![]() 最近、ふとってきたから運動をしなくちゃとか、主治医より少し運動療法をしてみたらとかすすめられて、運動をしたいと考えているかたはずいぶん多いと思います. もし毎日運動もせずごろごろしている人がいたら、その人は心臓の働きが以前よりずいぶん落ちていることに気づいていることと思います. それはどういう仕組みかというと、心臓のエネルギー源は脂肪酸と糖質と乳酸で、それらのほどよいバランスで正常の働きができるといわれています(小野三嗣先生).乳酸は筋肉が多く運動したときにつくられる物質ですから、運動もせずにいると乳酸がつくられないということになり、心臓は食べ物からの脂肪酸と糖質だけのバランスがくずれた状態で働くことになり、結果的に心臓機能の低下ということになってしまいます. 少し階段を上っただけで動悸がうって息切れするのはその徴候です. 運動の目的が美容のためであっても、成人病予防あるいは治療のためであっても、基本は同じですから、手軽にはじめられるウオーキングをおすすめします. とくに日ごろあまり運動をしていない女性や中高年の方には、からだにやさしいのでむいていると思います. また、ランニングやジョギングにくらべて足首や膝への負担が少ないので、運動不足や肥満の人にも良い方法だと考えます. 交通量が多いところや信号が多いところでも周囲の安全を確かめやすいのでウォーキングが安心だと考えます. つぎに、いつ・どの程度すればよいかですが. よくすすめられるのは、食後30分ひと休みしてから30分間ウォーキングするのがよいとか、早朝は危険だとか、いろいろ言われますが、多忙な現代ではそれぞれの方の都合にあわせて、危険の少ない時間に予定するのが賢明かもしれません.屈伸運動などの準備体操もいいことです. 無理せず自分のペースで長続きするよう楽しみながら始めましょう.上は、私のおすすめコースです. ・健康講座目次 |