ポスターセッション
 ポスターセッションとは、会場内の通路の壁面に幅1メートルほどの区画を大会本部から提供してもらい、そこに発表内容を紹介したポスターを張ったり模型などを展示するコーナーです。もちろん、ポスターの制作者が見学者に対して解説することもできます。 会場で1時間かけて英語で発表するほどの内容ではないが、「ぜひ自分の言いたいことを知ってください。」という会員のための発表の場です。大勢の人が利用していました。その他、広いコーナーを提供されている団体の展示もありました。
 香川県の平畑先生は日本の数学教育の変遷について紹介していました。右写真は東京の高尾先生のポスターで、3次方程式のグラフの特性をコンピュータを使って表現する方法について紹介していました。
 左は1〜3歳児を対象にした数学教育への試みについての紹介です。各国で使われている教科書類の紹介もありました。(右写真)
 鳥本先生(スエーデン在住)の折り紙紹介のコーナーです。折り紙は幾何学の分野です。複雑な作品になると越前和紙を使って1、000回も折るとのことでした。素晴らしい作品に見学者から感嘆の声が上がっていました。
 このコーナーでは、各国の出版社から発売されている色々な数学教材が紹介されていました。
 日本の「双六」の原型と思われる韓国の遊具が紹介されていました。1〜4の数字を表す刻線の付いた4本の算木を投げ、出た刻線の合計数だけ盤上に駒を進めて早くゴールへ到達した者が勝者になります。子供が見学者を相手に勝負し、それを母親が解説していました。また、日本の電卓メーカー「カシオ」のコーナーは大勢の見学者で賑わっていました。