愛媛丸慰霊碑を訪れてきました。

2001年2月9日オアフ島の沖合で突然浮上してきた米海軍原子力潜水艦に衝突され、沈没した宇和島水産高校の海洋実習船「愛媛丸」に乗っていて遭難された9人の慰霊碑がホノルル郊外のカカアコ海浜公園に建設されていますので、訪れました。
私たちはバスで訪れましたが、池坊宇和島支部の方々はタクシーで一足先に現場に着いて、慰霊碑のまわりを清掃して、持参した千羽鶴をお供えしていました。支部会員が協力して1500羽もの折り鶴を用意したそうです。
遭難された9名に因み、9輪の鎖が付いた愛媛丸の碇と碑文などが9個の台座に刻まれていました。
左写真は、愛媛丸の出航地点、衝突地点、沈没地点などを示しています。慰霊碑の前は太平洋の広大な大海原が広がっています。こんな広いところで、どうして船同士が衝突して犠牲者が出たのか、残念な気がしました。私たちはみんなで遭難者のご冥福をお祈りしました。
慰霊碑は公園の小高い丘にあり、太平洋が一望できるところにあります。海に生きた人たち、これから海に生きようとした若人たちの慰霊の場所としては最もふさわしい場所だと思いました。右写真は海岸から見上げたところです。5個の黒い石のブロックが並んでいるところが慰霊碑のある場所です。
後ろを振り返ると、ホノルル郊外の高層ビルが見えます。またここを訪れることができることを心に念じつつ、私たちは帰途に就きました。