銀杏健康講座:肝臓の超音波検査
内視鏡検査(胃カメラなど)と比べると、超音波検査は、みなさまに好評です。
いろいろある検査のなかでも、特に楽な検査です。

肝臓の検査といえば、まず、GOT、GPTなどの血液の検査と、決まっていますが、これで十分ではありません。
肝臓の大きさは?、表面は?、内部はどうなっているか?、腫瘍があるのか?
こういう診断をするためには、超音波検査やCT検査が必要です。

結果は、いっしょにモニターを見ながらお話しします。


モニター画面では、肝臓の左やや上に、心臓がドキドキ動いているのがよくわかります。
腹部の超音波検査も心エコーの検査も理屈はいっしょです。
肝臓の右背中側には、ドーナツみたいに腎臓がみえます。
脂肪肝の方の肝臓は、腎臓に比べて白っぽくキラキラ見えます。
肝臓の中に見える黒いひもは血管です。
よく見える血管は、門脈と肝静脈です。
肝臓には、1番から8番まで番地があります。
血管を目印に、番地ごとにチェックします。
周りより、白っぽく見えるところ、黒っぽく見えるところが無いか、丹念に観察します。

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