「モルモット10番街」m211p

    ハムスター喘息

 99年5月に最初のハムスターを飼い始めた。子供3人が家を離れて空洞になった心を慰めて
くれた上、新聞配達をしていた時は、出発時・帰宅時、夜行性の彼等4匹の顔を見るのが楽しみ
だった。
                                   
私が愛したハムスター達

 たびたびハムに手を噛まれるうちアレルギー抗体ができたらしく、99年10月末と11月初めに
強く噛まれてものすごい呼吸困難に陥る。
 アナフラキシーの場合「3度目は命が危ないかも」とも言われた。医者から「処分しなさい」と
言われても、とても出来ず寿命2年を目安に飼い続けた。
 毎日薬を飲み、吸入器を使っての生活だが、手に乗ってくるのでとにかく可愛い。

 00年6月頃は飼育ケースをぬれ縁へ出し、餌やり以外は触らぬようにし充分睡眠を取って
体調を整えていると、喘息が出ない日があるようになった。
 しかし7月に入り、たびたびひどい呼吸困難に陥り入院の話が出た頃、続けて2匹が熱射病で
死んだ。この後ショックのためか不思議なことに喘息がピタリと止まった。

 2匹の死で、もう喘息もかまわずクーラーの室内へ入れた。また、喘息はぶりかえしたが、
薬を上手く使いながら、季候のいい時期には屋外に出して中・外と使い分けながら飼い続けた。

 だが12月下旬とうとう
1週間の入院。点滴や吸入を行うと喘息はすぐ止まったが、退院して
家に戻ると再発!何のことは無い。

 01年1月噛みつきの張本人(ハム)が死亡。
    12月下旬に最後の4匹目が癌を患いながら永眠。

 2年8ヶ月のハム達とのつき合い、
2年余りに渡った喘息との闘いが終了した。
庭の片隅のお墓に4匹は眠っている。

 (01年9月から使用し始めたフルタイドという粉の吸入薬でピタリと喘息が止まりだした)
                                                    (02/01/06記)

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