布団〆

 布団〆は、大正〜昭和初期に多く用いられていた阿龍(雌龍)の尾が跳ねている”投げ尾”を採用し、龍の体躯は縫い目を固くし細身の姿態としています。また、龍の鱗細工刺繍の多さ細かさは特筆すべき点で(〆の裏面の一部まで施されている)、西日本に分布する太鼓台の中でも有数のものです。この様な”投げ尾”タイプの布団〆姿態は新居浜市内では激減しており、当太鼓台以外には大江、西町、中須賀太鼓台のみとなっています。なお、昭和初期まで存在していた旧喜光地太鼓台も同様の〆をつけていました。

(写真は旧上泉太鼓台・西喜光地より購入との記録あり)


 
         

メール アイコン
mail


オフィス街(黄)