乳保神社の乳銀杏 目通り13.42m 樹高22m/徳島県 上板町 瀬部 井内/国指定天然記念物
●4本の株がひとつになった、この種の老木の典型的巨樹。過去に三度の火災にあい、三分の一を類焼したと言うが、16世紀の戦
火で燃え上がった時には、自ら吹き出した水で火を消したという伝説も残っている。●銀杏は巨樹になる多くの樹種の中でも、卓越
した生命力を持っているように思える。●朽ちかけてはまた生える。若い株がどんどん成長して幹を太らせていく様は、まるで尽きぬ
生命の泉を思わせるもので、これが乳銀杏の信仰にも繋がったのではないか。