八十八カ所めぐり
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工事中につきご迷惑をおかけします。各お寺の特徴を調査中です。今しばらくお待ち下さい。
札 所 |
寺名 | 本尊 | 特徴 | 見どころ |
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1 | 竺和山 じくわさん 霊山寺 りょうぜんじ |
釈迦如来 | 天平年間(729〜749年)に聖武天皇の勅願(ちょくがん)により、行基菩薩が開いたといわれるお寺である。 地元には、一番さんとして親しまれ、仁王門や多宝塔などがある。 巡拝に必要な、納経帳、杖、白衣、納札を購入しておくとよい。特に、納経帳と納札は必需品である。 また、旅の無事を祈り、仁王門の裏にあるわらじにお願いをするのもよいでしょう。 |
仁王門 多宝塔 |
2 | 日照山 にっしょうざん 極楽寺 ごくらくじ |
阿弥陀如来 | やや広めの境内は美しい庭が広がっており、樹齢1200年の長命杉は、弘法大師が植えたと言われる。 また、弘仁年間に弘法大師が刻んだとされる阿弥陀如来が本尊とし、地元では安産の寺と知られる寺でもある。 |
長命杉 |
3 | 亀光山 きこうざん 金泉寺 こんせんじ |
釈迦如来 | それほど広くない境内に参拝しやすい配置で、本堂、大師堂、観音堂、閻魔堂などがある。 本尊は行基が刻んだとされる釈迦如来である。 黄金の井戸に顔が映れば3年は死ぬことがないとか92まで生きられるとか言われている。 |
弁慶の力石 黄金の井戸 |
4 | 黒巌山 こくがんざん 大日寺 だいにちじ |
大日如来 | 三方を山に囲まれ密かにたたずむひなびた寺であり、筆者推薦のお寺である。 本尊は弘法大師が刻んだとされる大日如来で、秘仏である。 本堂と大師堂を結ぶ通路には、三十三体の西国観音が安置されている。 |
取り巻く山の景色 はまぐりの水 |
5 | 無尽山 むじんざん 地蔵寺 じぞうじ |
勝軍地蔵菩薩 | 奥の院と地蔵寺の境内をあわせると広大な敷地で、仁王門をくぐると大きなイチョウが目に飛び込んでくる。 大師が刻んだとされる本尊は約5センチ(1寸8分)で、甲冑姿で馬にまたがる勇壮な姿である。 本堂裏側の奥の院では羅漢堂があり、大正時代の火事で現在では270体の等身大羅漢像が並ぶ。羅漢堂は有料だが四国では唯一の羅漢堂であるのでぜひ、見るのをおすすめする。 |
五百羅漢 |
6 | 温泉山 おんせんざん 安楽寺 あんらくじ |
薬師如来 | 以前は温泉がわき出していて、山号に名を残すが今では枯渇して、代わりにラジューム温泉の宿坊が存在する。 本堂は鉄筋コンクリート造で緑が多い庭園とあいまって美しい感じさえする。 本尊は巡礼者の奉納仏で、日光・月光菩薩を従え、左右に6体づつの十二神将がまつられている。 お寺へ通じる道ばたに八十八ヶ所モデルトイレがあり、用をたすのもよし、宿坊で体の疲れをいやすのもいいでしょう。 |
さかさ松 トイレ 宿坊 |
7 | 光明山 こうみょうざん 十楽寺 じゅうらくじ |
阿弥陀如来 | 寺の名前は、8つの苦しみから逃れ、10の光明に輝く楽しみが得られるようにと、弘法大師が命名した。 山門は中国風の鐘楼門で朱塗りと形が印象的でもある。 本堂の左側には地蔵菩薩がまつられており、参詣をしたあと開眼したといわれ、目の霊験があるとも言われる。 |
山門 多宝塔 |
8 | 普明山 ふみょうざん 熊谷寺 くまたにじ |
千手観音 | 山門と本堂の間に駐車場があり、車での参拝では山門を通ることが無いが、ぜひとも見る風格はある山門である。 大師像は、焼山寺につづいて古いとされている。本尊は弘法大師が刻んだとされる千手観音で胸中には金の観音像が納められている。 このお寺は古いものが残っており、多宝塔も見る価値がある建物である。 |
山門 多宝塔 |
9 | 正覚山 しょうかくざん 法輪寺 ほうりんじ |
涅槃釈迦如来 | やや小さめの境内に、八十八ヶ所の中で、唯一の釈迦の涅槃像がある。この涅槃釈迦像は大師作とされている。 のどかな田園風景のなかにぽつりとある寺で、一休みするできる休みどころが寺の前と脇に存在する。 駐車スペースがほとんどないため路上に止めざる得ないがバスの妨げにならないようにしたい。 境内は綺麗に掃除され非常に好感が持てる。 |
涅槃釈迦像 境内 |
10 | 得度山 とくどさん 切幡寺 きりはたじ |
千手観音 | 山の中腹にあるお寺で、車一台通れるだけの幅の山門を通過すると、333段の石段が待っている。また、山門までは門前町の路地を通らないといけないが、車のすれ違いも困難なこともあり、車参拝者はぜひとも歩いて汗をかいてほしいものである。 この寺の本尊は、女人即身成仏で秘仏であり、いわく付きの話もあり寺で見てみると良い。 本堂脇から石段をさらに登った所に大塔があり、国の重要文化財に指定されている。ここからの眺めもすばらしいものがある。 |
観音の伝え 眺望 |
11 | 金剛山 こんごうさん 藤井寺 ふじいてら |
薬師如来 | 弘法大師が5色の藤を植えたとされ、4月下旬から5月にかけて美しいく咲いている。 本堂の天井には一面に龍の絵が描かれており、林運渓作である。 駐車場は有料である。 |
藤棚 大草履 本堂天井 |
12 | 摩廬山 まろざん 焼山寺 しょうざんじ |
虚空蔵菩薩 | 標高800mにある札所で、焼山(やきやま)の山上にあるため道中は「遍路ころがし」と呼ばれている。現在では、車で上ることができるが、冬はチェーンが必要になるときがある。 本尊は弘法大師が刻んだとされる虚空蔵簿雑である。また、大師堂には四国に残る大師像の中で一番古いとされる大師像をまつる寺である。 |
杉並木 眼下の景観 |
13 | 大栗山 おおぐりさん 大日寺 だいにちじ |
十一面観音 | 街道沿いの小さなお寺で、弘法大師の刻んだ大日如来を脇仏にした、十一面観世音菩薩を本尊とする。 | 宿坊 |
14 | 盛寿山 せいじゅざん 常楽寺 じょうらくじ |
弥勒菩薩 | 境内内を岩肌が覆うようにあり、表面には幾筋もの浸食された線があるので「流水岩の庭」と呼ばれている。 日本3体の一つといわれる弥勒菩薩が本尊で、八十八ヶ所の中で弥勒菩薩を祀るのはこの寺だけである。 |
流水岩の庭 |
15 | 法養山 ほうようざん 国分寺 こくぶんじ |
薬師如来 | 天平年間に聖武天皇が諸国に国分寺を建てた。当時は7重の塔があり、国分寺の中でもトップクラスの勢力があったと私は記憶している。 この寺の裏手側には、柵で囲まれて見えにくいが立派な石造りの枯山水の庭園がある。実際には築山泉水庭と枯山水を組み合わせた構造を持っているっため文化的には大変価値のあるものである。 |
石造りの庭園 |
16 | 光耀山 こうようざん 観音寺 かんのんじ |
千手観音 | 天平13年に聖武天皇の勅願所として建てられた。本尊は弘法大師が刻んだ千手観音である。 境内の地蔵は夜泣き地蔵といわれ、赤ん坊の夜泣きを止めてくれる。 |
夜泣き地蔵 |
17 | 瑠璃山 るりざん 井戸寺 いどじ |
七仏薬師如来 | 天武天皇の勅願寺として建てられた。本尊は聖徳太子の作と言われる七仏薬師如来である。 弘仁6年に弘法大師がこの地を訪れたときに水で不自由している人々を見かねて、錫杖で地を突くと清水があふれ出したといわれる井戸がある。 |
井戸 |
18 | 母養山 ぼようざん 恩山寺 おんざんじ |
薬師如来 | 女人禁制であったこの寺に弘法大師の母が訪ねてきたときに、女人解禁の秘法により母を招き入れ孝行をしたと言われる寺である。 本尊は行基が刻んだといわれる厄除けの薬師如来である。大師堂の本尊は弘法大師が刻んだとされる。 弘法の母を招き入れた記念に「ビランジュ」の木を植え、県の天然記念物になっている。 |
ビランジュ |
19 | 橋池山 きょうちざん 立江寺 たつえじ |
延命地蔵菩薩 | 聖武天皇の勅願として行基が開いた寺といわれ、本尊は6尺の延命地蔵で、体内には行基が作った金の小像が入っていると伝えられる。 立派な仁王門から先は心がけの悪い人は進めなくなる言い伝えも残っている。 |
仁王門 黒髪堂 |
20 | 霊鷲山 りょうじゅざん 鶴林寺 かくりんじ |
地蔵菩薩 | 標高570mの山頂にあるこの寺には国の重要文化財である地蔵菩薩が祀られる。 仁王門は運慶の作といわれ、うっそうとした木々に負けない立派な作りである。 |
本尊 仁王門 眺め |
21 | 舎心山 しゃしんざん 大龍寺 たいりゅうじ |
虚空蔵菩薩 | 標高618mの大龍寺山の山頂近くにあり、ロープウエイであがれる。 樹木のしげり方やお堂の配置など高野山を彷彿とされるため「西の高野山」と呼ばれている。 大師堂は拝殿と御廟が分かれており、彫刻が見事である。弘法大師が19才の時100日間の修行をした場所でもある。 |
大師堂 境内 眺望 |
22 | 白水山 はくすいさん 平等寺 びょうどうじ |
薬師如来 | 弘法大師が水を得ようとして土を掘ると白い水が沸いたことからこの寺の名前がある。この水は万病に効くと言い伝えられている。 仁王門にかかる五色の幕をくぐり抜けると厄除けのために一円玉を置いた階段を登り境内にはいる。人里のお寺らしくあまり広くはない。 |
白水の井戸 |
23 | 医王山 いおうざん 薬王寺 やくおうじ |
薬師如来 | 非常に有名なお寺で、年間100万人が訪れるという。厄除けのお寺で、階段には厄除けのため小銭が置かれている。 弘仁6年(815年)に弘法大師が42才の厄除けの為に刻んだ薬師如来を本尊とする。本尊は背中合わせに2体があり、後ろ向きの本尊は本堂の裏側から参拝できる。 ここの町は観光温泉地でしかも次のお寺まで77kmと長いので、一泊するには良いところである。 |
瑜祗塔 宿泊 |
札所 | 寺名 | 本尊 | 特徴 | 見どころ |
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24 | 室戸山 むろとざん 最御崎寺 ほつみさきじ |
虚空蔵菩薩 | お寺の名前からもわかるように、室戸岬の頂上に建っている。 八十八カ所の中でもトップクラスに広い境内だが草木が茂る山肌がほとんどであるためあまり広く感じられない。 このお寺の少し手前には御蔵洞(みくらどう)といわれる洞窟があるが、 ここで大師(教海と名乗っていた)が、洞窟から外を見ると空と海だけの景色より「空海」に名を改めたといわれる。 本尊は空海が刻んだ虚空蔵菩薩である。 |
室戸岬を見下ろす眺望 御蔵洞 |
25 | 宝珠山 ほうじゅざん 津照寺 しんしょうじ |
楫取地蔵菩薩 かじとりじぞう |
室津港の近くにあるこのお寺は海上安全を守る。長い階段の途中にある鐘楼門は展望台もかね、室戸の一体が見渡せる。 本尊は弘法大師が一刀三礼(一彫りごとに三度の礼)をしながら刻んだとされる。名称にある「楫(舵)取」は、土佐の藩主山内一豊が嵐にあったとき本尊が僧侶に化身して助けたとされる所から来ている。 |
鐘楼 眺望 |
26 | 竜頭山 りゅうずざん 金剛頂寺 こんごうちょうじ |
薬師如来 | 弘法大師が彫ったといわれる本尊は1200年たった今も秘仏である。境内は広々しており、のどかで心地よい。 この寺には文化財が数多くあるため、宝物館が建てられている。ここを見せてもらえるのかは定かでない。 弘法大師が天狗を足摺岬に封じたとされ、大師堂は足摺岬の方角を向き、境内に背中を見せている。 |
大師堂 宝物館 |
27 | 竹林山 ちくりんざん 神峰寺 こうのみねじ |
十一面観音 | 本尊の十一面観音は行基が刻んだものとされ、その後に弘法大師により諸堂を建立した。 塩屋ヶ森(632m)の中腹にあるこの寺は、土佐の難所と知られ、境内にたどり着くまでに急勾配の坂道を登らなければならない。また、境内からは150段の石段を登った所へ本堂がある。 境内は非常にきれいな庭が手入れされている。この庭の手入れは地元の方が行っているそうである。私はこの庭を雪がうっすらと積もった時に見たことがあるが、美しさに感動をしたことがある。 |
境内の庭 |
28 | 法界山 ほうかいざん 大日寺 だいにちじ |
大日如来 | 国の重要文化財でもある本尊は行基が彫ったとされ、大きさは中四国最大級だといわれる。その後弘法が楠の大木に爪で彫った薬師如来が奥の院に安置される。 薬師如来は首から上の病にご利益があるといわれている。 |
奥の院 本尊 |
29 | 摩尼山 まにざん 国分寺 こくぶんじ |
千手観音 | 聖武天皇の時代に行基が建立したお寺で、杉の老木がうっそうと茂る境内は綺麗でおもむきがある。 山門には立派な仁王像があり、本道まで一直線に伸びる参道を歩くうちに自然と落ちついてくるようである。 紀貫之が土佐から帰郷する際に住職が見送ったという歴史も残る寺である。 |
境内の杉 山門 |
30 | 百々山 とどざん 善楽寺 ぜんらくじ |
阿弥陀如来 | 高知インターチェンジに程近い場所にある善楽寺は、土佐神宮の隣に位置ている。そのため、明治時代の神仏分離によって影響を受けた寺でもある。 平成5年まではここの善楽寺と現在の奥の院である案楽寺の2つの寺が30番札所としてあった。お参りするときはぜひとも2箇所へ行ってほしいものである。 |
ちいさな大師堂 |
31 | 五台山 ごだいさん 竹林寺 ちくりんじ |
文殊菩薩 | 唐にある五台山で文殊菩薩に拝した夢を聖武天皇が見たことから、日本で似たような場所に寺を建立するように命じられた行基が開基した。 よさこい節で歌われている「はりまや橋でかんざしを買った坊さん」は、この寺の純信と言う坊さんである。 近くには植物園などもあり少しの休憩場所としてもよい。 この寺の見所は多く、インドよりお迎えした仏舎利を収めた五重の塔。運慶作阿弥陀如来がある宝物館。名勝指定の室町時代の庭園など豊富である。 |
五重の塔 庭園 |
32 | 八葉山 はちようざん 禅師峰寺 ぜんしぶじ |
十一面観音 | 海上交通の守り信仰として土佐湾を一望できる小高い場所に弘法大師が建立した寺である。地元の人は「みねんじ」と呼んで親しまれている。 境内は広くは無いが、自然の岩がごつごつと突き出ていて修行の道場の土佐らしさがある。 |
眺望 境内の岩 |
33 | 高福山 こうふくざん 雪渓寺 せっけいじ |
薬師如来 | 弘法大師が開いた寺で、のちに運慶と長男の湛慶が本尊と十二神将などを刻んで安置した。主要文化財は16点にものぼる。 小さな境内にお堂がうまく配置されている。お参りする人はかなり多いほうである。 |
仏像 |
34 | 本尾山 もとおざん 種間寺 たねまじ |
薬師如来 | 奥へ細長い境内は八十八箇所中でももっとも小さな部類に入ると思われる。百済の仏師を乗せた船が暴風雨に襲われ、寺の近くの浜に漂着した。仏師たちは海上安全祈願のために本尊の薬師如来を刻んだとされる。 本尊はそのうちに姿を変えて、安産祈願と変化している。底の抜けた柄杓が所狭しと飾られている。柄杓を持った妊婦が寺へきて底を抜く、3日間の安産祈願をおこなった後、自宅へ飾り、無事出産すると柄杓を寺へ収める。底の抜けた柄杓は「よく通じる」と言う意味があるらしい。 |
子安観音 |
35 | 医王山 いおうざん 清滝寺 きよたきじ |
厄除薬師如来 | 細く急な山道を登っていくと目に飛び込んでくるのが大きな薬師如来である。この如来の台座部分は暗闇の中を一周できるようになっている。戒壇めぐりと呼ばれるもので、薬師如来のご真言を唱えながら手探りで一周する。 この寺の名称ににもなっているように小さな小さな滝があり、弘法が7日間の修行を終えた日に杖で大地を突くと清水が湧き出たといわれる。 |
戒壇めぐり 山門の天井絵 |
36 | 独鈷山 どっこさん 青龍寺 しょうりゅうじ |
波切不動明王 | 立派な山門をくぐると100段以上ある階段が境内へと一直線に上っている。 空海が唐から独鈷杵を投げ、後に、当地の松の枝に引っ掛っているのを巡礼中の大師が見つけてここに青龍寺を建立した。 奥の院へは、次の37番札所へ行く途中にあるので是非よっていただきたい。 |
本堂 境内の景色 |
37 | 藤井山 ふじいざん 岩本寺 いわもとじ |
不動明王 観世音菩薩 阿弥陀如来 薬師如来 地蔵菩薩 |
多くの本尊を奉っているお寺は霊場でここだけである。この本尊が安置されている本堂の天井には575枚の天井絵がある。この天井絵は11歳から88歳までのさまざまな人々が描いたもので花・観音・蝶・マリンモンローまである。 すぐ裏側をくろしお鉄道が通り、境内のお堂たちもほとんどが新しく現代風の匂いのするお寺だが、歴史は古く七不思議の伝説も残されている。 |
七不思議 天井絵 |
38 | 蹉?(蛇の虫→足)山 きおざん 金剛福寺 こんごうふくじ |
三面千手観音 | 四国霊場の中で最も南に位置するお寺で、亜熱帯植物なども自生している。本尊は室町時代の作といわれている。 当地は、足摺公園の観光地にあるため、多くの観光客も訪れて、にぎわっている。岬の灯台へ通じる途中には「足摺七不思議」にまつわる伝説が残る。 |
景観 愛染堂 |
39 | 赤亀山 しゃっきざん 延光寺 えんこうじ |
薬師如来 | 境内の池の赤亀が竜宮より梵鐘を持ち帰ったことに由来する。この梵鐘は高知県最古の梵鐘であり国の重要文化財にも指定されている。 修行の道場では最後の寺になるため、修行の成果を自問してみるにはふさわしい寺だと思われる。 |
目洗い井戸 |
札所 | 寺名 | 本尊 | 特徴 | 見どころ |
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40 | 平城山 へいじょうざん 観自在寺 かんじざいじ |
薬師如来 | お寺の境内はやや広く、綺麗に整備されている。 本堂と大師堂はそれぞれ昭和と平成に建てなおされたものであるが、仁王門は古めかしさを残している。 本尊の薬師如来、脇仏の阿弥陀・十一面観音の三体を一木で大師が刻んだとされ、 残りの木を爪で「南無阿弥陀仏」と刻み宝院とした。この宝院は病気を治す祈願がかけられており、治癒の事例も多い。 仁王門から本堂までの通路には、十二支の守り本尊が並べられており、自分の本尊だけでなく全ての本尊にお参りする信者も見受けられる |
仁王門の天井 宝院 十二支本尊 |
41 | 稲荷山 いなりざん 龍光寺 りゅうこうじ |
十一面観音 | ||
42 | 一?(王へんに果)山 いっかざん 仏木寺 ぶつもくじ |
大日如来 | ||
43 | 源光山 げんこうざん 明石寺 めいせきじ |
千手観音 | ||
44 | 菅生山 すごうざん 大宝寺 だいほうじ |
十一面観音 | ||
45 | 海岸山 かいがんざん 岩屋寺 いわやじ |
不動明王 | ||
46 | 医王山 いおうざん 浄瑠璃寺 じょうるりじ |
薬師如来 | ||
47 | 熊野山 くまのざん 八坂寺 やさかじ |
阿弥陀如来 | ||
48 | 清滝山 せいりゅうざん 西林寺 さいりんじ |
十一面観音 | ||
49 | 西林山 さいりんざん 浄土寺 じょうどじ |
釈迦如来 | ||
50 | 東山 ひがしざん 繁多寺 はんたじ |
薬師如来 | ||
51 | 熊野山 くまのざん 石手寺 いしてじ |
薬師如来 | 四国遍路の始祖とされる衛門三郎ゆかりの寺。国宝の仁王門をはじめ、国の重要文化財である本堂や三重塔、護摩堂、鐘桜などが見どころ。 | |
52 | 瀧雲山 りゅううんざん 大山寺 たいさんじ |
十一面観音 | ||
53 | 須賀山 すがざん 円明寺 えんみょうじ |
阿弥陀如来 | ||
54 | 近見山 ちかみざん 延命寺 えんめいじ |
不動明王 | ||
55 | 別宮山 べっくさん 南光坊 なんこうぼう |
大通智勝如来 | ||
56 | 金輪山 きんりんざん 泰山寺 たいさんじ |
地蔵菩薩 | ||
57 | 府頭山 ふとうざん 栄福寺 えいふくじ |
阿弥陀如来 | ||
58 | 作礼山 されいざん 仙遊寺 せんゆうじ |
千手観音 | ||
59 | 金光山 こんこうざん 国分寺 こくぶんじ |
薬師如来 | ||
60 | 石鉄山 いしづちざん 横峰寺 よこみねじ |
大日如来 | ||
61 | 栴檀山 せんだんさん 香園寺 こうおんじ |
大日如来 | ||
62 | 天養山 てんようざん 宝寿寺 ほうじゅじ |
十一面観音 | ||
63 | 密教山 みっきょうざん 吉祥寺 きちじょうじ |
毘沙門天 | ||
64 | 石鉄山 いしづちさん 前神寺 まえがみじ |
阿弥陀如来 | ||
65 | 由霊山 ゆれいざん 三角寺 さんかくじ |
十一面観音 |
札所 | 寺名 | 本尊 | 特徴 | 見どころ |
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66 | 巨?(亀の異字体)山 きょごうざん 雲辺寺 うんぺんじ |
千手観音 | 香川と徳島の県境にそびえる標高927mの雲辺寺山頂にある。香川県側山麓から山頂へロープウェイが運行。境内からの眺望、初夏の紫陽花が見事。 | |
67 | 小松尾山 こまつおざん 大興寺 だいこうじ |
薬師如来 | ||
68 | 七宝山 しっぽうざん 神恵院 じんねいん |
阿弥陀如来 | 神恵院は、明治の神仏分離で琴弾八幡宮の本地仏を観音寺の西金堂に移して名を改めた寺。 | |
69 | 七宝山 しっぽうざん 観音寺 かんのんじ |
聖観世音菩薩 | 元は琴弾八幡宮の別当所。大同年間に弘法大師が観音寺と改めた。 | |
70 | 七宝山 しっぽうざん 本山寺 もとやまじ |
馬頭観音 | ||
71 | 剣五山 けんござん 弥谷寺 いやだにじ |
千手観音 | ||
72 | 我拝師山 がはいしざん 曼陀羅寺 まんだらじ |
大日如来 | ||
73 | 我拝師山 がはいしざん 出釈迦寺 しゅっしゃかじ |
釈迦如来 | ||
74 | 医王山 いおうざん 甲山寺 こうやまじ |
薬師如来 | ||
75 | 五岳山 ごがくざん 善通寺 ぜんつうじ |
薬師如来 | 空海誕生の地と伝えられ、高野山、東寺とともに大使3大霊場に数えられている。戒壇巡りができる地下道、宝物館、空海の伝説が伝わる大楠もある。 | |
76 | 鶏足山 けいそくざん 金倉寺 こんぞうじ |
薬師如来 | ||
77 | 桑多山 そうたざん 道隆寺 どうりゅうじ |
薬師如来 | ||
78 | 仏光山 ぶっこうざん 郷照寺 ごうしょうじ |
阿弥陀如来 | ||
79 | 金華山 きんかざん 天皇寺 (高照院) てんのうじ こうしょういん |
十一面観音 | ||
80 | 白牛山 はくぎゅうざん 国分寺 こくぶんじ |
十一面千手観音 | ||
81 | 綾松山 りょうしょうざん 白峯寺 しろみねじ |
千手千眼観自在菩薩 | ||
82 | 青峰山 あおみねざん 根香寺 ねごろじ |
千手観音 | ||
83 | 神毫山 しんごうざん 一宮寺 いちのみやじ |
聖観世音菩薩 | ||
84 | 南面山千光院 なんめんざんせんこういん 屋島寺 やしまじ |
十一面千手観音 | ||
85 | 五剣山 ごけんざん 八栗寺 やくりじ |
聖観世音菩薩 | ||
86 | 補陀落山 ふだらくさん 志度寺 しどじ |
十一面観音 | ||
87 | 補陀落山 ふだらくざん 長尾寺 ながおじ |
聖観世音菩薩 | ||
88 | 医王山 いおうざん 大窪寺 おおくぼじ |
薬師如来 |