板東の楠 目通り9.51m 樹高20m/徳島県 徳島市 板東 速雨神社
●徳島市の南端、八多五滝の落ちる八多町に板東の楠はある。●土の香りの沸き立つ農耕地の中に、忽然と湧いた巨大なカリ
フラワーとでもいったような印象。四国でも数少ない平地の独立巨樹である。
●平地の独立樹(楠)
●春日の楠/楠徳島市 ●胴塚の楠/朝倉村 ●土居の大楠/丹原町 ●別宮八幡の楠/徳島市●野都合神社の楠/観音寺市
●巨樹の魅力は樹そのものの樹影もさることながら、その一帯の情景が大きく関わっているように思う。いくら立派な大木でも
根元がコンクリートで固められていたり、ビルが枝先まで逼迫していたのではかえって心苦しくなる事がある。
●田畑には田畑の守り木として、境界には地域のシンボルとしてでも、その地域の人々に愛され、畏敬されている情景が何とも
微笑ましくも、ありがたい樹影を引き立たせているのだろう。