アメリカのテレビ
ホテルのテレビ。

安ホテルだけあって、テレビもチャチい。
目覚まし時計もないので、日本から持っていった時計が上にのってますね。
アメリカのテレビはすごい。

なにがすごいかって、当たり前のように30近いチャンネルがあって、ほとんどがこれまた当たり前のように24時間放送を続けている。
ホテルの部屋でボーっとテレビのチャンネルを切り替えているだけで、ずーっと飽きないで見続けられる。
英語がたいしてわからなくても、雰囲気ですよ雰囲気。意外に楽しめるもんです。

当然のように、ニュース・天気予報・アニメーション・通販などなど、専門のチャンネルなんかがあります。それ以外にもファミリードラマ専門チャンネルやニューヨークの地方チャンネルがあるわけですから、ホント一日見てても飽きないだろうなってカンジ。
そりゃ一日中テレビの前に座って、宅配ピザやジャンクフードで過ごす人もいるわと思いました。ましてやケーブルテレビがコレに追加されるわけですから。僕なんかからしたら、このままでもケーブルテレビみたいやのに...。

料理番組の専門チャンネルでは、日本料理のものもありました。
僕が見たのは“ひじき”を使った日本料理「ひじきとキュウリのサラダ」でした。ひじきってそんなにポピュラーな食材かなぁー。お店で簡単に手に入るひじきはビタミンとミネラルの宝庫だそうで、乾燥ひじきを水で戻したものは、その料理の先生にいわせると「beautiful!」なんだそうです。
キュウリはこっちのものと違って、アメリカのはサイズが巨大ですから、まず種をとっていました。で、まあ後はドレッシングと和えるだけなんですが、ひじきの量があきらかに多すぎて、なんかグロテスクに見えましたけどねー。
で、料理はできあがったけど「これではまだ完成ではありません。仕上げに升に日本酒をついでそれではじめて料理が完成なのよ。」だって。そんな料理番組見たことない。ちなみに、升は英語では「SAKE Box」でした。

職業柄、けっこう目に付いたCMが歯のホワイトニングに関するCMです。
当たり前のように他のシリアルや化粧品のCMに混じってながされるCMを見ていると、やっぱり歯に対する関心度が高いのだなーと思いました。たぶん化粧やお洒落をするのと同じ感覚なんでしょうね。

あと日本の番組づくりと違うなと思ったのは、番組のオープニングとエンディング。

「あ、なんかタイトルコールみたいのが始まったなー」と思うと、そのまま番組が始まります。よけいな主題歌とかスタッフ紹介とかいっさいなし。エンディングも同じようなもので、なおざりなスタッフ紹介だけはありますが、あっという間にコマーシャルや次の番組のスポットが始まります。次回予告なんてよけいなものもなし。シンプルです。CMにも突然はいるし。

なんか日本の番組に慣れていると、すごくけじめや脈絡がなく感じます。ただ、これだとホントにだらだら続けて、ついついテレビを見続けてしまうんですよね。日本だとエンディングが流れたらもう次の面白い番組を求めて、手が勝手にリモコンを探っているところですが、そうはさせまいってのが向こうの手なんでしょうねー。たぶん日本のテレビもどんどんこんな風になっていくんじゃないかと思います。

そうそうコレは余談ですが、「クイズ・ミリオネア」って番組がありますね。みのもんたの司会のやつ。あれは全く同じ番組があります。もちろんこっちがオリジナルなんでしょうが、なにからなにまで同じですよ。番組名は「Who wants to be Millinea?」ってなタイトルだったような気がしますが、「ファイナル・アンサー?」って聞くとこまで一緒でした。

CMでも、中には日本とまったく同じものがあります。「ケロッグ」のCMなんかは同じでした。
他に日本でも見た番組としては「Xーファイル」「ER」「ナッシュ・ブリッジス」などなど、懐かしいところでは「ジョン&パンチ」なんてのも再放送してましたな、懐かしかったー。

日本のアニメについてに続く....