トランクユーティリティーの向上

2005年9月25日作成、2006年1月28日更新、2006年6月11日更新

NCのトランクルーム。
スペアタイヤが無くなったぶんNBよりも容量が増えた。
しかし、ボディー剛性向上?の為に開口部が狭くなったり、質感向上の為、トリムが全てプラスチックパーツで覆われたりと
NA、NBで確保されていた、ちょっとした小物(車載工具であったり、バッテリーケーブルや牽引ロープなどを収納しておくスペースが無くなった。

何より困ったのが、車載工具の置き場である。
パンク修理キットは、ちゃんと固定用のバンドが装備されているので問題ないが、車載工具は袋に入った状態でトランクに放置されている。
ジャッキの収納スペースの空間に放り込もうと思ったが、車体後方はテールランプユニットがむき出し状態なので、破損する恐れもある。
仕方が無いので、パンク修理キットとトリムの間に挟み込んでとりあえず固定した。

一番収納として有効活用できそうなのが、トランクルーム中央のくぼみである。
ディーラーオプションのトランクマットは、このくぼみの部分に板が装備されており、フラットに使えるようになりかつ収納空間になるらしい。

手っ取り早く収納スペースを確保するには、このくぼみのサイズにあったケース類をセットするのが一番だろう。
ということで、まずはサイズを測定してみた。
測定は、一番小さなスペースの長さを測定した。
実際には、底よりも上面の方が少し広がっていたり、トランクのラッチ部分のトリムパーツの薄くなっている部分で余裕があったりする。

深さ
330mm 550mm 100mm

※メジャーにて計測

で、これに合うサイズのケース類があるかという問題である。
2分割、3分割でもうまい具合にこれが入るケースをこれから捜索するのである。
捜索に当たって、何を収納するのか?を明確にしておく必要がある。
くまがトランクルームに収納しようと考えている物を下記に示す。

長さ 厚み 車載




三角表示板
車載工具袋
取説類
ブースターケーブル
牽引ロープ
軍手
ガラスクリーナー缶
雑巾少々




クロスレンチ スパーダクロスレンチ購入収納
トルクレンチ
油圧パンタジャッキ
タイヤチェーン
スロープ
サーキットテスター
テンパータイヤ トランクルームに車載可(FD用)

実際の寸法を計測する前に行きつけのホームセンターで蓋つきのプラスチックケースを物色してみたが、意外と高さがある。
小型のケースが幾つか有ったのだが 295×450×160 mm と意外と高さがある。
蓋を使った場合の内寸100mmを確保する為らしい。

その1 タッシュケースで試す

ということで手元に、それくらいの高さの収納グッズが無いか見回してみたところ。
アイリスオーヤマ製(?だったかな)の アルミアタッシュケースが有った。
これは、走行会などでの軽整備用に、ブレーキクリーナーやコンビレンチ、ビニテ、エアゲージ、フックレンチ、ウォーターポンププライヤーなどを入れていたケースである。

早速トランクルームに置いてみる。

アタッシュのサイズが、実測でおおよそ 280×410×100
高さはほぼOKだが、上面での隙間が縦方向で60mm横方向で260mmほど有った。 

今後、オプションのトランクマットの情報や、市販で使えそうなケース類を逐次チェックしていく予定。

その2 トランクマットを試す。

ということで、DHTその他パーツ発注の際に一緒に頼んでしまいました。
トランクマットって言うくらいなので、トランクルームに敷いたらおしまい。って思っていたら。。。
内装への穴あけ、切り取り加工が必要と判りしばらく部屋の片隅に転がしてました(笑)

さすがに部屋の片付けもしないとヤバイと、小春日和な週末休みに作業開始。

ラゲージフロアマット:N121-V0-381
必要工具:内装はがし(マイナスドライバー、指・爪でも可能)、メジャー、マジック、2番プラスドライバー、カッターナイフ、3mm、6mm、10mmドリル。
       ドリルに関しては、手持ち+追加購入分の関係で、3mm、6mm、8mm、8mm、9.5mmを使用しました。

まずは、トランク後部の内装パーツを止めているファスナーを8個外します。
※取付説明書には、バッテリーのターミナル外すよう書かれていましたが(コネクタ切り離す為)、面倒だったのでやりませんでした。

左右4個ずつ、計8個ファスナーで止まってます。穴 or 白い丸い部分

軽くボディーから内装部品を剥がして、トランク電磁オープナーON/OFF SW、トランクルームランプに繋がっているコネクタを外す。
※オープナーSWのコネクタ外すと、OFF状態になりますので、間違ってもトランク内にキーを置いたまま閉めないこと。

左のスポンジ巻かれた白いのと、右側の青いコネクタを外す。

この後は内装加工です。
取付説明書に記載されている位置に穴あけ中心点を印して、おもむろにドリルで穴を開ける。

メジャーと赤マジックでマーキング。すでに3mmの穴 手持ちドリルセット 10mm1本より安かったチタンコートドリル19本セット

最初は、3mmの穴をスライドハンドルつきチャックで慎重に穴を開けた。
6mmに刃を交換して、中心からずれないように、穴を拡大した。
8mmの刃は、チャックに挟めないので、軸を素手で持ってさらに穴を拡大した。

以上で手持ちのドリル類は最大径だったので、このまま使えないか試してみた。
取付パーツであるウエルナットの外径がこれでは足りなかった。
やはり10mmが必要なようだ。。。

あきらめて、内装パーツ外したままホームセンターで物色。
欲しいのは、樹脂に穴を開ける10mmの道具。

汎用ドリル刃:1344円
ステップドリル:2000円台
リーマー:2000円台
チタンコートドリルセット:1250円

安物買いの銭失いという言葉もあるし、必要な物だけで国産ノーマルな汎用刃を買おうかと考えていたのですが、使用後の保管方法も考えて、
中国産チタンコートドリルセットを選択。
このドリルセットの次の出番はいつでしょう?

帰宅後、作業の続き。
8mmの刃で切れ味を確認。もともとの手持ちの刃に比べて、喰いつきが良い。しかも少し径が大きいんですけど(泣)
喰いつき良すぎて中心から少しずれた気がする。
ということで、最後の仕上げの径は本来指定の10mmではなくて、現物合わせで9.5mmに変更した。
少し切削跡が荒いような気がする。
やはり、値段なりの差が現れているんだろうなぁ。

穴あけ後は、スペーサーが干渉するリブのカット。

最終仕上げ前 カットするラインをマジックでマーキング。

内装部品に取り付ける、スペーサー。

MDFボード?2枚張り合わせて、塗装してます。 板を受ける部分はフェルト?で痛み&音対策か? 内装部品と合わせてカット部分の微調整

穴にウエルナットを差込み、スペーサーをネジで仮止め。
これで、車に戻って、内装パーツを元に戻します。
内装パーツを組み付けて、スペーサーの位置を決めたら本締め。

本締め後。ゴムが潰れて広がることでワッシャの役目を トランクの水抜き穴は健在でした。

ようやく、ボードを置くことができるようになりました。

ボード裏側、ストッパーゴムのある左が奥になります。 ボードのみ置いた状態。 スペーサーとボード。

パンク修理キットに隠れている謎のフック2個の正体は。。。

なぜこんな所にクリップ状の物があるのか疑問でした 左側は、トランクマットのズレ防止ストラップ固定用

マットを敷きます。毛足の短いフロアマットという感じですね。
NBの時は、ビニール系の素材だった記憶があります。

左側は置いてるだけ 中央はボードにホックで留められてます 右側も置いているだけ

悪くはないけれど、正直フィッティングは不十分な気がしますのでお勧めできるかと聞かれたら微妙ですね。
現物見た上で決めてもらうのが良いでしょうね。
ただ小物隠し+高級感の雰囲気出すには良いかもしれませんね。

中古品が出回りだした時には、内装毎入手しないとすごく手間かもしれません。
特にスペーサーの有無が、耐久性に関わると思われます。
マットだけとか、ボード・マットだけとかで入手し無いように気をつけましょう。

今後は、BOXになった内部の仕切りとか装備品の保管方法を考えていこうと思います。
パンク修理キットもこの中へ入れようかなと考えてます。

2006年6月11日 追記

実はだいぶ前に、パンク修理キット含めて、基本装備品全てがフロアマット下のスペースに仕切り無しで綺麗に納めることが出来ました。
後日、収納状態をご紹介したいと思います。
今後はオプションの収納を考えていこうと思います。

2006年7月2日 追記

トランク収納画像を取り忘れていたのをようやく思い出して撮影しました。
まだ、この収納には納得いかない部分があるのですが、まあ悪くは無いのでもしかするとこのままかも。。

上から時計回りに、
ホームセンターで安売りしていた収納ケース付三角停止表示板
軍手、オートバックスで買った収納ケース入ブースターケーブル、
車載パンク修理キット、ガラスクリーナー、牽引ロープ、車載工具
牽引ロープとガラスクリーナーの上には空間があるので窓拭き用雑巾を数枚。
これでトランクマットを置きます。
半分開けた状態。
普段は、雑巾とガラスクリーナーしか取り出さないので十分でしょう。
完全に閉じた状態。
収納物の高さ的に、これ以上高さのあるものを入れるのは厳しいです。
元々予定していた必須アイテムを全て収納できているのでOKでしょう。