銀杏の巨樹

●四国の銀杏の内、目通り周囲に関係なく、卓越した個性や風格を持った大銀杏を10傑として紹介しました。


  • 乳保神社の銀杏/何本もの幹が群をなして蔓延るこの種の典型的な巨樹で見応えがある。
  •          目通り13.42m 樹高22m/徳島県 上板町 瀬部 井内/国指定天然記念物

    ☆六条大橋から吉野川北岸の道を西に走ると、右下前方に見えてくる。


  • 久保の乳銀杏/幹、枝葉、樹勢、どれをとっても四国のトップクラスであり、黄葉もまた素晴らしい。
  •           目通り9.91m 樹高26m/徳島県 神山町 大久保

    ☆438号線の中津で鮎食川沿いの北から来る県道と交差する三叉路があり、その近辺に南側の大久保に

    入る坂道が斜めに登っている。前は看板があったが、黄葉時期以外は外しているとの事。 


  • 天神の銀杏/幹の圧倒的な量感と、下垂した気根の見事さは他に類を見ない程雄大。
  •           目通り9.97m 樹高17m/徳島県 石井町 天神/天満神社

    ☆国道192号か町役場の道に入り、役場を越えてバス停の「天神」よりやや手前の右側に石鳥居がある。


  • 矢神の銀杏/那須与一の伝承が纏わる神社にあり、単木の主幹はウロを呈するが重量感に富む。
  •           目通り9.7m 樹高19m/徳島県 石井町 中島/新宮本宮両神社

    ☆上と同じ役場前の道を同じく北に走り、天神を越えた次の三叉路を左折すると300m程で着く。


  • 長者の銀杏/複数の幹が癒着した大木で、円蓋形の濃密な繁茂は老体を思わせぬ美しさ。
  •           目通り11m 樹高15m/高知県 仁淀村 長者/十王堂

    ☆国道33号の上仁淀橋を渡って国道439号で仁淀村に入り、長者のガソリンスタンドあたりで、東側に上る

    小道がある。上ると直ぐに左上に見える。


  • 平石の銀杏/長閑な里山に立つ樹勢旺盛な大銀杏の独立樹で、滴るような気根が長寿を物語る。
  •           目通り7.6m 樹高30m/高知県 土佐町 平石/国指定天然記念物

    ☆大豊町から西に国道432号を走り、土佐町に入って暫くすると地蔵寺辺りで、道の右側に平石に向かう

    三叉路があり、案内板がある。その小川に沿った小道をずっと行くと、毘沙門の杉があり、銀杏はその左奥。


  • 乳出の大銀杏/愛媛筆頭の巨木で、黄葉時は山里に吹き上げた黄金の銀杏葉が鮮烈である。
  •           目通り7.4m 樹高40m/愛媛県 小田町 中川/三島神社

    ☆国道380号で久万町から入ると、小田川を渡って直ぐ、左折して川沿いの道を東に走る。途中宮原に廣瀬

    神社があり、そこからさらに東進して中川橋を渡ると直ぐ、前方に銀杏が見えてくる。


  • 逆さ杖の銀杏/空海の差した杖が成長したという有名な老樹で、伝承に劣らぬ雄大さである。
  •           目通り11m 樹高30m/愛媛県 松野町 蕨生 奥野川 奥内/薬師堂

    ☆広見町から国道381号で松野町に入ると、併走するJR真土駅辺りで、道沿いにJA鬼北がある。そこから

    ほぼ北側にある奥内に向かう道に入るのだが、途中農道のような細道に入る場合があり、迷いたくない人は

    現地の方に聞いた方が無難。


  • 岩部の大銀杏/香川筆頭の大銀杏で、損傷のない単木の主幹は健康な繁茂をたたえ麗しい。
  •          目通り9m 樹高30m/香川県 塩江町/岩部八幡神社

    ☆国道139号で高松方面から来ると、中徳の役場に絵地図がある。そこから更に内場池方向に走り、上

    安原の、三叉路を左に入る。三叉路の向かいに小さいガソリンスタンドトコンビニとパーマ屋がならんでい

    るので、それが目印になる。入ると直ぐ道沿いにある。


  • 三島神社の銀杏/まだ若い銀杏だが、その健康な幹と樹影の美しさは一級の品格を感じる。
  •           目通り6.1m 樹高25m/愛媛県 長浜町/三島神社 

    ☆肱川の河口から県道43号で大和橋まで。そこから大和川に沿って出石寺に向かう道を行き、豊茂の中央

    辺りで右折して橋を渡り、保育所のような建物の横を通って、そのまま蛇行する山道を登っていく。この道は

    山越えで海岸沿いの櫛生に下りる小道に繋がっており、その途中に三島神社がある。


    上記の物以外はこちら・・・■■四国の銀杏大特集■■