カウアイ島へは飛行機で行きました。
 船でも行けますが、飛行機が便利です。ホノルルから15分のフライトでした。しかし、テロ対策のためか乗客へのチェックはなかなか厳しくアメリカ本土並でした。搭乗ゲートの変更も度々行われているようでした。同島での滞在は2日間でしたが、この島の良さを十分に堪能しました。
 着いたところが、カウアイ島の空の玄関リフエ空港です。こじんまりとしたきれいな空港でした。空港の待合室では、何んと血圧測定の無料サービスが空港警備の警察官によって行われていました(右写真)。本当に親切な国だと思いました。
 待合室にはこの島を紹介するための展示コーナーが設けられていました。左写真は古代ハワイ人が使っていた石器です。手前の石器は漁網の重りです。残りは調理用の道具ではないかと思われます。右写真は日本人移民の使っていた飯ごうや竹の皮で編んだ草履、日本の民話の本です。明治18年(1885)から9年間に11万人の日本人の移民がありましたから、そのころの物ではないかと思われます。写真に写っている子供たちの不安そうな表情が当時の移民の人たちの気持ちをよく表していると思いました。
 待合室にはラーメンやうどんを販売しているレストランがありました(左写真)。 空港の前からは太平洋が一望できます。明治時代に太平洋を乗り越えてはるばる日本人がよくここまで来たものだと思いました。移民はサトウキビ栽培の労働者として働き、月給は男15ドル、女は10ドルでした。
 空港を一歩出ると、きれいに整備された道路がはるか彼方に見える太平洋まで続いているように見えました。島内には路線バスがありませんので、島内の観光にはレンタカーを利用する人が多いということでした。車の通行量も少なく道路はきれいに整備されていました。道端のココナッツの樹は沢山の大きな実を付けていました。