北海道(蝦夷鹿猟)

 元々、ボルト式のスラッグ銃(1/2ライフリング)を持とうと思ったのは、北海道の蝦夷鹿猟を始めるためです。'99-10/31〜11/6にかけて北海道に行ってきました、やはり北海道は大きいです。カラマツ林・笹バラの中での近射での出会い・牧場での出会いと、本土では絶対に味わえない獲物の濃さとダイナミックな猟を堪能してきました。(鹿の解禁は11/1〜です) 

今回蝦夷鹿の体内からWinの3inch BRIサボット(鉛)とFEDのバーンズサボット(銅)の弾頭を回収できたので紹介します。何れも知人(銃:モズバーク 12番)が射穫した蝦夷鹿から取り出したものです。

この知人はつわもので、始めて訪れた北海道、かつスラッグ(1/2ライフリング サボット)銃というハンディにもかかわらず、なんと6日間で4頭/1人もし止めてしまいました。(^。^)

1/2ライフリングの散弾銃であればライフル銃にも負けない猟果をあげることが可能です。勿論ライフルがあれば、これ以上の猟果が有ったと思いますけど・・・・
  −> どうしても牧場ではライフルがないと指をくわえて見てるだけに成ります!!

回収弾頭1

上から見た写真

左:WIN BRIサボット
右:バーンズサボット


状況
(1)左:Winの3inch サボット
通常この弾の場合獲物を貫通するらしいですが、射穫した状況が左後ろ足のもも付け根から内臓を貫く形で右前足の皮1枚で弾が残っていました。(胴体部を横断)弾に関して実射でマッシュルームが実証されました。(80kg程度の雌鹿、距離25m)

(2)右:バーンズサボット
弾頭は右後足から入り背骨に当たり背骨5本程度を粉砕する形で背骨上で止まっていました。見て判るように弾頭に関してはほとんど変形はありません。弾頭に切れ目も入っていますが、羽の1枚が変形した程度でした。今回はマッシュルームは実証できませんでした。(子鹿、距離80m)。

回収弾頭2

左:鉛

右:銅

北海道では蝦夷鹿による牧草被害が問題に成っており、昨年より蝦夷鹿の半減政策を道が3ヵ年計画で進めています。今年は2年目。そのため北海道の蝦夷鹿猟では頭数制限や・雄雌の制限がかなり緩和されています。北海道にいくなら今年と来年が大きなチャンスかもしれません。
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