春1番に出てくるやわらかいつわが大好きで油あげと一緒に炊きます。
あくがありますので、皮をはいで1晩水につけておきます。
皮を剥ぐ時指先があくの為真っ黒になるのが難点です。
秋にはかわいらしい黄色の花を咲かせます。
ふき (4月18日)

ふきは、数少ない日本原産の野菜の一つです。キク科の多年草で花のつぼみ部分がふきのとうとよばれています。
我が家のまわりにはいたるところに自生していますがまだ食べたことがありません。近所のおばあさんに食べ方を聞いてみました。つわ蕗と同じようにあくがあるので下処理をして茎の部分を煮物にして食べるそうです。
今度試してみます。
サンショウ(山椒))(4月18日)

4月の中頃我が家の庭には、サンショウが小さな花をつけます。
サンショウは葉や実が食用とされ、ことわざにもたくさん取り入れられている身近な木です。葉はちらし寿司に入れると彩りも匂いも良いのが特徴です。すりこぎの材料になります。
サンキライ(山帰来)(4月18日)

本来は、サルトリイバラ(猿捕茨)というそうです。昔は毒消しの実として使われていました。つる性植物の落葉低木で2mまでは成長します。茎には棘があり他の植物に絡みついて成長します。
30年ほど前まだ祖母が生きていた頃は春先になるとこの葉で包んだ団子をよく食べていました。
現在では、秋には赤く実が熟し、自然乾燥することからドライフラワーとして楽しんでいます。
イタドリ (4月15日)

山野のいたるところに自生しています。子供の頃は、春一番の芽立ちと若茎を生のままおやつ代わりに食べていました。少しすっぱい味がして歯ごたえがあったように記憶しています。

わらび(4月15日)

春の代表的な山菜です。くるくる巻いた若い芽を食べます。
昔お風呂を薪で沸かしていた頃はくどの灰であく抜きをしていました。現在は炭酸水素ナトリウムであく抜きをします。
豚肉と一緒にいためて砂糖醤油で炊き卵とじをします。園主の大好物です。しかし近年山菜ブームで日曜日ともなると町から大勢の人が訪れあっという間に無くなってしまいます。

ツクシ (土筆)

春の代表的な山菜です。我が家の柿山には無数のツクシ・ツクシ・ツクシ、はかまを除き砂糖と醤油で味付けします。


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