大阪府貝塚市          「感田神社」 泉州路の太鼓祭りで最古の歴史を持つと言われ「貝塚宮」の名で知られる。他ではほとんど見られないと思われるV字型依り代が印象的。日暮れとともに前後一面に提灯が付けられ一段と華やかさが増す。
 
大阪府堺市           「船待神社」 幸いにも戦災を免れ、貴重な「堺の地太鼓」があることで知られる。現在、大阪府下の太鼓台のほとんどが淡路島製である中、堺の伝統様式とも言える屋根布団下の小屋根が誇らしげだ。
 
京都府相楽郡木津町    「岡田国神社」 近くの「御霊」「田中」の両神社とともに「木津の3社祭り」として古くから知られている。屋根布団の四隅がわずかに反り上がっているのに加え、赤い布団張りにそのものに金糸の刺繍が施されているのが特徴。
 
奈良県宇陀郡菟田野町     「宇田水分神社」 奈良県に集中して見られる木造入り母屋造りの典型的な太鼓台。中でも同神社氏子から繰り出すものはいずれも欄間のみならず屋根全体に凝った彫刻が施されており、このタイプでは究極の太鼓台と言える。
 
兵庫県多紀郡西紀町      「川内多々奴比神社」 木造切り妻屋根形太鼓台「太鼓山」が二台。いずれも、このタイプには珍しい狭間彫刻が施されている立派なもの。
 
兵庫県三田市          「御霊神社」 ずんぐりとした赤地の分厚い屋根布団は上中下ほとんど同じ大きさなのが特徴。担ぎ棒も、井の字形になっている
 
兵庫県西宮市          「公智神社」 大型の引き壇尻にまじってただ一台運行する太鼓台。基本的には三田市に多く見られる平3枚布団のタイプだが、布団の色は赤、黒、赤の2色3層形。
 
兵庫県出石郡出石町      「諸杉神社」 簡単な板屋根に結んだ綱を置き、さらに四本の御幣を立てた珍しい太鼓台。地元で「壇尻」と呼ばれ、「伊福部」「石部」両神社からも合わせて20台近くが繰り出す
兵庫県加西市北条町周辺  「北条節句祭り」 北条節句祭りは、播州三大祭りの一つとして、800年以上の長い伝統と歴史を引き継いだ播州最大の春祭りです。金銀眩い各地区より14基の勇壮な屋台の練り歩きと電飾鮮やかな宮入神輿の渡卸、龍王の舞、雄鶏を高く差し上げて見合わせる神事の鶏合わせ、少女が巫女姿で奉納する浦安の舞子供みこしなど豪華絢爛な模様で終日賑わいます。
「播州加西・北条の節句祭り」へ

   


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