Angel‘s Squaer LOVE STORY 〜大地〜 [3]
遠い場所にある惑星で、一人の少女が夢を見ていた。
目が覚めると、数人の男性が少女のもとに訪れていた。
彼らは神々の眷族であると名乗り、少女を迎えにきたと言った。
少女は静かに運命を受け入れた。
そして、引き継ぎを終えて、前地の守護聖となったルヴァは一人で
故郷の砂の惑星に戻ってきていた。
ルヴァは、砂金の入った皮袋を大事そうに抱えて、
子供の頃・・・この地では気の遠くなるほどの昔・・・・よく遊びにいった古代の遺跡に立ち、
広大な砂漠を見つめる。風が心地よく吹いていた。
・・・・・・アンジェリークが、女王のサクリアの喪失感を訴えたあの日、
ルヴァは彼女に言ったのだ。
「私と、一緒に故郷の惑星に行ってくれませんか」
守護聖と女王の交代がそれぞれ済んだら、二人で・・・。
彼女は淋しそうに微笑しただけだったが、ルヴァは必ずそうするつもりだった。
でも・・・
次代の女王となる少女を目覚めさせるため、最後の力を使いきったアンジェリークの実体さえ、無に帰してしまった。
ただ、彼女は新しい地の守護聖にひとつの願いごとをしていた。
力を放出するときに、自分の体を、大地に還して欲しいと。
まばゆい光が消滅したあと、彼女が横たえていたベッドには金色の砂が
ひとつかみ残されていた・・・・・・。
ルヴァはゆっくり砂金の入った袋の紐をほどき、風に流されるままに砂をこぼした。
風は金色の砂をはらんで大きく舞い上がり、きらきらと輝く。
ルヴァは両手をいっぱいに広げて、その風を抱きしめた。
さらわれた砂は天高く舞い、また、風と共に同じ場所に戻ってくるだろう。
<・・・・そのとき、私は再び、貴女を抱きしめるでしょう。
これからは、ずっと一緒ですよ、アンジェリーク・・・>
砂漠に風紋ができ、次々とその文様を変化させていく。
ルヴァはそれを見つめながら、また歩き始めた。
Fin
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みみこさんのコメントです。
このお話は地様が砂漠に帰るラストだけ真っ先に想像して、そこから金アンとのお話しようと
思いました〜。ごめんよー金アン。リモージュ大好きなのに痛い目にあわせてからに。
実は後日談もあったりして。
それから、映画「マディソン群の橋」の中で、散骨するとき画面がスローになって、ゆっくり風に
舞っていく様子がなんか印象に残っていたのでそういうイメージもあったかも・・・。
守護聖全員それぞれの10年後と、新しい守護聖と女王を気遣うところや、ジュリアス、ルヴァ
との会話も入れたかったのですが、膨大な量になってしまうのでやめちゃいました。
10年後、というのはだいたいそのくらい後のお子様トリオが観たいなぁと思っているので
なんとなく・・。年取っても他の守護聖様もきっと素敵なおじさまになるんだろうなぁ、と。
全員分のらぶらぶが書けたらいいなー(夢)♪
拙い文章ですが、読んでいただけたら嬉しいです。
―― みみこ ――
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| とても切ないお話で、胸がしめつけられる思いがしました。最後は大地の砂となって、地に放たれた女王の魂。いつかルヴァ様とひとつになれる日がくるといいですね。その日を願って止みません・・・。もしお時間があれば、その後の聖地の様子、女王アンジェとルヴァの恋物語を拝見したいな〜等と思いをはせながら、素敵な創作を提供下さった「みみこ様」に、心からの御礼を申し上げます♪ありがとうございました!!マディソン郡のラストは感動的でしたよねっ。あのシーン好きです♪この作品と同様に☆ |